2018年12月27日木曜日

1318.「50代のいま、やっておくべきお金のこと」 中村 芳子

なかなか実用的な本です。

特に、保険、住宅ローン、子供の教育資金については、とっても参考になりました。

一番の資産は、75歳まで働ける仕事だとわかりました。
収入額が多くなくても、生活費を稼ぎ続ける能力は大きな資産です。

それは、貯金を取り崩さないだけではなく、生涯生きがいを持つということで、健康にもつながると思いました。

2018年12月26日水曜日

1317.「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」 樺沢 紫苑

「朝の時間を大切に」
「メールなど考えない仕事は午後」
「ToDoリストに何でも書く」
「運動する」
といった他の本でも紹介されている内容(実際に巻末に参考図書リストがあります)を著者なりに少し味付けしています。

いい話ですがどこかで聞いたことがある内容で、真新しさはありません。

タイトルがちょっと大袈裟かな・・・

2018年12月19日水曜日

1316.「永遠に残るは(上): ―クリフトン年代記 第7部」 ジェフリー アーチャー

いよいよ最終章。

ハリーは女王陛下から爵位を授かるという名誉を受ける。

エマは家業であったバリントン海運をついに売却し、病院の理事長も退任したものの、サッチャー政権で保険副大臣に任命される。

クリフトン家に平和な時が訪れるが、好事魔多し。

順調に育っていると思われたジェシカが思春期を迎えて好奇心を押さえきれず・・・

2018年12月18日火曜日

1315.「安倍晋三の真実」谷口 智彦

安倍総理のスピーチライターである著者が安倍総理の人柄や人間関係を紹介しています。

かなり身贔屓な評価や著者の強い思い入れで多分に主観が含まれています。

それを差し引いたとしても安倍総理の人の良さや人間関係を大切にしている姿勢は伝わりました。

本書で評価されている安倍総理の業績は主に外交と国防です。これについては同意できます。

一方で、国内経済や社会保障については、農協解体、消費税率引き上げ、入管難民法改正、水道民営化など同意できない点も多いです。

とはいえ、これより良い政策を実行できる政治家が他に思い当たらないのが実情です。

2018年12月17日月曜日

1314.「自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング」 アラン・ピーズ、 バーバラ・ピーズ

現代版「思考は現実化する」というべき本です。

自分の希望を紙に書いて毎日読むと、なぜ希望が現実化するするのかを明確に説明しています。

リストは、A、B、Cの3種類作ります。
A:今の自分にとってもっとも大事だと思えること
B:今の自分にとって大事だが、決断前にもう少し考える時間が欲しいもの
C:挑戦してみたいがまだわからない、できたら達成したいこと

