2019年10月15日火曜日

1375.「決定版 日本書紀入門――2000年以上続いてきた国家の秘密に迫る」 竹田 恒泰 、 久野 潤

日本書紀と古事記の違いがよくわからなかったのですが、両方とも同じ話を扱いながら、日本書紀が国の正史であることを初めて知りました。

しかも、日本書紀は日本語でなく古代中国語で書かれていて周辺国でも読まれることを目的としていたということに驚かされました。

日本書紀は日本民族の精神的支柱であり、明治憲法も日本書紀を元に起草されているそうです。

しかし、WGIPによりこれを学ぶことが禁じられ、今では学校で教わることがありません。

日本民族の誇りである日本書紀を学んでみたいと思いました。

2019年10月7日月曜日

1374.「夏の騎士」 百田 尚樹

平成元年夏の少年たちの物語です。宏史、陽介、健太は、勉強も運動もパッとしない仲良し3人組。

宏史が読んだ本に触発されて、騎士団を結成し、小さな山の洞穴に秘密基地をつくり、活動を始めました。

3人は町で起きた少女殺人事件を調査しますが、それが思わぬ方向に・・・

1人では何もできないが、3人で協力し合うことで、互いに刺激しあって勇気た高まっていきます。

3人の子供たちのその後の人生も変えてしまったある夏の冒険物語に心躍らされました。

2019年10月3日木曜日

1373.「地図にない国を行く」 宮崎 正弘

本当に地図に載っていない国はなく、ガイドブックなどで紹介されていない地域を紹介しています。

それらの地域は行くことも困難で、観光化もされていません。全く知らない文化風習もあります。

しかし、そんな僻地でも中国の侵略が進んでいることに驚きました。

多額の借款で政府高官をだまし、中国で余っている材料と労働者を輸出します。そして返済できなくなるとその地域を長期にわたり借り受け、軍事基地化します。

その罠に多くの国が気づき始めましたが、ラオス、カンボジア、パプアニューギニアなどは、この罠に落ちてしまったようです。

2019年9月16日月曜日

1372.「ウクライナ人だから気づいた日本の危機 ロシアと共産主義者が企む侵略のシナリオ」 グレンコ・アンドリー

ロシアによるクリミア占領は以下のように行われました。

1.ソ連の歴史教育で洗脳された。
2.核兵器を放棄し、軍備を縮小した。
3.ロシアを友好国と呼び多くの移民を受け入れた。
4.クリミア半島は元々ロシアの領土だったとプロパガンダ
5.クリミア半島で暴動を起こし、国家機関を占拠
6.ロシア人保護の名の下、ロシアによる占拠
7.軍を派遣するなどしてウクライナを助けた国はなかった

ウクライナを日本、クリミアを沖縄に置き換えると、もう4まで来ています。自ら抵抗しない国は、どこの国も助けてくれないという教訓です。

2019年9月5日木曜日

1371.「一瞬で人生を変える お金の秘密 happy money」本田健

具体的なお金の増やし方という内容ではなく、お金に対する心の持ち様を説いた本です。

お金に恵まれる秘訣は、お金をもらうときも使うときも感謝すること、良好な人間関係を築くこと、自分の才能を伸ばし仕事に夢中になることと理解しました。

少し、スピリチュアルな内容ですが、よい考え方、生き方だと思います。

2019年8月31日土曜日

1370.「いるいないみらい」 窪 美澄

子供がいるみらい、子供がいないみらい。
子供が好きでない30代女性たちの子供を持つか持たないかをテーマにした短編小説です。

連作が上手な著者ですが、一編だけ関連性がありますが、連作ではありません。

女性の性を鋭く描いて衝撃を与えることがうまい著者ですが、本作は母性がテーマのため、インパクトは強くありません。

それでも、子供を持ち育てていく夫婦の有り様を自分にも重ね合わせて、考えさせられました。

2019年8月29日木曜日

1369.「令和をダメにする18人の亡国政治家」 乾 正人

18人とありますが、個別に説明していないので、18人いたのかはわかりませんでした。

そして、小物の政治家も取り上げているので、全員がダメにするほどの影響力があるようには思えません。

それでも、日本の政局を混乱させた小沢一郎氏、中国の天安門事件を反故にした宮沢喜一氏、韓国にたかりの証拠を与えた河野洋平氏は、本当に令和をダメにする亡国政治家だと思いました。

2019年8月27日火曜日

1368.「中国大自滅 世界から排除される「ウソと略奪」の中華帝国の末路」 渡邉哲也 、 福島香織

中国の民間企業が2018年の上半期に504万社倒産したそうです。2018年3月の企業数が3100万社ですから、6社のうち1社が倒産しました。これはバブル崩壊と言えそうです。

