2018年8月31日金曜日

1270.「アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者」 中島 真志

仮想通貨の展望は暗いが、ブロックチェーンの展望は非常に明るいそうです。

仮想通貨は、コンピュータ演算でマイニング(採掘)して、それを市場で売買し、購入者が保有するという仕組みです。

マイニングファームは上位13社でマイニングの約80%のシェアを占めており、このうち10社の中国企業が約68%のシェアを占めています。

仮想通貨のアクティブなユーザー数は、世界全体でも10万人程度。上位3%の保有者がビットコインの97%を保有しています。中国の取引所における取引高が世界の全取引高の93%を占めています。

つまり、「中国人がマイニングして、中国人が売買し、中国人が保有するビットコイン」です。

しかし、採掘残高とマイニングの報酬減の問題から、このバブルも弾けてしまいそうです。

一方、仮想通貨を成立させるために生み出されたブロックチェーンですが、他の金融取引にも転用できるため主従逆転し、今や非常に有望な技術だそうです。特許も数多く出願されており、日本企業も何とかこの技術をリードしてもらいたいです。


2018年8月30日木曜日

映画56.「キューティ・ブロンド」

エル・ウッズは、ブロンドのパーティーピープル。学校の人気者で、イケメンで家柄の良いワーナーと付き合っています。

しかし、ワーナーはハーバード・ロースクールに進学することになり、頭のいい女性と婚約してエルを振ってしまいます。

エルは、何とかワーナーの気持ちを引き戻そうと、猛勉強の末、ハーバード・ロースクールに入学するのですが・・

単なるおバカのコメディ映画かと思っていましたが、大間違い。エルは法律を勉強するうちにその面白さに取りつかれ、人間的に成長していきます。スカッとするヒューマンドラマです。

2018年8月29日水曜日

映画55.「きっと、うまくいく」

原題は、"3 idiots"(3バカ)。

インドの超名門大学ICEに、ランチョー、ファルハーン、ラジューが入学します。ICEは学長が定めた厳しい規則で学生はがんじがらめです。

ランチョーはそんな規則を次々に破っていき、ファルハーンとラジューは、ランチョーに巻き込まれていくコメディーです。

コメディーながらも、きっとうまくいく(All is well.)や、自分のやりたいことをやれというメッセージがとてもよく伝わります。


ギャグも笑えますが、ランチョーの本質にある優しさにホロリとさせられます。


大学卒業と同時に行方をくらましたランチョーが10年後どうなっているかというミステリーも同時に進行し、最後のどんでん返しでスッキリする、本当に面白い映画です。




2018年8月28日火曜日

1269.「ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで」 真梨 幸子

デパートの外商を舞台にしたイヤミス(嫌なミステリー)です。

外商とは、店舗で販売するのではなくお得意様に直接出向いて商品を売る仕事です。

本書では、外商担当者はお得意様の要望にNOと言わず、何でも応えていきます。

そのお得意様はお金は持っているものの、感覚が世間の常識からはずれています。

その狂った要望に応えながらも、最後は結局売り上げに繋げているところが面白いです。

短編を連ねた連作ですが、それぞれの登場人物が絶妙に関係しているところが、著者にとっては大変でしょうが、話に深みをもたせています。

2018年8月27日月曜日

映画54.「スカーフェイス」

1980年5月、キューバのカストロ議長はマリエル港の封鎖を解除し、アメリカに家族がいる者の出国を許しました。

アメリカへ入国したキューバ人は、約125,000人。しかし、そのうちの約25,000人が犯罪者でした。

アントニオ・モンタナもそんな犯罪者の一人。トニーはマフィアの使い走りからスタートし、持ち前の悪知恵、度胸、残忍さでまたたく間に組織内で勢力を伸ばしていきます。

ついには、ボスを殺し、愛人を奪ったトニーでしたが、その絶頂から我を見失い、転落していきます。

人間の愛憎を映し出す迫力の作品です。

2018年8月24日金曜日

1268.「人生はおもしろがった人の勝ち」 萩本 欽一

欽ちゃんの人生論です。

ずっとコントを考えてきた人ゆえに、自分の周囲で起こる些細な出来事を深く考えています。

そこから自分なりの人生訓を作って、それに従い生きていると感じました。

欽ちゃんは、運転免許を取らず、酒を飲まなかったことが自分の成功の秘訣だったと思っています。その理由を知ると、「なるほど、そうかも」と思えました。

自分でも、自分の人生訓を作りたいと思いました。

映画53.「ミッドナイト・イン・パリ」

ギルは売れっ子の脚本家です。婚約者とその両親とパリに旅行中です。

深夜、一人道に迷ったギルは、0時の鐘が鳴った時に現れた車に乗り込みます。車が着いた先は、憧れの1920年代のパリでした。

フィッツジェラルド、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリといった芸術家と親しくなるなかで、小説家になりたいという夢がどんどん膨らんでいきます。彼が最終的に選んだ人生は・・・