Aリストは期限を設けて、毎日読みます。そうすると自然とそれに関する情報が集まってくるそうです。

著者自身が破産してから復活するまでの実体験に基づいており、その体験談が最も面白く最も為になりました。

2018年12月12日水曜日

1313.「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」 西原 理恵子

「幸せは自分で取りに行ってください。」という言葉が著者が一番言いたかったメッセージではないかと思いました。

そのために大事なのは、「自分の幸せを人任せにしないこと」。

そのために、「ちゃんと自分で稼げるようになること」。

具体的には、食いっぱぐれないために、最低限の学歴を確保する。

できれば、資格もとってスキルアップしておく。

可愛さを追っていい男をつかまえても、その男が一生あてになるか分からない。

従順な嫁を演じても、使い勝手の良い女中になるだけ。

そうならないためには、自分で稼ぐ手段を持つことという考え方は、非常に力強く、実践的な方法論だと思いました。

2018年12月11日火曜日

1312.「にぎやかだけど、たったひとりで 人生が変わる、大富豪の33の教え」 丸尾 孝俊、 吉本 ばなな

兄貴こと 丸尾 孝俊さんと吉本ばななさんの組合せはとても意外でした。

出版のために編集者がセッティングしたのかと思いましたがそうではなく、兄貴の本を読んだばななさんが兄貴のメルマガ会員になったことから、交流が始まったとのことです。

人気作家でも悩みはあるのだなと、当然のことですが改めて気づきました。

そして、その悩みに答えてばななさんからも信頼されるようになった兄貴は、これまで紹介のされかたが派手でしたが、考え方には嘘がないのだなと思いました。

兄貴は単なる商売上手な人ではなく、人間の機微や人生での成功法則に気づいた人なのでしょう。その人柄に興味を持ちました。

2018年12月10日月曜日

1311.「心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」」 枡野 俊明

心穏やかに過ごせそうな習慣が沢山紹介されています。

書かれている内容は、誰でもやろうとすればできることです。

ただ、これが出来ないのは自分の心の中に抵抗感があるからだと思います。

その心の中の抵抗感が自分の平穏さを妨げているのかも知れません。

考えを変えてこの習慣を受け入れるか、無理やりこれらの習慣を実行することで考えが変わるのを待つのかだと思いました。

2018年12月7日金曜日

1310.「アメリカの本気を見誤り、中国を「地獄」へ導く習近平の狂気」 石平

中国は、経済も治安も致命的に悪化しているようです。

それを武力統制と情報管理で隠してきましたが、米国の経済制裁でいよいよ最終局面まで追い込まれそうです。

この先向かうところは、人民からの搾取、外国企業の没収、他国への侵略とこれまでの歴史を繰り返します。

その局面で人民の暴動が起こり政権が倒されることすら有りえます。

最早、この経済破綻を挽回できる手立てはなく、後はいつバブルが崩壊するか、時間の問題のように思えました。

2018年12月5日水曜日

1309.「政治学者が実践する 流されない読書」 岩田 温

本の読み方や読むべき本を紹介することにより、周囲に氾濫する情報に流されないようになりましょうというのが、テーマだと思いました。

ただ、実際には、本を読むとこういう良い点がありますという読書のすすめに終止してしまっているように感じました。

思考の幅を広げたり、物の見方を多面化したりすることが目的のためか、紹介している本も、哲学書や文芸書が中心で、ビジネス書や実務書はありません。

こういう読書のやり方は、学生や学者といった学習する時間が沢山あり、学習することが目的である人には向いているのかもしれません。

社会人もこうゆう読み方が出来ればよいのですが、実務的な学習の方が優先順位が高く、こういう学習をするには時期を逸しているかな・・・

2018年12月3日月曜日

1308.「一等兵戦死」 松村 益二

昭和13年に刊行されたものの、GHQによって焚書にされた名著の復刻版です。

著者は、新聞記者でしたが支那事変に応召されて戦地へ赴きました。戦地で実際に体験したことを生々しくも時にユーモアを交えて描いています。

死体が浮かぶクリークから汲んだドブ水は沸かしてもとてもまずく、その水で炊いたご飯は臭くて食べられません。慢性的に下痢をしながらも、体調不良を口にせず戦場へ向かいます。あちこちに死体が散乱し、それを跨ぎながら行軍していきます。

支那兵は狡猾かつ残忍で、同じ民族の妊婦ですら陵辱して、手足を縛り、体を切り刻んで殺害して、全裸のまま放置します。戦時中に日本兵が日本人を惨殺して金や物を奪って逃げたという話を聞いたことがないのと対象的です。

頼りになるのは、食料を分け合い、互いの命を守りあった戦友のみです。しかし、その戦友の命も突然に奪われていきます。

本書を読むと日本人の義侠心の厚さと、日本という国の清潔さや美しさがよく分かります。

その日本国と日本人を守るために自らの命を犠牲にしていった兵士たちを侵略者だったように教えられ、その魂が眠る靖国神社を総理大臣が参拝できない現状を残念に思いました。

