2018年9月28日金曜日

1277.「幸せの順番」 鳥飼重和

著者が体得した人生哲学です。

著者は、幸せには順番があると考えています。それは、Take and Giveではなく、Give and Takeであるということ。

まずは、先に人に施す、持っているものを捨てる、法律を遵守するということだと思います。

黄金律との言えます。味わい深い本です。

2018年9月27日木曜日

映画61.「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」

サッチャーが首相に登りつめ、炭鉱閉鎖、増税、財政削減などで経済を立て直し、フォークランド紛争で英国の権益と権威を守るまでの栄光が描かれます。

そして、その後傲慢になり首相の座を終われていきます。

よく知られている政治家としての偉業と、あまり知られていない夫や子供が払った犠牲も初めて知りました。

メリル・ストリープは、顔の造りなど、サッチャーにあまり似ていませんが、雰囲気をよくつかみ好演しています。

2018年9月26日水曜日

1276.「1ミリの後悔もない、はずがない」 一木 けい

40歳近くになった登場人物たちが、自分の中学時代を思い出して語られる物語です。

中学時代の甘酸っぱい思い出と、それから20年以上経った現実とのつながりに少し痛みを感じながらも、暖かみを感じさせます。

生々しい性欲も描かれていますがそこで終わらず、人間の愛情を感じさせてくれます。

2018年9月25日火曜日

映画60.白雪姫と鏡の女王 スタンダード・エディション

登場人物はお馴染みの白雪姫と同じですが、設定とストーリーをかなり変えてあります。

しかも、白雪姫も女王にやられっぱなしではなく、アクションもするところが斬新です。

結末はわかっていますが、そこにどう繋げていくか楽しめる作品です。


2018年9月21日金曜日

1275.「「嘘の新聞」と「煽るテレビ」」 和田 政宗

NHKやNEWS23の偏向ぶりも書かれていますが、主に朝日新聞と報道ステーションの捏造ぶりがあばかれています。

特に朝日新聞の慰安婦、吉田所長証言、モリカケ問題の捏造ぶりはひどいです。
これらすべてが、朝日新聞のでっち上げだったと証明されています。

モリカケ問題への安倍首相の関与は全く証拠がないにも関わらず、印象操作を続け、鵜呑みにした人達に「なにかあったに違いない」と信じ続けさせています。

安倍内閣の消費税増税容認(決議したのは野田内閣ですが)、韓国との慰安婦合意、移民増加政策など、賛成できない政策も多いです。

それでも、安倍内閣になって、野田内閣時代よりも求人倍率が上がり自殺者数も減っているのは事実です。大手マスコミは安倍首相退陣を目論んでいるようですが、将来のことなど何も考えない倒幕運動に感じました。

2018年9月20日木曜日

映画59.マシンガン・プリーチャー

サムは麻薬の売人で、やっと刑務所から出所します。しかし、その性根は全く直っていません。

また事件を起こしたサムは、怯えて教会で洗礼を受けます。教会で聞いたスーダン内戦の惨状を聞いて興味本位でスーダンへ行ったところ、子どもたちへの虐待を知り、スーダンに教会を作ることを決意します。

しかし、LRA(神の抵抗軍)から標的とされたサムは、自ら銃を手にして戦ううちに、神を信じる気持ちが変容していき・・・

現在もアフリカで子供たちを救い続けるサム・チルダースの実話を元にした映画です。

2018年9月19日水曜日

1274.「事業性評価と融資の進め方 =取引先の強みを伸ばし資金需要を発掘する」吉田 浩二、 澁谷 耕一

難しいタイトルですが、なかなか面白かったです。

新入行員向けに書かれた本のようです。

クライアントのビジネスを把握するために、一枚のシートを作ることを提案しています。フレームはSWOTと5Focesという、コンサルティングの古典的なフレームです。

書くのに結構時間がかかるため、取引額が大きく、これを作ること自体が仕事となる、金融業やコンサルティング業になるでしょう。

こういうシートを作ることで、顧客のビジネスを理解できるので、とても有益だと思いました。

2018年9月18日火曜日

映画58.レスラー

1980年代に人気レスラーだったランディーも、20年後は年老いたレスラー。週末の試合だけでは生活できず、平日のスーパーのアルバイトで糊口をしのいでいます。

ある試合後、心臓発作を起こしバイパス手術を受けます。プロレスを禁じられたランディはスーパーの仕事をメインにするが、家族もなく強い孤独感にさいなまれます。

それまで疎遠だった娘と関係を改善し、馴染みのストリッパーと家庭を持とうとするがいずれも失敗します。

行き場を失ったランディーは、命をかけてでもプロレスラーとして生きるしか生き甲斐がありませんでした。

仕事の成功と引き換えに家族をないがしろにした結果、仕事で成果が出せなくなったときには、周囲には誰もいないという、誰にでも起こりうるテーマをしみじみと考えさせてくれます。

2018年9月6日木曜日

1273.「追風に帆を上げよ(上): クリフトン年代記 第4部」ジェフリー アーチャー

あらすじを書いてしまうとネタバレになってしまうので伏せますが、衝撃の展開でした。

前半は不安が安堵へ、中盤はドキドキがスカッと、後半は天国から地獄へ。

何度も暗示されていた伏線が予想を超えた最悪の形で現れます。

読んでいる側も深い失望に襲われました。

この結末は止めて欲しかった・・・

2018年9月5日水曜日

1272.「日本電産 永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方」 田村 賢司

永守社長が東京の職業訓練大学校を卒業して、三鷹にあるティアックに入社したことを知り、私の地元に近いので驚きました。

M&Aの秘訣は、買収先の社員のやる気を出させ、経費を削り、業務改善をする。言葉にすると普通ですが、これを徹底してやっているので、これなら黒字化するのも当然だろうなと感じます。

この徹底した永守イズムはグループ全社に浸透し、各社のプロパー社員でうまく運営できています。

永守会長が去った後、永守会長の原体験が失われれば、仕組みが形骸するのかどうか、気になります。



2018年9月4日火曜日

映画57.「銀魂」

人気漫画の実写化ということですが、読んだことがないので全体の設定が今一つよく分かりませんでした。

長い連載の中の一部の話を映画化したような気がしました。

何となく設定が「るろうに剣心」に似ているなと感じました。

映像が綺麗でアクションシーンも迫力があります。

橋本環奈さんが鼻をほじったり、白目をむいて変顔したり、ゲロはいたりと、こんなにイメージを崩していいのかなと思えるほどの好演です。

バカバカしい内容ですが、結局、最後まで楽しく見てしまいました。

2018年9月3日月曜日

1271.「私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた」 石平、 矢板 明夫

中国生まれで日本に帰化した作家石平氏と、中国残留孤児2世として育った産経新聞記者の矢板氏の対談です。

共に中国で生まれ育ったために、1970~80年台の中国の実態がよく分かり、非常に興味深いです。

文化大革命で3000万人が死亡したにも関わらず、2人は「中国が世界で一番幸せな国だと思って」いました。物凄い情報統制と洗脳教育です。

そういう全体主義の国が日本の隣国であることを忘れてはいけないと思いました。