バブル崩壊と並行して起こるのが金融危機であり、通貨が暴落して輸入が困難になります。ある程度の人民元安でしたら、輸出に有利に働きそうですが、暴落するとインフレが急激に進むのではないでしょうか。そうなると、人民の不満が高まり、不満が共産党に向かうかもしれません。

アメリカは中国の人件費が安かったから投資し世界の工場としました。それが人件費が上がったから工場として魅力がなくなりました。

人件費が上がり購買力が上がったので世界の市場として物を売ろうとしました。ところが法規制により資本の規制を行い、技術情報の開示を要求し、情報を盗んで知的財産を抜き取りました。

そうやって研究開発費がかからなかった製品を、通貨を管理することで安くアメリカへ輸出しました。さらに気づいてみれば、インターネットのインフラを世界の40%まで押さえるようになっていました。

これでは、アメリカも腹を立てずにはいられません。

世界が事実上、アメリカと中国の2大勢力に分かれたとき、日本はどちらの側につくのか、どちらにつくにしても軍備を持たずにやっていけるのかなど、国家としての長期計画が必要です。

2019年8月14日水曜日

1367.「暴力が支配する一触即発の世界経済」 猫組長

著者は経済評論家ではないので、自分の体験を元にした大まかな経済が語られるのかと思っていました。

ところが、並の経済評論家を遥かにしのぎ、かつ、普通の人が体験できない経験を交えて語られる経済は非常に緻密な内容でした。

しかも、経済だけでなく近代の日、米、中、ロなどの歴史や政治にも触れられており、非常に厚みのある話となっています。

ここまで、様々なテーマに問題意識を持って調べ上げていることに驚愕しました。

2019年8月13日火曜日

1366.「日本の異国: 在日外国人の知られざる日常」 室橋 裕和

日本に流入してきた外国人達の知られざるコミュニティが描かれています。

リトル・マニラ(竹ノ塚)、リトル・ヤンゴン(高田馬場)、リトル・インディア(西葛西)など日本で異国が体験できます。

一方、西川口、新大久保などは異国人が多くなり、日本人と軋轢を起こしている地域もあります。

日本の人手不足を外国人で埋めようとするのは愚策です。日本人がやりたがらない仕事を外国人に低賃金、無保険、悪環境でやらせることは形を変えた奴隷とも言えます。

では、社会保障を与えるとすれば、それは外国人の日本の社会インフラのタダ乗りです。

賃金を上げて、もっと日本人が働きやすい環境をつくった上で、それでも人手不足であれば、きちんと労働ビザをとった外国人に、日本人と同賃金で働けるようにはできないものでしょうか。

