2019年7月26日金曜日

1364.「武器になる情報分析力」 上田 篤盛

情報分析に関する教科書のような本です。

情報分析について、幅広く包括的に、かつ詳細にかかれています。非常に勉強になることは間違いありません。

著者が言うように、マニュアルは読むだけでは駄目。実際に実践しなければ身につきません。

ただ、本書の内容は一人でやるにはハードルが高いです。手法が難しく、沢山あるため、時間がかかり過ぎてしまい、モチベーションを上げにくいです。

そのため、手法の全てではなく一つだけでもやってみると良さそうです。

更に言えば、自分なりの簡単な情報分析手法を編み出すのが一番よいと思いました。

2019年7月25日木曜日

1363.「日本が危ない! 一帯一路の罠 ―マスコミが報道しない中国の世界戦略」 宮崎 正弘

一帯一路は貿易の円滑化が目的ではなく、途上国の領土略奪が目的であることが明らかになってきています。

貧困国にインフラ開発を持ちかけ、返せるはずのない金を貸し付ける。中国で有り余っている材料と労働力を持ち込むため、途上国の雇用も消費も生まれません。

そして、借入金を返せなくなると、借金をかたにかつての香港のように数十年の租借地にして、軍事拠点として使用します。まさにサラ金です。

しかし、日米がAIIBに関わらなかったために資金がショートし、プロジェクトは次々に中断しています。

そして、一帯一路が占領政策であることが知られてしまい、マレーシアなどからキャンセルされてしまいました。

だが、未だにイタリアのように一帯一路を歓迎している国もあります。警戒が必要です。


2019年7月24日水曜日

1362.「財務諸表は三角でわかる 数字の読めない社長の定番質問に答えた財務の基本と実践」 大久保 圭太

厚くない本ですが、内容が非常に充実しています。

図も多く、とても分かりやすいです。

複式簿記の知識がなくても理解できます。

しかも、財務諸表の読み方にとどまらず、経営改善まで勉強できます。


2019年7月19日金曜日

1361.「米中壊滅」 加藤 鉱, 宮崎 正弘他

本書によれば、中国経済が壊滅するプロセスは次のとおりだそうです。

1.退役軍人が引き起こす反政府暴動
退役軍人は5,7000万人いて、再就職できた人数は500万人。それ以外は貧しい生活をしているからです。

2.不動産価格暴落による民衆の暴動
上海株下落に続いて不動産価格が暴落すると民衆の怒りが爆発するからです。この暴落を補うのが対米貿易と海外からの直接投資ですが、米中貿易戦争により、それらも望めません。

この中国経済の壊滅により、多額の損失を負う日本企業のトップ10は、野村證券、日立建機、ファナック、村田製作所、ローム、シャープ、資生堂、ダイキン工業、王子製紙、伊藤忠だそうです。日本経済の屋台骨を支える大企業です。

さらに、日本電産、京セラ、ブラザーも大きな傷を負うそうです。

ソフト・ランディングは難しそうで、これに備えるのも困難です。これ以上、中国市場に投資することなく、徐々にでも撤退を進めるべきと思いました。

2019年7月18日木曜日

1360.「ヤキトリ1 一銭五厘の軌道降下」 カルロ・ゼン

傭兵達を「ヤキトリ」と呼び、共通言語がスリランカ語、超贅沢品がマクドナルドという未来小説です。

設定は面白いのですが、描写が少しくどく、200ページくらいまで読むのに難儀します。

長編のシリーズ化が前提のためか、1巻は全体の世界観の説明にページが割かれており、物語の進展は、アキラがヤキトリになるまでの話です。

まあまあ面白く、次巻以降に期待が持てます。

2019年7月17日水曜日

1359.「劇場化社会 ~誰もが主役になれる時代で頭角を現す方法~」 櫻井秀勲

大学卒というだけで大企業に入れた時代、MBAを取得しただけで経営幹部になれた時代が終わった現代、自分自身で自ら舞台に立てという勧めです。

そのためには、他人がやらないことを学び、少人数相手でもいいから勉強会をつくる。

パソコン、スマホを使いこなしてフェイスブックで発信する。

勇気を出して一歩前に出ることを後追いする本です。

2019年7月16日火曜日

1358.「死ぬこと以外かすり傷」 箕輪 厚介

タイトルは内容に比して大げさでしたが、面白く、刺激的な本です。

読み始めは、アウトローなことを書いて物を考えない若者を扇動しているのかと感じました。読み進むにつれ、キチンと仕事をしている人だなと思いました。

人と違うことをやれ、自分のやりたいことをやれ、すぐやれ、速くやれ、たくさんやれというメッセージのように感じました。

読み終わり、自分ももっとやらなくてはなと思いました。

2019年7月10日水曜日

1357.「インフラ・イノベーション 強くて豊かな国をつくる日本再生プロジェクト」 藤井 聡

タイトルから難しく堅苦しい内容をイメージしてしまいます。藤井先生の本と知らなければ手に取らなかったでしょう。内容は分かりやすく面白かったです。

下水道や既存のダムが、これぼどエネルギーを生み出すとは知りませんでした。新幹線、高速道路、空港がこれほど地域を活性化させるとは思いませんでした。

日本には、恵まれたことに経済を活性化させる種がたくさんあります。
しかし、それらは、民間の資金だけでは育てることができません。政府の資金投入が必要です。

平成の30年間は、ずっと公共投資削減とデフレの時代でした。
令和は、投資と経済発展の時代になることを切に願います。

2019年7月9日火曜日

1356.「余命半年の中国・韓国経済」 宮崎 正弘

中国経済の余命があと半年だと、2019年内なので少し言い過ぎかと思いますが、中国の経済は急速に悪化しているようです。

その経済力に惹かれていた欧米や後進国でしたが、資金援助が占領の手段だったことが徐々に明らかになり、反中国へと転じています。

しかし、日本には未だに多くの親中派がいることには驚きです。経済破綻の可能性が高まっているのに、逆に移民の門戸を開放してしまいました。

経済危機寸前の中国ですが、投資が生きている分野があります。5Gです。世界の地上局の27.9%をファーウェイが、13%をZTEが占めており、合計すると40.9%を中国が押さえています。

これが中国経済の大逆転の鍵となるかもしれません。

韓国経済の余命は、日本の輸出優遇措置の廃止により、本当にあと半年かもしれません。


2019年7月8日月曜日

1355.「No.1ホストが明かす 心に残る話し方」 信長

話すことが仕事とも言えるホストという職業から、著者が体得した会話術を公開しています。

特に女性との会話について多くのページが割かれていて、「女性誌を定期購読する」など、そのメソッドが非常に具体的です。

「男性は結論を求め、女性は会話そのものを求めている。」
「男性は『お金・成功・ビジネス』、女性は『美容・恋愛・幸せ』」
という分析は、正にその通りだと思いました。

これを意識するだけでも、女性との会話の質が変わってくるかも・・・