2018年11月30日金曜日

1307.「ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣」 堀 正岳

ライフハックは、作業を効率化する仕事術です。

本書は、ToDoリストの書き方から人生をゆるやかに変える方法まで250のテクニックが紹介されています。

難しい内容ではなく、細かいけれど少しだけ近道できる方法です。

これらをしつこく習慣化することで少しずつの近道が大きな手間や時間の削減につながります。

どんどん取り入れて、自分の人生をハックしていきたいものです。


2018年11月29日木曜日

1306.「機は熟せり(下): クリフトン年代記 第6部」 ジェフリー・アーチャー

メラー、スローン、ヴァージニアはファージング銀行とコーフマン銀行の合併を妨害すべく、卑劣な策を弄します。

セバスチャンとサマンサを結婚させようと、二人の娘のジェシカは、大忙し。

そんな折、ハリーがシベリアの監獄から解放しようとしていたババコフがノーベル文学賞を受賞しますが・・・

最終部に向け、中盤に巻かれた事件も収束していき小気味がよいです。

しかし、この物語の始まりとなったハリーの父が閉じ込められた船が廃船となり解体されます。果たして本当に船の中に閉じ込められて死亡したのか・・・

最終部の波乱の幕開けとなりそうです。

2018年11月28日水曜日

1305.「カンボジア・ベトナム・ラオス 長距離バスでめぐる世界遺産の旅」 江濱丈裕

カンボジア・ベトナム・ラオスの3カ国とも、これまでほとんど興味がない国でした。

本書を読んで、自然の美しさや遺跡の雄大さを知り、とても惹かれました。

文化的建造物はヨーロッパが中心だと思っていましたが、東南アジアの遺跡群もそれに劣らず素晴らしいです。

特に、ハロン湾とアンコールワットには是非行ってみたいと思いました。

2018年11月27日火曜日

1304.「図解ビジネスモデル・ジェネレーション ワークショップ」 今津 美樹

ビジネスモデルジェネレーションは、ビジネスモデルを一枚のシートにまとめるメソッド。

完成したシートは分かりやすいのですが、いざ自分で作ろうとすると中々難しいです。

本書はそのビジネスモデルジェネレーションを噛み砕いて実際に作成できるようにするよう、段階を追って解説してくれます。

9つのセルを埋めるのは大変かなと思いました。
しかし、ビジネスモデルを策定する際に苦戦する「経営理念」と「収支計算」を書く必要がなく、事業構造のみに特化しているので書きやすかったです。