2019年8月7日水曜日

1365.「ヤキトリ2 Broken Toy Soldier」 カルロ・ゼン

ヤキトリ(傭兵)のアキラ達K321は、惑星バルカを訪問する外務氏族の特使閣下の護衛に同行します。

護衛と言えども、全く危険のない任務で単なるかざりという触れ込みで、ヤキトリ達には重火器は渡されません。

しかし、パプキンは、何故か、アキラ達に持ちうる限りの重装備を与え、バルカに送り出しました・・・

商連が支配する宇宙で従属する惑星の反乱や、商連内での氏族の権力争いなどが詳細に描かれています。

2019年7月26日金曜日

1364.「武器になる情報分析力」 上田 篤盛

情報分析に関する教科書のような本です。

情報分析について、幅広く包括的に、かつ詳細にかかれています。非常に勉強になることは間違いありません。

著者が言うように、マニュアルは読むだけでは駄目。実際に実践しなければ身につきません。

ただ、本書の内容は一人でやるにはハードルが高いです。手法が難しく、沢山あるため、時間がかかり過ぎてしまい、モチベーションを上げにくいです。

そのため、手法の全てではなく一つだけでもやってみると良さそうです。

更に言えば、自分なりの簡単な情報分析手法を編み出すのが一番よいと思いました。

2019年7月25日木曜日

1363.「日本が危ない! 一帯一路の罠 ―マスコミが報道しない中国の世界戦略」 宮崎 正弘

一帯一路は貿易の円滑化が目的ではなく、途上国の領土略奪が目的であることが明らかになってきています。

貧困国にインフラ開発を持ちかけ、返せるはずのない金を貸し付ける。中国で有り余っている材料と労働力を持ち込むため、途上国の雇用も消費も生まれません。

そして、借入金を返せなくなると、借金をかたにかつての香港のように数十年の租借地にして、軍事拠点として使用します。まさにサラ金です。

しかし、日米がAIIBに関わらなかったために資金がショートし、プロジェクトは次々に中断しています。

そして、一帯一路が占領政策であることが知られてしまい、マレーシアなどからキャンセルされてしまいました。

だが、未だにイタリアのように一帯一路を歓迎している国もあります。警戒が必要です。


2019年7月24日水曜日

1362.「財務諸表は三角でわかる 数字の読めない社長の定番質問に答えた財務の基本と実践」 大久保 圭太

厚くない本ですが、内容が非常に充実しています。

図も多く、とても分かりやすいです。

複式簿記の知識がなくても理解できます。

しかも、財務諸表の読み方にとどまらず、経営改善まで勉強できます。


2019年7月19日金曜日

1361.「米中壊滅」 加藤 鉱, 宮崎 正弘他

本書によれば、中国経済が壊滅するプロセスは次のとおりだそうです。

1.退役軍人が引き起こす反政府暴動
退役軍人は5,7000万人いて、再就職できた人数は500万人。それ以外は貧しい生活をしているからです。

2.不動産価格暴落による民衆の暴動
上海株下落に続いて不動産価格が暴落すると民衆の怒りが爆発するからです。この暴落を補うのが対米貿易と海外からの直接投資ですが、米中貿易戦争により、それらも望めません。

この中国経済の壊滅により、多額の損失を負う日本企業のトップ10は、野村證券、日立建機、ファナック、村田製作所、ローム、シャープ、資生堂、ダイキン工業、王子製紙、伊藤忠だそうです。日本経済の屋台骨を支える大企業です。

さらに、日本電産、京セラ、ブラザーも大きな傷を負うそうです。

ソフト・ランディングは難しそうで、これに備えるのも困難です。これ以上、中国市場に投資することなく、徐々にでも撤退を進めるべきと思いました。

2019年7月18日木曜日

1360.「ヤキトリ1 一銭五厘の軌道降下」 カルロ・ゼン

傭兵達を「ヤキトリ」と呼び、共通言語がスリランカ語、超贅沢品がマクドナルドという未来小説です。

設定は面白いのですが、描写が少しくどく、200ページくらいまで読むのに難儀します。

長編のシリーズ化が前提のためか、1巻は全体の世界観の説明にページが割かれており、物語の進展は、アキラがヤキトリになるまでの話です。

まあまあ面白く、次巻以降に期待が持てます。

2019年7月17日水曜日

1359.「劇場化社会 ~誰もが主役になれる時代で頭角を現す方法~」 櫻井秀勲

大学卒というだけで大企業に入れた時代、MBAを取得しただけで経営幹部になれた時代が終わった現代、自分自身で自ら舞台に立てという勧めです。

そのためには、他人がやらないことを学び、少人数相手でもいいから勉強会をつくる。

パソコン、スマホを使いこなしてフェイスブックで発信する。

勇気を出して一歩前に出ることを後追いする本です。

2019年7月16日火曜日

1358.「死ぬこと以外かすり傷」 箕輪 厚介

タイトルは内容に比して大げさでしたが、面白く、刺激的な本です。

読み始めは、アウトローなことを書いて物を考えない若者を扇動しているのかと感じました。読み進むにつれ、キチンと仕事をしている人だなと思いました。

人と違うことをやれ、自分のやりたいことをやれ、すぐやれ、速くやれ、たくさんやれというメッセージのように感じました。

読み終わり、自分ももっとやらなくてはなと思いました。

2019年7月10日水曜日

1357.「インフラ・イノベーション 強くて豊かな国をつくる日本再生プロジェクト」 藤井 聡

タイトルから難しく堅苦しい内容をイメージしてしまいます。藤井先生の本と知らなければ手に取らなかったでしょう。内容は分かりやすく面白かったです。

下水道や既存のダムが、これぼどエネルギーを生み出すとは知りませんでした。新幹線、高速道路、空港がこれほど地域を活性化させるとは思いませんでした。

日本には、恵まれたことに経済を活性化させる種がたくさんあります。
しかし、それらは、民間の資金だけでは育てることができません。政府の資金投入が必要です。

平成の30年間は、ずっと公共投資削減とデフレの時代でした。
令和は、投資と経済発展の時代になることを切に願います。

2019年7月9日火曜日

1356.「余命半年の中国・韓国経済」 宮崎 正弘

中国経済の余命があと半年だと、2019年内なので少し言い過ぎかと思いますが、中国の経済は急速に悪化しているようです。

その経済力に惹かれていた欧米や後進国でしたが、資金援助が占領の手段だったことが徐々に明らかになり、反中国へと転じています。

しかし、日本には未だに多くの親中派がいることには驚きです。経済破綻の可能性が高まっているのに、逆に移民の門戸を開放してしまいました。

経済危機寸前の中国ですが、投資が生きている分野があります。5Gです。世界の地上局の27.9%をファーウェイが、13%をZTEが占めており、合計すると40.9%を中国が押さえています。

