2019年1月31日木曜日

1331.「時給800円のフリーターが3年で年収1億円に変わる起業術」 松田 元

本書の大半を経済、経理、金融に割いていますが、その内容に同意できない点が多いです。根拠もなく、正確とも言えないので、その部分は他の本に任せたほうがよいと思いました。

セールス・マーケティングの部分は面白いのですが、非常に分量が少なく、かつ概念論に近くなってしまっています。

総じて言えば、マクロ部分に誤謬が多く、ミクロ部分は内容が乏しいです。

直接起業の役には立ちづらいと思いました。

2019年1月30日水曜日

1330.「「正定事件」の検証─カトリック宣教師殺害の真実」 峯崎 恭輔、 藤岡 信勝

正定事件は、1937年10月9日に北京南方の正定という城郭都市にあるカトリック宣教会で略奪や破壊が行われ、9人の宣教師が拉致の後、殺害された事件です。

2012年10月13日に犠牲となったシュラーフェン神父の殉教75周年式典で、日本カトリック市況協議会の池長大司教が確たる証拠もないまま、日本軍が正定の女子修道院に侵入し「慰安婦として200人を出せ!」と要求し、これを拒んだシェラーフェン司教ら9人を火刑によって虐殺したとの書簡を代読させました。

日本軍が虐殺を行ったという証拠はなく、すべて伝聞と推測です。日本軍が正定を占領したのは10月9日の事件当日で、まだ本隊は到着しておらず、多数の支那兵が避難民に紛れて残留していました。状況証拠からは支那兵の可能性もあります。

現在、正定事件が南京大虐殺のように日本軍の残虐行為としてでっち上げられようとしています。

本書はそれを防ぐために出版されたもので、英訳も出版される予定です。しっかりと証拠を集め、歴史戦に対処することが必要です。

2019年1月29日火曜日

1329.「どん底から1日1億円の売り上げを出す方法」 保阪 尚希

保阪 尚希さんが俳優を辞めて、通販事業を経営していることを最近知りました。

「保坂流」というブランド名で調理器具や健康器具など、健康に拘った商品を販売していて、かなり売れているようです。

本書は、著者の少年時代からタレントになり、事業家に転身する話が書かれています。

経済動静などのマクロな話は同意できない点もありますが、自分の考えや意見をしっかりと持っていて、事業を成功させていることが凄いと思いました。

2019年1月28日月曜日

1328.「うちの奥さんは、商店街を歩くたびに手を振られるんですがどうなってるんですか?」 高木 純

ベンチャー企業の販促物といったような内容の本です。

町の商店街では、ポイントカードを作っていても、紙のカードが殆どで販促にはあまり使われていません。

これをスマホなどを使ったシステムを構築するのは資本や規模の面で難しいです。

NIPPON Tablet株式会社は、タブレットを無料でお店に配布し、お店はダブレットを使ってスマホで使うポイントカードを発行します。

お客さんはスマホに「みせもり」というアプリをダウンロードすることでポイントを貯めるという仕組みです。

そして、お客さんは「おみせ支援マスター」に登録し、お店にタブレットを導入してもらうと、月額使用料の一部がおみせ支援マスターに支払われます。

なかなか面白いビジネスモデルです。

2019年1月24日木曜日

1327.「北朝鮮の漂着船: 海からやってくる新たな脅威」 荒木和博

北朝鮮からの漂着船の話は、最近ニュースでたまに聞きます。

これまで漂着した船に数十隻くらいと思っていました。
しかし、平成29年11月から平成30年2月までのたった4ヶ月で約120隻、漂着した遺体は70体以上だそうです。