2018年11月26日月曜日

1303.「年収1億円の人は、なぜケータイに出ないのか?」 水野俊哉

年収300万円、1000万円、1億円の人に分けて、それぞれの習慣を分類しています。

その習慣を持っていたから年収1億円になったのか、年収1億円だからそういう行動習慣になって行ったのか。

読み物として面白かったですが、その習慣と年収の因果関係は分かりませんでした。

そのため、本書で書かれている習慣を真似したからといって、年収1億円になれるようには思えませんでした。

2018年11月21日水曜日

1302.「世界の混沌を歩く ダークツーリスト」 丸山 ゴンザレス

著者が実際に訪れた世界各国の危険地帯をレポートしています。

ジャマイカはかなりヤバイと感じていましたが、滞在したことあるメキシコも昔とかわらずヤバイままだったことに驚きました。

多数の難民が押し寄せるギリシアの現地人達の無関心さは意外です。

ルーマニア、ラスベガス、ニューヨークの地下下水道などに暮らす人々がいることは衝撃でした。

海外で危険なことに会ったことはありませんが、一歩危険地帯に迷い込んでしまうと、何が起こるかわからないことが実感できました。

2018年11月20日火曜日

1301.「なぜ、優秀な人ほど成長が止まるのか ― 何歳からでも人生を拓く7つの技法」 田坂 広志

著者の実体験よれば、高学歴の人ほど仕事では成果を出せません。

それは、「学歴の優秀さ」と「職業的優秀さ」が異なっているからだそうです。

本書では、「学歴の壁」他、優秀な人がつまずく7つの壁を解決し、その解決技法も教えてくれます。

それぞれの壁が成果を阻む理由はとても説得力があり、その通りと思いました。

解決技法も有効思えるので、仕事での成功を望む人にはうってつけの本です。

2018年11月16日金曜日

1300.「機は熟せり(上): クリフトン年代記 第6部」 ジェフリーアーチャー

いよいよエマとレディーバージニアとの名誉毀損の裁判が結審を迎えます。果たして勝者はどちらか。

そして、ハリーの米国での出版社の合併問題、ジャイルズの東ドイツからのカレン救出作戦などが徐々に片付いていきます。

シリーズ前半からの登場人物が舞台を去る一方、シリーズの終盤に向けた新たな問題の種も巻かれていきます。

次巻も楽しみです。

2018年11月15日木曜日

映画64.「ザ・シューター/極大射程 」


スワガーは、アフリカのエリトリア領内で狙撃手として米軍部隊の移動を警備していました。

部隊は突然敵兵に襲撃され、観測手は死亡し、スワガーは一人戦場に置き去りにされます。

何とか脱出に成功したスワガーは、政府に不信感を抱き、除隊し、米国の山中で隠遁生活を送ります。

そんなスワガーに政府が接触し、大統領暗殺計画の阻止に協力を求めます。愛国心から引き受けたスワガーでしたが、それは巧妙な罠でした。

巨大な敵を相手に自らの知識、経験、技能でゲリラ戦を仕掛けていくスワガー。その戦い方がスリリングでドキドキしました。

2018年11月14日水曜日

1299.「はじめての人のための3000円投資生活」 横山光昭

ほとんど資産がない人に、まず3,000円からの投資を薦める本です。

ずっと3,000円ということではなく、やっていくうちに投資の楽しさを知り、自然と投資金額も増えるようです。

ただ、投資先は個別株ではありません。個別株で利益を上げるには勉強も必要になり、それでも利益を上げ続けることが難しいからです。

また、値動きが気になって一日何度も株価を確認するようになり、次第に仕事が手につかなくなってしまいます。

本誌で勧めているのは、インデックスファンドを毎月3,000円、自動的に購入することです。あまり利益は増えませんが、手間もかからず金額も少ないので、心理的負担となりません。

大きく儲けようとせず、長期に少しずつ利益を得ていくというやり方は、投資を始める人にはピッタリです。

映画63.「ボヘミアン・ラプソディ」


いやぁ~。とにかく面白かった。

ペルシャ系インド人でゾロアスター教徒の家庭に生まれ、ロンドンの飛行場で働いていたファルーク・バルサラ。

生涯の仲間と出会い、バンド名をクィーンと変え、自分の名前もフレディ・マーキュリーと変える。

フレディの才能の奔流と人間関係の挫折を描いたサクセスストーリー。

最後のライブ・エイドのパフォーマンスは圧巻でした。

2018年11月13日火曜日

1298.「 「答え方」が人生を変える あらゆる成功を決めるのは「質問力」より「応答力」」 ウィリアム・A・ヴァンス、 神田房枝

最近「質問」が注目されていますが、本書は「質問」よりも「答え」の方が重要だとしています。

「質問」は、単にトピックスを提供するだけなので、「答え」によって論点を決定し、その後の行動や思考を形成していくからです。

その一方で、日本人は「質問に対して簡潔に回答すべきだ」と考えているので、会話が弾まないし、相手に影響を及ぼせないそうです。

「質問に対して簡潔に回答すべきだ」という思考傾向は、自分自身確かにあります。そのため、外国人から意見がないのかと見られているかもしれないと感じました。

この解決方法として、質問に対する直接の回答に加え、自分の意見にリープさせる方法を教えてくれます。実行するのは難しそうですが、自分なりの方法を見つけたいと思いました。

2018年11月12日月曜日

1297.「絶対大金持ちになる 死ぬまで働かされる人生からの脱出法」 菅下 清廣

内容は結局、株式投資のすすめでした。

著者は、日本が拝金主義だと批判していますが、その一方で、拝金主義の権化たるメリルリンチを礼賛しているのには笑ってしまいました。

本書から著者がお金持ちであるように感じられますが、それがこの本に書かれている内容を実践したからかどうかは分かりませんでした。

2018年11月9日金曜日

1296.「定年まで待つな! 一生稼げる逆転のキャリア戦略」 成毛 眞

中高年のキャリアプランについて書かれた本です。

日本経済と中国経済の展望については、同意できませんが、個人のキャリア形成については、なるほどと思う点が多かったです。

国内MBA、ビジネスセミナー、オンラインサロン、士業などは無意味だと一刀両断です。

そんなことにお金と時間を使うなら、外国に一週間程度滞在したほうが有益だと言います。一理あると思いました。

ただ、過去の著作の焼き直しかな・・・

2018年11月8日木曜日

1295.「斎藤一人 俺の人生」 斎藤 一人

著者の話は一貫しているので、本書の内容も過去に読んだ内容と重なっていますが、それでも面白いです。

ただ、「ありがとうって100回言いな」といったアドバイスを実は著者自身はやっていなかったというのには、驚きました。

それらの方法は、「ありがとう」と言えない人に対するアドバイスだから、元々言えている著者には必要がないということでした。

それはそうだなと納得しました。

2018年11月1日木曜日

1294.「英語の品格」 ロッシェル カップ、 大野 和基

英語である程度会話できる中級者向けの本です。

特定の単語を使って英語で会話できているが、自分が話す英語が通じるだけではなく、相手に一目置かれる様になるのが目的です。

例文が豊富でその全てを使うことは難しいですが、気に入ったフレーズを使うだけでも会話がブラッシュアップされると思います。

映画で英会話の練習をすることがよく推奨されますが、著者は手放しでは勧めていません。それは、スラングやカジュアルなセリフが多く、実際に真似をすると失礼にあたってしまうからです。