これが中国経済の大逆転の鍵となるかもしれません。

韓国経済の余命は、日本の輸出優遇措置の廃止により、本当にあと半年かもしれません。


2019年7月8日月曜日

1355.「No.1ホストが明かす 心に残る話し方」 信長

話すことが仕事とも言えるホストという職業から、著者が体得した会話術を公開しています。

特に女性との会話について多くのページが割かれていて、「女性誌を定期購読する」など、そのメソッドが非常に具体的です。

「男性は結論を求め、女性は会話そのものを求めている。」
「男性は『お金・成功・ビジネス』、女性は『美容・恋愛・幸せ』」
という分析は、正にその通りだと思いました。

これを意識するだけでも、女性との会話の質が変わってくるかも・・・

2019年6月28日金曜日

1354.「予測マシンの世紀: AIが駆動する新たな経済」 アジェイ アグラワル, ジョシュア ガンズ

AIに出来ることは予測で、判断はできないそうです。

そのため、AIが人間の仕事の一部を代行することがあっても、全てを奪うわけではありません。

その分、人間はより高度な仕事にシフトできます。

例えば、エクセルによって簿記の仕事が奪われても、税務の仕事は残りました。

ATMによって銀行窓口の仕事が奪われても、税務の仕事は残りました。

単純作業はAIに代替される分、人間は複雑作業に集中しモチベーションや能力が飛躍するものと思います。

2019年6月20日木曜日

1353.「GHQ焚書図書開封〈2〉」 西尾 幹二

WGIPによって第二次世界大戦において、日本は侵略国であるかのように洗脳されてしまいました。

しかし、焚書を紐解くと、19世紀はイギリス、フランス、オランダが東南アジアを侵略し、次に清を侵略しようとしていました。そして、最後の狙いは日本です。

本書では、イギリス、フランス、ロシア、アメリカによるアジア侵略が明らかにされています。

本当はこれらの国々が侵略国でしたが、その事は全く責められていません。そして、日本はアジアの国々ではなく、これら欧米の国々と闘ったのですが、アジアの民族と闘ったと思い込まされています。

この洗脳は解かなくてはならないと思いました。

2019年6月18日火曜日

1352.「人生を100倍楽しくする魔法の生き方 今すぐ理想の私になる方法 」 舞香

引き寄せの法則を若い女性向けに噛み砕いて説明しています。

「引き寄せの法則」は「魔法」、願いを叶えてくれるのは「ランプの精」、自分の思い込みは「たぬき」といった感じです。

内容はこれまで「引き寄せの法則」に書かれてきたことと、ほぼ同じですが味付けが違う感じです。

著者は16歳で出産したという特別な体験をしているので、自己の体験に引き寄せた内容だと、もっと興味が惹かれたと思います。

2019年6月17日月曜日

1351.「フォルトゥナの瞳 」百田 尚樹

慎一郎は車のコーティング会社で働く技術者です。

ある日、街で見かけた男の手が透き通って見えたことから、彼の日常が変わり始めます。

他人の死期がわかるようになってしまったら、人はどう考えるのか。
その様な境遇が一生続くとなったら、その精神はどのような影響を受けるのか。

切なく物悲しいストーリーです。

2019年6月10日月曜日

1350.「新文系ウソ社会の研究: 悪とペテンの仕組を解明する」 長浜 浩明

読むほどに中共、韓国、左翼の工作が悔しくなる本です。

そこに付け込まれ、これらの勢力におもねることになった決定をし、現在にいたるまで日本に不利益を与える、近衛、中曽根、宮沢、河野罪は、非常に深い政治家と言えるでしょう。

それにも増して、朝日新聞の捏造は本当にひどい。しかし、日本のマスコミと司法には多くの左翼が紛れ込んでいるため、このウソが否定されません。

しかも、このウソを見抜くのがとても難しいため、日本国民の洗脳は進んでいくようです。



2019年6月4日火曜日

1349.「アレス: 天命探偵 Next Gear 」 神永 学

ストーリーに行き詰まってしまったのか、黒野という新しいキャラクターを加えて、これまでの雰囲気を変えようとしています。

黒野は、「心霊探偵八雲」の八雲のようなへそ曲がりの性格で、真田とのやり取りは「心霊探偵八雲」に似ています。

VXガスによる外相会議を狙ったテロの計画は、日本のテロ対策の脆弱さを問題としています。

格別面白いわけではありませんが、楽しめる作品です。

2019年4月17日水曜日

ベトナムのビザを取ってきました!