ウッディアレンらしくお金をかけずにアイデアで勝負した映画です。

美しいパリの風景とともに、もし、偉大な芸術家たちが生きていたらどんな話をするのだろうか楽しめる作品です。

2018年8月23日木曜日

映画52.「LOOPER/ルーパー」

タイムマシンが開発された未来。その使用は禁じられ犯罪組織だけが違法に使用していました。

その使用方法は、殺害したい人間を30年前に転送し、待ち受けていた暗殺者「ルーパー」に射殺させることです。

ルーパーのジョーは、次々に転送者を殺害して銀を手に入れていましたが、ある日、30年後の自分が転送されて来て・・・

設定が少しターミネーターに似ていますが、味付けが異なるため、嫌味なく見れます。サイコキネシスも重要なキーとなり、なかなか面白い映画です。

2018年8月22日水曜日

1267.「「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル」 Marie

バレットジャーナルとは、聞き慣れない言葉でした。

ノート1冊にペン1本で思いついたことを書いていくという手帳術です。

基本構成は、

  • 目次
  • 半年分の予定
  • 月間の予定
  • 1日の予定
これだけのはずですが、本書ではイラストなどがドンドン入ってきて、結局、ノートを使った普通の手帳になったしまった感があります。

内容もメインはTo-doリストであり、この手帳術の特徴や効果はよく分かりませんでした。

映画51.「ノーカントリー」

荒野でギャングが麻薬取引中のいざこざで全員死亡しまいます。

その後、たまたまその現場を通りかかったモスは残された2万ドルを見つけ、奪ってて逃走
します。

ギャングのボスに雇われたシガーは、2万ドルを持ち逃げした人間を追い、出会った相手を片っ端から殺していきます。

なんとも不気味な映画でした。

シガーが話している論旨が全く理解できません。

そして、後半から妙に哲学っぽくなっていくのですが、何を伝えたかったのか、理解ができませんでした。

2018年8月21日火曜日

1266.「裁きの鐘は(下): クリフトン年代記 第3部」 ジェフリー アーチャー

ハリーの息子、セバスチャンは上巻で叔父のジャイルズの国会議員当選に大きく貢献しました。

下巻では、酒、タバコ、不順異性交友がばれて高校を停学になり、ケンブリッジ大学の奨学生入学も危うくなります。

絶望したセバスチャンは、親友ブルーノの父の甘い誘いに乗り、ブエノスアイレスへ同行します。このドン・ペドロが食わせ者で巨大な国際犯罪を目論んでおり、セバスチャンをその重要な駒として利用します。