本書の中では、立食パーティーの英語が一番役に立ちました。

2018年10月31日水曜日

1293.「できる人の共通点」 陰山孔貴

著者がインタビューしてきたできる人達に共通する点を7つにまとめて、解説しています。

特に納得した共通点は、「独自の『ルール』を決め、習慣化している」と、「明確な判断基準を持ち、不必要なことはやらない」でした。

独自のルールの例として、「二次会には行かない」というものがあり、これは私も自分のルールにしているので、その有効性が実感できました。

色々と示唆に富んだ、為になる本です。

2018年10月30日火曜日

1292.「仕事のスピードを上げながら質を高める 最強のライフハック」 小山 龍介

なかなか使えそうなノウハウが満載でした。

考え込まずにとにかく取り掛かり、設定時間になったら途中でも止める。

情報はデータ化し、1箇所にまとめ、クラウドに保存する。

テンプレートやフレームを使って、短時間で高いレベルのアウトプットをする。

他にも真似したいノウハウがあり、試してみたいと思います。

2018年10月25日木曜日

1291.「剣より強し(下): クリフトン年代記 第5部」ジェフリー・アーチャー

スローンによるファーガソン銀行乗っ取り
メラーによるバリントン海運からのエマの追放
ヴァージニアによるエマへの訴訟
が一つの全体計画としてクリフトン家を追い詰めます。

一方、ハリーはスターリンの実態を暴いた本の残された一冊を求めてソ連へ。

次々と危機が訪れ、翻弄されるハリー達。

果たしてこの難関を乗り越えることができるでしょうか。

2018年10月24日水曜日

1290.「「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く」 小阪 裕司

購買行動をいかにおこさせるかがテーマの本です。

ですが、その答えや簡単なノウハウは書かれていません。

様々な事例で分かりやすく解説してあります。しかし、その方法はそれぞれ異なります。

結局は、現場で考えることですが、その考える総量が売上の差になります。

2018年10月23日火曜日

1289.「すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、〈三人称〉で考える。」 石原 明

人称という、英語の授業で習った基本的な考えをビジネスに応用しています。

一人称だと顧客に嫌われ、二人称だと相手のいいなりになってしまいます。少し引いた三人称の視点を確保しましょうという内容です。

面白い発想で獲得できればとても有効だと思います。

ただ、その獲得方法がノウハウというより意識の持ちように近いため、再現するのが難しそうです。

2018年10月22日月曜日

1288.「成功を決めるのは才能よりも運」 野呂 エイシロウ

自説に引き込むために、偉人の行動を曲解した部分もありますが読み物として面白かったです。
いいなと思ったアイデアは次のとおり。
・やらないことリストを持って歩く
・捨てるものをなくす
・毎日貯金残高を見る
・悩むなら仕事をする
・ためらわずに質問する


自分の生き方を少し変える参考になりそうです。

2018年10月19日金曜日

1287.「米中貿易戦争で始まった中国の破滅: 世界各国の取材で見えた実相」 宮崎 正弘

中国の軍事力は、分野によっては世界トップレベル。これは、無尽蔵の予算と技術の盗用によって成し遂げられました。

国内の人民に対する監視体制も世界トップレベルです。オーソン・ウェルズの「1984」を超えた監視体制です。もはや監獄です。

一方で、経済は張子の虎であり、巨額の不良債権を国家を挙げて隠しています。隠しきれなくなったときリーマン・ショックの数倍規模の破綻が訪れるかもしれません。

そうなったとき、有り余った武器を使っても反撃できない国はどこか、大量の失業者が目指すのは近隣の移民大歓迎国ではないかと、不安は尽きません。

2018年10月15日月曜日

1286.「国境ある経済の復活: 世界貿易戦争で敗北する中国とドイツ」 藤井 厳喜

トランプ政権は、冷静かつ計画的に外交を行っていることを知りました。

中国は高関税をかけられた結果、輸出が激減し、ドルを入手できません。そうなるとドルを基盤に発行していた人民元が発行できなくなり、軍事拡張、一帯一路という新植民地戦略、企業買収による知的財産の獲得も止まります。もう打つ手がなさそうです。