ゴールデンウィークにベトナムへ行くため、代々木八幡にあるベトナム大使館へビザを取りに行きました。

30分位で取れるだろうと思ってましたが、着いてみるとまさかの人だかり。中に入れません。

しばらく外で待っていましたが全く進む気配がないので入り口に近づくと、整理券を取ってくださいとのこと。分かりづらいですね。

中に入ると、直ぐ右に整理券の機械がありました。

3つボタンがあり、一番上のボタンがビザの整理券です。
発券すると、待ち人数が表示されますが、ナント25人待。

今、3時半だけど、今日受け付けてもらえるのか・・・
受け付けてもらっても、今日ビザが発行されるのか・・・

半ば諦めながらも、空いている席に座ってじっと待ちます。
ディスプレイで番号が呼ばれて窓口に行くのですが、一人しか呼ばれていない窓口に数人いるときがあります。そう、割り込みです。

日本人は自分の順番が呼ばれるまでじっと待ちますが、ベトナム人はそんなことを気にしない人もいるようです。そして、窓口の担当者も咎めることなく、割り込んだ人を受け付けてしまいます。

待つこと1時間20分。4時50分にやっと順番が来ました。持っていった書類はそのまま受理されました。さらに待つこと40分。5時半にパスポートを受け取りました。5時過ぎに受付された人は、今日は発行できませんと言われていたので、即日に発行されほっと一息です。

2019年4月15日月曜日

1348.「払ってはいけない 資産を減らす50の悪習慣 」 荻原 博子


お金を稼ぐ本ではなく、損をしないための本です。

「学資保険に入ってはいけない」とか、「個人年金に入ってはいけない」とか、「えっ」と思うような内容がありました。

投資するより、住宅ローンの繰り上げ返済した方がいいというのは、理にかなっています。

70歳まで働いて年金を繰り下げ受給すれば、貯金がなくても何とかなりそうだと思いました。

2019年4月2日火曜日

1347.「マクドナルド、P&G、ヘンケルで学んだ 圧倒的な成果を生み出す 「劇薬」の仕事術」 足立 光

赤字企業を黒字化させた著者ですが、その手法はオーソドックスに思えました。それを実現させるためにエキセントリックな行動を取っているため、「劇薬」なのでしょう。

仕事術といっていますが、誰もが真似して効果を出せるわけではありません。著者の考え方や体験と相まってできたことですから、その上っ面だけを真似しても効果は疑問です。

著者にしても、P&G、ヘンケル、マクドナルドといった大衆向け低価格商品の企業では成功しましたが、ワールドといった一部消費者向け高価格商品の企業では成功したとは言えません。

万能な手法などなく、自らトライ・アンド・エラーして成功するよりないだろうと思いました。

2019年4月1日月曜日

1346.「もっと言ってはいけない」 橘 玲

遺伝子という、とっつきにくい分野の話を最後まで読ませる力は素晴らしいです。

ただ、中国人、韓国人、日本人が同じ祖先を持つという話は同意できませんでした。

下戸遺伝子の保有率が中国南部では23.1%で、日本人の保有率が23.9%と近いのは、弥生人のなかに中国南部を期限とする下戸遺伝子を持つものが多いからだという主張は、根拠がないこじつけに感じられました。

「日本の一足早い近代化は、地理的、歴史的、文化的な偶然(幸運)によるもので、条件が整えば東アジア諸国でも同じことが可能だった。なぜなら東アジア系はどこも同じように知性が高いから」という主張も同意できませんでした。

地理は偶然ですが、歴史と文化は偶然に発生するものではないと思います。先人の努力の積み重ねによるものだからです。

2019年3月27日水曜日

1345.「日本を亡ぼす岩盤規制 既得権者の正体を暴く」 上念司

著者が経済に詳しいことは自明ですが、それに留まらず様々な規制についても詳しく、深い調査に基づいた的確な分析に驚嘆しました。

規制緩和がすべて日本の問題を解決する方法だとは思いません。

発送電分離、農協改革、水道民営化が本当に必要だったのか、未だにわかりません。規制によって、外資の買収を防いでいたという側面があるように思うからです。

ただ、この本に記載された規制は、日本人に多大な不利益を及ぼしていると言わざるを得ません。

日本の名誉を貶めながら未だにフェイクニュースを報道しつづける新聞社と、巨額な資産を有し新たな投資資金を獲得するために高い受信料を徴収し続ける放送局については、彼らを守る岩盤規制に穴が開くことを望みます。