ハリーは、果たしてセバスチャンを巡る謀略を打ち破ることはできるのでしょうか。

下巻も息をつかせぬ面白さです。

映画50.「ローラーガールズ・ダイアリー」

ローラーゲームを舞台にした話です。

そう言えば、子供の頃流行ってたな「日米対抗ローラーゲーム」。チーム名は「東京ボンバーズ」だったような。

ブリスはテキサス州の小さな町に住む17歳の女の子。母親が美人コンテストにこだわり無理矢理出場させられていました。

ある日買い物に行った店でローラーゲームのチラシを見て興味を持ち、試合を見たら魅了されてしまいます。

両親に内緒でチーム入団すると素質が開花します。付き合う仲間もすっかり変わり、内気な正確が徐々にたくましくなっていきます。

割と予想がつくストーリーですがスポ根ものはやっぱり面白いです。

ラストのブリスが読まなかったスピーチ原稿話が予想外の内容で、少しほろりとしてしまいました。

2018年8月20日月曜日

1265.「ふがいない僕が年下の億万長者から教わった 「勇気」と「お金」の法則2018/5/21 小林昌裕

読みやすく、楽しく読めました。

主な法則は次のとおりです。

ーメンターを持つ
ー現状を書き出す
ーやりたいことを紙に書く
ー寄付をする
ー自己投資する

取り立てて目新しいことはありません。

主人公は、結局、不動産投資で金持ちになったのですが、そんなにうまくいくのでしょうか。

映画49.「マデイ アおばさんのドタバタNY事件簿」

ニューヨークの投資銀行のCFOジョージは出資金詐欺のスケープゴートにされてしまいます。

ジョージは、FBIに逮捕されますがマフィアから命を狙われる羽目に。

身を隠すため家族ともども南部のジョージア州にある検察官の叔母であるマディアおばさんの家にかくまってもらいます。

しかし、そこは黒人が多く住んでいるため、白人のジョージ一家はかえって目立ってしまいます。

ジョージの妻は後妻で先妻の娘と折り合いが悪く、祖母はボケ始めているというバラバラの家族状態。この状況でジョージは身を守れるのでしょうか。

早口、長台詞、スラング、毒舌のオンパレードでブラック・ジョークが効いていて面白いです。

ジョージの事なかれ主義と妻の後妻としての遠慮が徐々に薄れていき、家族として結束していく姿もいいです。

2018年8月17日金曜日

映画48.「マイノリティ・リポート」

2054年、犯罪予知システムが稼働しすべての殺人予知できるようになりました。

過去6年間の殺人事件は0件。このシステムを担当するのはジョン・アンダートン刑事。

ところが次の殺人事件の犯人としてジョンが映し出されました。しかし、彼は被害者とは全く面識がありません。

警察から追われるジョンは、3人の預言者少数意見「マイノリティ・リポート」に冤罪の鍵があると考え、これを追い求めます。

未来の都市を舞台にしたチェイスのシーンが独創的でスリリングです。ストーリー、CG、アクション全てが素晴らしく、とても面白かったです。

2018年8月16日木曜日

映画47.「ヤング≒アダルト」

メイビスは、ミネアポリスに住む37歳のゴーストライターです。

彼女は、唯一の人気シリーズの打ち切りが決まり失意の日々を送っていました。

そんな時、元カレから赤ちゃん誕生の知らせが届きます。メイビスは彼と付き合っていた輝かしい高校時代を思い出し、彼と再会するため田舎町マーキュリーに帰省します。

故郷では、同級生は家庭を持ち年齢なりに成長したのですが、彼女の意識は高校時代から成長せず、未だに幻想ばかり追っていて、そんな同級生たちをバカにしています。

見ていて、現状から逃げて過去の栄光にすがる姿がとても痛々しいです。高校時代の美貌や人気など、数年も経ってしまえば何の意味もありません。

最後にこの出来事通じ、過去にすがる惨めさに気づき、現実に目を向けようとする姿勢が目覚めたことにほっとしました。

2018年8月15日水曜日

映画46.「オリエント急行殺人事件」

アガサ・クリスティの名作であり、何度も映像化された古典的作品です。

その古典をジョニーデップ、ミシェル・ファイファー、ペネロペクルスらが演じています。

古い話ではありますが、流石はクリスティー。骨子がしっかりしていて安定したミステリーです。

それを豪華なキャストによりスピーディーな展開で話が進められるので、ドキドキしながら楽しく見終えました。

2018年8月14日火曜日

映画45.「G.I.ジョー バック2リベンジ」

シリーズ第2作。

1作目に比べ評価が悪かったので駄作かと思いましたが、結構楽しめました。

続編なのに、前作のキャラクターが殆どでていません。

なぜか、いきなりブルース・ウィリスが登場します。ブルース・ウィリスを出すと、アクション物は引き締まるのかな?

アクションシーンもなかなか楽しめました。

2018年8月13日月曜日

映画44.「13時間 ベンガジの秘密の兵士」

カダフィ亡き後のリビア、ベンガジ。武装組織が統制なく荒れ狂う地。

各国大使館が撤退する中、米国のみが領事館を残しました。それとともにCIAも秘密裏に基地を残し、情報収集を続けていました。

2012年9月11日、突如武装組織が領事館を攻撃。周辺国に米軍はおらず、CIAは秘密行動だったために応援に行けません。そんな中、CIAを保護するために派遣されていた6人の元軍人組織、GRSが自らの判断でアメリカ大使を救出するために領事館に向かいます。

実際に起こった事件を元に作られた映画です。私はこの事件を知りませんでした。映画では言及されていませんが、アメリカで作成された映画"Innocence of Muslims"がイスラム教を侮辱するとして、これに抗議するため起こったようです。

6人がまさに血みどろで孤軍奮闘する姿に心打たれました。

2018年8月10日金曜日

1264.「面白いけど笑ってはいけない! (国民の敵はここにいる)」 倉山 満、 はすみ としこ

「パヨク」とは劣化した左翼のことだそうです。昔の左翼はよく勉強したインテリ層だったが、現在の左翼は勉強せずに政権批判をするばかり。それを皮肉って「パヨク」と呼んでいます。