韓国は北朝鮮に吸収されそうです。貧しい独裁国(主体思想)が豊かな民主主義国(事大主義)を吸収し、7500万人の貧しい反日核保有国が出現するかもしれません。日本の防衛戦は38度線から南下し、対馬まで下がり、核兵器に直面することになります。

その時、日本は、自由主義を語るグローバリズムに喰い物にされ続けるのでしょうか。日本は、経済破綻を領土侵略で補おうとする国と、国内問題の原因を日本にすり替える不安定な半島国家に対峙し、拉致、移民、国土侵略、社会制度介入などからしっかりと自国を守れる国境ある国になるべきと思いました。

2018年10月12日金曜日

1285.「剣より強し(上): クリフトン年代記 第5部」 ジェフリーアーチャー

この巻も事件が盛り沢山です。

IRAによる豪華客船バッキンガム爆破計画
スローンによる土地のインサイダー取引
英国内閣府によるロシア人スパイ捕獲計画
ジャイルズへのハニートラップ

全く飽きさせることなく一気に読ませます。

ハリーの誕生から始まったこのシリーズも第五部。すでにハリーは50歳を超えました。

中高年になった主要登場人物たちの浮き沈みも面白いです。

2018年10月11日木曜日

1284.「彼女は頭が悪いから」 姫野カオルコ

2016年に起きた東大生5人による集団強制わいせつ事件をもとに書かれた小説です。

全473ページ。被害者女性とその元彼の子供の頃から書き起こしているため、200ページ位までは余分な話が多く、疲れます。

事件は第4章から起こりますがそこまで辛抱して読み進めると、それぞれの心情などが分かってきます。

全ての東大生がこういう感性を持っているとは思いませんが、東大を目標にして育ち、それを手にした時、強い自己顕示と東大生以外を見下す思考になってしまうのでしょうか。

彼氏がいない女子大生はそのことに引け目を感じ、彼氏を作ることにあせり、東大生というブランドに目が眩んでしまい、非人道的な要求も断れなくなってしまうのでしょうか。

示談の条件は、東大の自主退学でしたが、被害者は東大というブランドで暴虐を尽くされたことが許せず、その条件を拒んだ加害者は東大が最高にして唯一無二のアイデンティティだったのかもしれません。


2018年10月10日水曜日

映画62.アオハライド

いい話なんですが、主演の二人の年齢が・・・

本田翼は当時、22歳。東出昌大は26歳。

この二人が高校生を演じるのは、かなり違和感があって最後まで映画に入り込めませんでした。

ただ、ストーリーはかなりいい。長崎の教会で洸が亡くなった母親の祈りを読むシーンや、双葉が洸の転校先の学校で洸が机に彫った文字を見るシーンなどは、ウルッとしてしまいました。