2019年3月18日月曜日

1344.「北朝鮮がつくった韓国大統領 文在寅政権実録」 李相哲

韓国では、共産主義革命が起こってしまったようです。

左翼の文在寅が大統領に当選したことで、政府とマスコミに多くの共産主義者が送り込まれて中核を担い、保守派は駆逐されてしまいました。

政策と言論が左派に支配されて赤化がほぼ完成しました。

そうなると、資本主義の韓国が共産主義の北朝鮮と合併して共産主義の統一朝鮮を目指すと思われます。そのときには、資本主義の日本は敵国となります。

しかし、経済運営ができない共産主義者は表面上、米国と日本に擦り寄ります。日本には、「歴史を直視しろ」と韓国が捏造した歴史を認めさせて罪悪感を持たせ、「未来志向で」と永遠に賠償金をせびります。

もはや韓国は北朝鮮に併合されてしまったのでという視点で捉え北朝鮮に対するのと同様の対応をすべきではないかと思いました。

2019年3月12日火曜日

1343.「ヤクザとオイルマネー: 石油で250億円稼いだ元経済ヤクザが手口を明かす」 渡邉 哲也、 猫組長

元山口組系暴力団の組長、猫組長が明かす石油ビジネスと金融の裏側です。

石油絡みの取引には、本当に巨額の金が動いているのに驚きました。そのお金はヤクザ、テロ組織などに流れ、そのお金で買われた武器が中東で新たな紛争を引き起こしています。

石油の売買の決済はドルでしか行われません。そのため、基軸通貨となったドルを発行するアメリカが協力な経済力を維持します。

石油ビジネスは世界最大最強の暴力組織、アメリカの利権の源泉です。アメリカの意向によって弱小国は簡単に潰されます。

日本は金融面でも武力面でも、アメリカに比べれば子供のようなものです。これらの面でもっと自立できるようになる必要があると思いました。

1342.「邪馬台国は存在しなかった」 田中英道

邪馬台国が存在しない。そんなことがあるのかと思った。

歴史の授業で邪馬台国と女王卑弥呼は、歴史上の事実として教わりました。それが九州だったのか、畿内だったのかということが問題でした。

しかし、実は邪馬台国も卑弥呼も日本にはその記録がなく、遺跡も発掘されていません。存在したという根拠は、三国志の魏志倭人伝のわずか2,000文字だけです。

しかも、作者の陳寿は日本に言ったことはなく、すべて伝聞で書かれています。

そうすると、邪馬台国は全くのフィクションだった可能性が高いです。

では、なぜこんなに流布され、教科書にまで載っているのでしょうか。

それは、当時の日本が遅れたシャーマンの国であったとし、万世一系の天皇の系譜を汚したいという願望を持った勢力が歴史の大家に多いのかもしれません。

2019年3月11日月曜日

1341.「マスメディアの罪と罰」 高山 正之、 阿比留 瑠比

日本の2大マスメディア、NHKと朝日新聞の罪を暴いています。

過去の報道も時間が経てば忘れ去られてしまいますが、本書はそれを思い出させてくれます。本当にこの2大マスメディアは、デタラメな報道をしてきました。

GHQのWGIPによりNHKと朝日新聞は反日メディアに偏向してしまい、学生運動で企業に就職できなかったインテリがこれらのメディアに流れ込みました。

その人達は年を経るにつれ上層部に登ったため、この反日姿勢は企業文化となったようです。新たに就職した人達も最初は反日でなくても、朱に交わって赤くなってしまうのでしょうか。

インターネットの影響で、この反日姿勢が徐々に明らかになり、視聴率や販売数に悪影響を与えています。しかし、NHKは高額の受信料、朝日新聞は有利な条件で取得した不動産から得る不動産収入で経営基盤は盤石です。

自分自身でも様々な情報に触れ、自分で考えることが重要だと思いました。

2019年2月27日水曜日

1340.「日本のIT産業が中国に盗まれている」深田 萌絵

IT分野で中国、韓国の後塵を拝しているように言われるのは、技術開発に遅れを取ったからではありません。

日本の技術を盗まれたからです。そして、盗んだ技術には開発費がかかっていないから製品を安く売ることができます。さらに共産党が資金援助も行うので、価格面で日本企業が勝てるはずがありません。

そうして、日本企業は経営破綻し、シャープ、東芝メモリーのように今度は企業ごと買い取られます。それどころが、奪われた技術は兵器に転用され、その兵器は日本に向けられます。