本書では、そのパヨクをディスっています。

槍玉にあがっているのはマスコミは朝日新聞やサンデー・モーニング、有名人は鳥越俊太郎や関口宏、学者は姜尚中や香山リカ。

結構人気のある人たちがディスられています。

日本で暗躍するパヨクの構図がよくわかり、とても面白かったです。

映画43.「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」


イーサンのメンバーは、前作「ゴースト・プロトコル」から継続しています。

そのため、チームワークもよく、メンバー間の友情も描かれています。

バイクでのチェイスも素晴らしく、とても迫力があります。

メモリースティックを取りに水中を泳ぐシームも見ものです。

ストーリーもなかなかよく出来ています。

見終わった後にスッキリする映画です。

2018年8月9日木曜日

1263.「裁きの鐘は(上): クリフトン年代記 第3部」 ジェフリー アーチャー

「クリフトン」シリーズ第3部です。

バリントン家の家督騒動にも決着がつき、ハリーはエマと晴れて結婚。ハリーは作家としての自立を目指します。

ジャイルズはヴァージニアという、美しいが鼻持ちならない女性に首ったけになります。

そんなとき、ジャイルズとエマの母が難病を得て、また遺産扱いが始まります。

本作も面白く、ラストのジャイルズの国会議員の選挙結果まで惹き付けられました。

映画42.「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」

今回の舞台はロシア。冷戦中のスパイ映画みたいですね。

ロシアが相手となるとテーマは核兵器。核を奪って爆発させるのを防ぐというのがミッションです。

その中で、イーサンが所属するIMFの技術力があるとミッション実行が容易くなってしまうので、「ゴースト・プロトコル」でIMFの活動を停止させて援助がないという設定で緊迫感を高めています。

また、前作で結婚したイーサンでしたが、スパイ映画で妻がいると主人公と絡む美女が使えません。そのため、妻ジュリアはセルビアで殺され、その罪でイーサンがロシアの刑務所に服役しているというところから物語が始まります。

クレムリンを爆破させたりと、ド派手なアクションで楽しめます。

2018年8月8日水曜日

1262.「デザインが日本を変える 日本人の美意識を取り戻す」 前田育男

デザインでマツダを変えた著者によるデザインによる日本革新論。ブランド論でもあります。

著者が一番大事に思っているものは、ブランドです。デザインはブランドの重要な要素でもあります。

ブランドは企業経営の最上位概念であり、日本企業の低迷は、ブランドを中心に置いて経営していないことでもあります。

ブランドを学び直し、経営に活かせるブランドマネジメントを学びたいと思いました。

映画41.「ガール・オン・ザ・トレイン」

レイチェルは毎朝通勤列車の同じ車両に乗ります。

窓からいるも見る家には、仲睦まじいカップルが住んでいます。二人の生活を想像するレイチェル。

そして、その家の二軒隣には、かつてレイチェルが暮らしていた家があり、今は元夫と不倫相手、そしてその赤ちゃんの姿・・・

レイチェルの妄想を通して物語を見ながら、殺人事件に巻き込まれていくスリリングな展開です。

2018年8月7日火曜日

1261.「大富豪からの手紙」 本田 健

大富豪の祖父が孫に残した手紙と、それに従い旅に出た孫の話です。

お金持ちになる方法の本かと思い読み始めましたがお金持ちとなった男が自戒も込めて、人生にとって大切なことを教える内容でした。

「人生の目的は、自分らしく生き、人とつながること」であり、そのためには「直感で動き、人生がもたらすすべてを受け入れること」だそうです。

勉強になりました。

映画40.「コラテラル」

まさにコラテラル(巻き添え)。

タクシー運転手のマックスは、ロサンゼルスの道を知り尽くしたタクシー運転手です。リムジンを配車する高級ハイヤー会社の起業を夢見てはいますが、12年間何も行動していません。