2018年10月9日火曜日

1283.「人生やらなくていいリスト」 四角 大輔

タイトルから、やらなくていいリストについてのノウハウ本かと思いましたが違ってました。

著者が冴えない営業職からヒット曲を連発するプロデューサーになるまでの体験談、人生訓が書かれています。

弱みは放置し、強みを伸ばすことがアーティストを育てる鍵であり、著者の成功の秘訣のようです。

そのためには、高いお金を払ってセミナーなどに行く必要はなく、自分の身の回りの人に、年齢や職業を気にせず教わることです。

2018年10月5日金曜日

1282.「日本人として知っておきたい世界史の教訓」 中西 輝政

詳細な世界史の話はあまりありません。

世界史を大づかみし、先進国がどのように行動して来たかという観点から、各国の行動が語られています。

説明が少し饒舌かな・・・



2018年10月4日木曜日

1281.「「素直さ」こそ最強の武器である」 斎藤一人

本書の「素直さ」は、他人に対してではなく、自分自身のやりたいことに対しての素直さです。

他人に対して素直になると人の言いなり。自分に対して素直になると、失敗することがあるけれど、それは学びの場です。

そう考えると、もっと気軽に生きれそうです。

2018年10月3日水曜日

1280.「ここは、おしまいの地」 こだま

『夫のちんぽが入らない』の著者のエッセイ集です。

子供の頃から、悲惨な体験の連続。よくもこんなに子供の頃の話を覚えているなと感心しました。

家族も個性的すぎて、こんな父親や母親がいるのかと大変驚きました。

僻地の生活が意外でとても面白かったです。

2018年10月2日火曜日

1279.「追風に帆を上げよ(下): クリフトン年代記 第4部」 ジェフリー アーチャー

ドン・ペドロは、ジェシカの命を奪った後も、執拗にバリントン海運をつけ狙います。

下巻は、ドン・ペドロによるバリントン海運の倒産計画。

巧妙に仕掛けられ、かつ周到に遂行される陰謀をエマは防ぐことができるのか・・・

刻々と移り変わる状況に次の展開から目が離せません。

2018年10月1日月曜日

1278.「乗り越えられない壁はない 24席で月商1800万円売り上げる席数売上日本一の店の秘密」 田中 寿幸

著者は、大阪で「鉄板神社」というお店を経営しています。

本店は24店で年間売上1800万円だそうです。

25歳の時、地元の福井県から大阪へ出てきて一年間鉄板串焼屋で働いた後、次に働いた店を引き継いで独立しました。ほとんど店舗経営の知識もないながらも、試行錯誤しながら売上を伸ばしました。

先入観がなかったため、よいと思ったことはとにかくやってみて体験から学ぶ。そして、成功するまで続ける。その執念は成功するという強い信念によって生み出されたものと思いました。

2018年9月28日金曜日

1277.「幸せの順番」 鳥飼重和

著者が体得した人生哲学です。

著者は、幸せには順番があると考えています。それは、Take and Giveではなく、Give and Takeであるということ。

まずは、先に人に施す、持っているものを捨てる、法律を遵守するということだと思います。

黄金律との言えます。味わい深い本です。

2018年9月27日木曜日

映画61.「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」

サッチャーが首相に登りつめ、炭鉱閉鎖、増税、財政削減などで経済を立て直し、フォークランド紛争で英国の権益と権威を守るまでの栄光が描かれます。

そして、その後傲慢になり首相の座を終われていきます。

よく知られている政治家としての偉業と、あまり知られていない夫や子供が払った犠牲も初めて知りました。

メリル・ストリープは、顔の造りなど、サッチャーにあまり似ていませんが、雰囲気をよくつかみ好演しています。

2018年9月26日水曜日

1276.「1ミリの後悔もない、はずがない」 一木 けい

40歳近くになった登場人物たちが、自分の中学時代を思い出して語られる物語です。

中学時代の甘酸っぱい思い出と、それから20年以上経った現実とのつながりに少し痛みを感じながらも、暖かみを感じさせます。

生々しい性欲も描かれていますがそこで終わらず、人間の愛情を感じさせてくれます。

2018年9月25日火曜日

映画60.白雪姫と鏡の女王 スタンダード・エディション

登場人物はお馴染みの白雪姫と同じですが、設定とストーリーをかなり変えてあります。

しかも、白雪姫も女王にやられっぱなしではなく、アクションもするところが斬新です。

結末はわかっていますが、そこにどう繋げていくか楽しめる作品です。


2018年9月21日金曜日

1275.「「嘘の新聞」と「煽るテレビ」」 和田 政宗

NHKやNEWS23の偏向ぶりも書かれていますが、主に朝日新聞と報道ステーションの捏造ぶりがあばかれています。

特に朝日新聞の慰安婦、吉田所長証言、モリカケ問題の捏造ぶりはひどいです。
これらすべてが、朝日新聞のでっち上げだったと証明されています。

モリカケ問題への安倍首相の関与は全く証拠がないにも関わらず、印象操作を続け、鵜呑みにした人達に「なにかあったに違いない」と信じ続けさせています。

安倍内閣の消費税増税容認(決議したのは野田内閣ですが)、韓国との慰安婦合意、移民増加政策など、賛成できない政策も多いです。

それでも、安倍内閣になって、野田内閣時代よりも求人倍率が上がり自殺者数も減っているのは事実です。大手マスコミは安倍首相退陣を目論んでいるようですが、将来のことなど何も考えない倒幕運動に感じました。

2018年9月20日木曜日

映画59.マシンガン・プリーチャー

サムは麻薬の売人で、やっと刑務所から出所します。しかし、その性根は全く直っていません。

また事件を起こしたサムは、怯えて教会で洗礼を受けます。教会で聞いたスーダン内戦の惨状を聞いて興味本位でスーダンへ行ったところ、子どもたちへの虐待を知り、スーダンに教会を作ることを決意します。

しかし、LRA(神の抵抗軍)から標的とされたサムは、自ら銃を手にして戦ううちに、神を信じる気持ちが変容していき・・・

現在もアフリカで子供たちを救い続けるサム・チルダースの実話を元にした映画です。