これほどまでに多くの漂着船が日本にノーチェックでたどり着いています。日本海側は無防備です。

工作員を送り込もうとすれば楽に入国できます。有事の際に難民が押し寄せたりしたら、大変の数の人間を保護しなければなりません。

これらの対策は準備されているのでしょうか。

2019年1月23日水曜日

1326.「貧困脱出マニュアル」 タカ大丸

本書は普通の人がお金持ちになる本ではなく、貧困にある人が抜け出すための本です。

親の離婚やDV、貧困家庭などといった恵まれない環境から、しっかりと稼げるようになるための具体的なアイデアが紹介されています。

筆者自身がそういった経験を克服して学んだ方法なので、とても実践的でためになります。

貧困家庭に育っていなくても、独立して稼げるようになりたい人には、とても参考になります。

2019年1月17日木曜日

1325.「amazon 世界最先端の戦略がわかる」 成毛 眞

著者は言わずと知れた元マイクロソフト代表取締役社長。

近年の著書は、主に人生訓をテーマにしたものであり、その独特の切り口や実践的なノウハウがとても参考になります。

本書は著者には珍しいビジネス書です。

そのビジネスモデルの分析は流石に鋭く、人生訓の本で発揮された読者に分かりやすく説明して惹き付ける文章の組み合わせが、無味乾燥なビジネス書と一線を画しています。

2019年1月16日水曜日

1324.「静かなる日本侵略 -中国・韓国・北朝鮮の日本支配はここまで進んでいる」 佐々木 類

気づきにくいですが、中国による日本浸透は着実に進んでいるそうです。

中国人は着実に日本に根を下ろし、千葉県美浜区の高浜団地、埼玉県川口市の芝園団地はチャイナ団地と化して、団地の決まりは無視されているそうです。

孔子学院は、米国では、スパイ工作機関として次々と閉鎖されているにもかかわらず、日本では、早稲田大学、立命館大学など14ヶ所の私大と8ヶ所の小中学校に設置され、着々と情報工作を行っている可能性があります。

人口35人の奄美大島には中国6000人を収容する大型クルーズの設置桟橋を作る計画があるとのことです。

こういった情報をもっと公開して、政府による規制を強化してもらいたいものです。


2019年1月15日火曜日

1323.「定年後のお金 寿命までに資産切れにならない方法」 野尻 哲史

50代後半から60代前半をターゲットにした本です。

資産を75歳まで運用し、そこから95歳まで3%で運用して4%を引き出して、資産を徐々に取り崩していくことを提唱しています。

人生で起こる様々な事柄にはあまり触れず、計算のみに終始しているため、単なる机上の空論に感じられました。

2019年1月9日水曜日

1322.「永遠に残るは(下): クリフトン年代記 第7部」 ジェフリーアーチャー

全7部にわたる長編小説をついに読み終えました。

貧しい港湾労働者の息子として生を受けながらも、自らの努力によって爵位まで授かることとなった生涯を描ききりました。

どの巻もワクワクさせ先を読むのが楽しみでした。

ハリーは子どもの頃に出会ったエマを愛し続け、共に生涯を終えました。

1920年から1992年までの英国の風俗や歴史も取り混ぜながら、一人の高潔な人間の人生を共に体感することができました。

エンディングは静かながらも深い感動を持って読み終えました。

2019年1月8日火曜日

1321.「日本国紀」 百田 尚樹

歴史に正解はなく、多くの資料を著者の考えで組み合わせて作られたストーリーではないでしょうか。

もちろん、史実に基づかないストーリーは論外ですが、史実をどう解釈するかは、著者の歴史観によるところが大きいと思います。

本書は百田さんの歴史観によって組み立てられた歴史だから、百田さんの選択や物の見方が色濃く出ています。しかし、決して史実には反していないし、捏造もありません。

この本の目的は、日本人の誇りと尊厳を取り戻すことのように感じました。そのため、これまでの歴史教科書の通説とは異なった部分があり、自虐的な記載はありません。

この本を批判する人は、日本人が自国の歴史に誇りを持つことが許せないように見えます。それは、日本人を自虐の状態に起き、周辺国の属国に成り下がることに正義感、安心感を感じるからではないでしょうか。反省し続けることにある種の快感を感じているかのようにすら見えます。

本書で特筆すべきは、南京大虐殺がプロパガンダであったこと、従軍慰安婦が吉田清治の創作話であったこと、終戦時にそれまで友人だと思っていた朝鮮民族から搾取と強姦をされたこと、GHQ(=アメリカ)のWGIPによって日本が自虐思想に洗脳されてしまったことを明確に記述した点です。

これまでにもこのことを書いた本はありましたが、現時点で50万人以上の人がこれらを読んだことの意義は非常に大きいと思いました。

2019年1月7日月曜日

1320.「日本人が知らない満洲国の真実 封印された歴史と日本の貢献」 宮脇 淳子、 岡田 英弘

子供の頃教わった満州国は、関東軍の謀略で侵略され、溥儀を傀儡政権として建て、日本人が占領した地でした。

しかし、実際には、日本は何もない不毛の地の鉄道権益を得てしまったがために、莫大な投資をしてインフラを整備し、その投資をソ連と中華民国から守るためにさらなる資金と人材を投入して滅亡しつつあった満州族の国家を作りました。

もともと欲しかった地ではなく、得ても食い詰めた中華民族と朝鮮族しかいない荒野を成り行き上、開発してしまったというのが真相のようです。

後にはブロック経済圏を構成したものの、初めから介入していなければ大東亜戦争を引き起こす必要もなかったのではないでしょうか。

その元凶は、朝鮮半島を守ろうとして日露戦争を戦ったことであり、やはり朝鮮に介入すると一つもいいことはないと思いました。

2019年1月4日金曜日

1319.「マンガと図解でスッキリわかる プログラミングのしくみ」 大槻 有一郎、 リブロワークス

マンガとイラストで説明されているので分かりやすいです。

それでも、私にはプログラミングの知識が全くないので、一回読んだだけでは理解しきれませんでした。

この本を何度か読み直すか、別の入門書を読む必要があると思います。