このままでは、経済、軍事ともに危ないです。

しかし、日本は知的財産の流出や盗作にあまりに無防備です。

早急にスパイ防止法などの法制度を行い、日本の技術が奪われないようにすべきだと思いました。

1339.「オウム真理教元幹部の手記」 富田隆

著者は、オウム真理教の元幹部でしたが麻原彰晃直近ではなかったそうです。

そのため、著者は詳細を知らされないまま松本サリン事件に加担してしまい、懲役17年の実刑判決を受け、出所しました。

著者によれば、麻原は霊能力を持っていて色々と不思議なことを起こせたそうです。しかし、人格は最低でした。悟りを得ることと、高い人格は関係がないと述べています。

また、悟りを得ても幸福とは限らないそうです。キリストは殺され、釈尊は食中毒で亡くない、覚者と呼ばれた多くの人が癌などの病で亡くなっているのがその証左です。

オウムの科学班は世間の認識とは異なり、ガラクタしか作れませんでした。やることなすこと間が抜けていました。ただ、たった一人の天才科学者、土谷 正実が毒ガスの開発に成功してしまったことが悲劇を生みました。

オウム真理教の内実が実によくわかる一冊です。

2019年2月26日火曜日

1338.「現代ニッポン論壇事情 社会批評の30年史」 北田暁大、栗原裕一郎、 後藤和智

本書執筆のきっかけは、内田樹氏が著者達の年代を「日本最弱の世代」と呼んだことに怒りを覚えたからだそうです。

文中でも何度も内田氏を批判していますが、余程、内田氏が好きで、認めて欲しかったのだなと思いました。

自分たちが最も正しいという立場で左翼の論説者達を批判するという内容です。読んでいてあまり得るものがなかったのですが、精神修養として無理して最後まで読みました。

私にとっては、殆ど生産性のない本でした。

2019年2月25日月曜日

1337.「亡国の移民政策~外国人労働者受入れ拡大で日本が消える~」 坂東忠信

国連人口部の「移民」の定義は、「出生あるいは市民権(主権)のある母国を離れて1年以上外国に居住している人」です。

その定義によれば、平成30年6月末時点で263万人の移民が日本に存在しています。

最近は、「日本国民の人口が減少しているのだから、もっと移民を受け入れようよ。」という風潮が強いです。「日本より貧しい国から移民を受け入れることで、貧しい人達を助けていこうよ」というニューマニズムの声には反対しにくいです。

しかし、裏返せば、貧しい移民は日本の賃金を低下させるとともに、日本人から雇用を奪っているということになります。

日本語教育に沢山の予算が割かれ、突然やってきたにも関わらず社会保障にはタダ乗りされた挙げ句、その補填のために増税されます。

そして、日本に溶け込めずに同民族で居住地をつくり、池袋や川口のような地域が生まれていきます。新大久保や川崎のような日本人との紛争が増加するおそれがあります。

経団連におもねった安倍内閣の最悪の法改正。じわじわと日本を蝕むこの制度を早く改正する必要があると思いました。

2019年2月18日月曜日

1336.「夢を売る男 」 百田 尚樹

牛河原は丸栄出版の敏腕編集部長。次々と新人作家を発掘して本を出版しています。

というのは見せかけ。
出版したいという人間に「ジョイントプレス」という言葉で匠に惑わし、著者から200万円を出資させて本を出版し、その殆どを利益としています。

とても胡散臭い話なのですが、次々と引っかかっていきます。自己顕示欲を満たすべく冷静さを失ってしまうからです。

その本は売れるはずもなく、次々と絶版になっていきます。しかし、著者達は騙されたことに気づきません。なぜなら、出版したいという夢は叶っているからです。

皮肉な話ですが正に「夢を売る男」。出版界の裏事情が分かって背筋が冷たくなりますが、結末は気が利いていて気分よく読み終えました。

2019年2月15日金曜日

1335.「知りたくないではすまされない ニュースの裏側を見抜くためにこれだけは学んでおきたいこと」 江崎 道朗

アメリカ政治の本音を語る本です。

アメリカ政府も一枚岩ではなく、共和党と民主党では政策が大きく異なります。

マスメディアが報じるアメリカは、民主党的なリベラルな話ばかり。だから、大統領選挙ではヒラリーが圧倒的に有利と報じられました。そして、それしか情報源を持たない日本のメディアはトランプの当選を全く予想できませんでした。