ある夜、ビジネスマン風のヴィンセントを乗せたところ、道の詳しさを気に入られ、その夜中に5箇所を回ってくれたら700ドルを払うと持ちかけられます。

このおいしい話に乗ったマックスだが、実はヴィンセントは殺し屋で、悪夢の一夜が始まります。

平穏な生き方を送っていたマックスがヴィンセントに巻き込まれ、自分の殻も破っていく姿も面白いです。

2018年8月6日月曜日

1260.「メディアは死んでいた-検証 北朝鮮拉致報道」 阿部雅美

北朝鮮による拉致の目的は、日本語習得と文化学習のためだと思っていました。

しかし、拉致当時には既に多くの日本人と在日朝鮮人が帰国事業のより北朝鮮に渡っていたので、その必要はなかったとの指摘に、そのとおりだと思いました。

では、拉致の目的は何だったのか?それは、背乗り、つまり、なりすましだったそうです。国籍を乗っ取り、北朝鮮人を日本にスパイとして送り込むことだったのです。

拉致が行われたのが1977年で、産経新聞が初めて報じたのが1980年。しかし、他のマスコミは後追いせず、警察庁は拉致を否定しました。

1988年3月26日の国会で梶山静六国家公安委員長が初めて拉致に言及しましたが、NHKをはじめとするマスコミは殆ど報じませんでした。

横田めぐみさんの拉致が初めて報道されたのが1997年。拉致から何と20年後だったと知り、とても驚きました。そんなに長く行方が分からなかったとは・・・。誰も助けに来てくれないめぐみさんの心情と、20年も行方不明の娘を心配し続けたご家族の心労は想像もできません。

拉致事件は何度も消え入りそうな危機に陥っています。まったくマスコミに無視されていた状況からよくもここまで国民の応援を受けられるほどになったと思います。

その反面、拉致を報道せず、それどころか否定し続けたマスコミの役割とは何だろうと考えてしまいます。

映画39.「湯を沸かすほどの熱い愛」

 いい作品と評判の映画でしたが、タイトルが気に入らなかったので、見るのを避けていました。

ところが、見てびっくり。とても感動して不覚にも涙してしまいました。

宮沢りえの演技が本当に素晴らしい。病院のシーンは本当に死を直前にした病人にしか見えません。

主人公の双葉は、自分が一番つらい目に合ってきたから、相手にも厳しく、でも本当に優しくなれたのだと思います。

ラストを見て、タイトルの意味が分かりましたが、「えっ、本当にそうなの?」と思ってしまう終わり方でした。

2018年8月3日金曜日

映画38.「ゴッドファーザー PartIII 」

ゴッド・ファーザー三部作の最終作です。

二代目ドンのマイケルが初代のビトと同じような恐ろしさと迫力を身につけ、醸し出していいます。

一作目では夫からDVを受けて弱々しかった妹がしっかりと地位を確立し、組織に対して強い発言権を得ているところが面白いです。

抗争を繰り返し権力を握り、マフィアから離れて経済界へ進出までしたのに、マイケルの人生には、幸せがなかったように思えました。

オペラ会場から出た時の悲劇と痛切な叫び、ラストの寂しい去り方などシリーズの締めくくりに相応しい終わり方です。

三作揃ってレベルが高い、間違いない超名作です。

2018年8月2日木曜日

映画37.「G.I.ジョー」

アメリカで人気だったフィギュア人形から派生したアニメ番組、「G.I.ジョー」。その実写版です。

そのため、ストーリーは子供っぽいですが、それを大人が楽しめるアクションと映像でまとめ上げています。

日本人の忍者を演じるイ・ビョンホンが子供のころ忍術修行した東京が出てきますが、どう見ても中国の少林寺みたいなイメージでメチャクチャな日本像です。

途中のカーチェイスはトランスフォーマー、ラストの悪の化身への転身はスター・ウォーズとパクリどころ満載です。

純粋にアクション映像を楽しむ映画です。

1259.「DO IT NOW いいから、今すぐやりなさい」 エドウィン・ブリス

まず、4つの側面から先延ばししている事を書き出します。

それを11の方法で片付けていこうというメソッドです。

11の方法をすべて使うのではなく、テーマによって、適した方法を組み合わせて実行していきます。

この方法を阻む心理的理由も説明されています。

読み終えたら先延ばしにした案件をクリアしていく気になります。


2018年8月1日水曜日

映画36.「バンク・ジョブ」

英国王女の乱交写真をネタに好き勝手の限りを尽くすテロリスト、マイケルX。

その写真は銀行の隠し金庫に保管されていました。

その写真を奪うため、街のチンピラが銀行強盗のうまい話を持ちかけられ、うかうかと乗ってしまいます。

軽い気持ちだったチンピラたちは、とんでもない陰謀に巻き込まれて・・・

荒唐無稽なクライムサスペンスですが、実話に基づいた話だそうです。

テンポよく最後まで楽しめる映画です。

1258.「3秒でハッピーになる 超名言100」ひすいこたろう

本の右側に名言、左側にその言葉から思い起こさせる話が書かれています。

名言の解説というより、その言葉から著者が体験したちょっとしたいい話が書かれています。

名言も偉人ばかりではなく、ライナス、本宮ひろ志、萩本欽一と幅広いです。

元気がないときに読むと、少しだけ勇気がもらえます。