著者は、「対米依存をいかに減らしていくのか」を議論するより、「敵に回すと厄介な同盟国」を目指すことが大事といいますが、正にその通りだと思いました。

ただ、それができる見識と能力を持った政治家が今の日本に存在するのでしょうか。

2019年2月12日火曜日

1334.「未来年表 人口減少危機論のウソ」 高橋 洋一

日本の人口減少による経済破綻論が嘘であることを数字で立証している本です。

人口減少についてよく目にする機器は、「市場が縮小するから企業業績が悪化する」「現役世代の高齢者を支える負担が増大する」といったものです。

市場縮小といっても、企業のシェアを市場の数パーセントに過ぎないため大した影響はありません。本当は企業が市場に適応できないことをわかりやすい人口減少のせいにしているに過ぎません。

現役世代の負担増というと、一人の高齢者を支える人数が減るので一人あたりの負担が増えるというものですが、単に給与が上がれば済むことですし、上がらないとすれば年金の額が少し減るというものです。

本当の危機は人口減少ではなくデフレなのですが、自治体合併によるポスト減を恐れる地方公務員と、危機感を煽ることで消費税率を上げたい財務省が人口減少危機論を広めているようです。

2019年2月4日月曜日

1333.「猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言」 猫組長、 西原 理恵子

経済書より面白いのに、経済書より経済の実態が分かりました。

著者の裏社会のシノギが現実の金融にどう影響していたのかが面白いです。ミクロ経済とマクロ経済のつながりがよくわかります。

石油、金融、人身売買などの裏話は、これまで聞いたことがない話ばかりです。

臓器移植など、ぞっとする話も多いです。

自分が生きている世界のすぐ隣にこういう世界があり、そこで大きな金や違法な取引が日常的に行われていることに非常に驚きました。

2019年2月1日金曜日

1332.「米中「AI大戦」」 兵頭 二十八

米国と中国のAI分野における戦争だけの話ではなく、最近の兵器や情報戦など現代における様々な戦闘の形式を解説しています。

中国の戦略でいえば、兵器にいくら資金と技術を注入しても、これまでの技術の蓄積がないため、米国には追いつけません。そこで技術の蓄積が不要なAIといった情報分野に人材と資金を投入しているとのことです。

何しろ軍事予算にいくら使っても文句は言われないし(そもそも、共産党は権力を握り、人民を管理している)、就職難のため仕事がない若者をいくらでも投入できます。

その結果、現在ではAI分野では米国と勢力を二分するようになり、他国の追随を許さないそうです。

AI分野で出遅れてしまった日本はどちらかの体制に組み込まれざるを得ないのですが、どちらの体制を選ぶかは明らかだと思います。

2019年1月31日木曜日

1331.「時給800円のフリーターが3年で年収1億円に変わる起業術」 松田 元

本書の大半を経済、経理、金融に割いていますが、その内容に同意できない点が多いです。根拠もなく、正確とも言えないので、その部分は他の本に任せたほうがよいと思いました。

セールス・マーケティングの部分は面白いのですが、非常に分量が少なく、かつ概念論に近くなってしまっています。

総じて言えば、マクロ部分に誤謬が多く、ミクロ部分は内容が乏しいです。

直接起業の役には立ちづらいと思いました。

2019年1月30日水曜日

1330.「「正定事件」の検証─カトリック宣教師殺害の真実」 峯崎 恭輔、 藤岡 信勝

正定事件は、1937年10月9日に北京南方の正定という城郭都市にあるカトリック宣教会で略奪や破壊が行われ、9人の宣教師が拉致の後、殺害された事件です。

2012年10月13日に犠牲となったシュラーフェン神父の殉教75周年式典で、日本カトリック市況協議会の池長大司教が確たる証拠もないまま、日本軍が正定の女子修道院に侵入し「慰安婦として200人を出せ!」と要求し、これを拒んだシェラーフェン司教ら9人を火刑によって虐殺したとの書簡を代読させました。

日本軍が虐殺を行ったという証拠はなく、すべて伝聞と推測です。日本軍が正定を占領したのは10月9日の事件当日で、まだ本隊は到着しておらず、多数の支那兵が避難民に紛れて残留していました。状況証拠からは支那兵の可能性もあります。

現在、正定事件が南京大虐殺のように日本軍の残虐行為としてでっち上げられようとしています。

本書はそれを防ぐために出版されたもので、英訳も出版される予定です。しっかりと証拠を集め、歴史戦に対処することが必要です。

2019年1月29日火曜日

1329.「どん底から1日1億円の売り上げを出す方法」 保阪 尚希

保阪 尚希さんが俳優を辞めて、通販事業を経営していることを最近知りました。

「保坂流」というブランド名で調理器具や健康器具など、健康に拘った商品を販売していて、かなり売れているようです。

本書は、著者の少年時代からタレントになり、事業家に転身する話が書かれています。

経済動静などのマクロな話は同意できない点もありますが、自分の考えや意見をしっかりと持っていて、事業を成功させていることが凄いと思いました。