2021年2月27日土曜日

1434.「夢幻にあそぶ 能楽ことはじめ」 松村 栄子

 

著者が能楽を全く知らない状況から、学習することなく能楽を見始めた体験が興味深かったです。

能楽は難しそうだから勉強してからと二の足を踏まず、まずはどんどん見に行けばいいのだなと思いました。

そして、眠くなってしまうのは、個人的な問題ではなく、多くの人もそうなのだと安心しました。

演目についても、見たい気分ごとによって適したものが分類されており、能を見に行きたくなりました。

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2021年2月26日金曜日

1433.「天皇の国史」 竹田 恒泰

 

653ページという長編で、正直、読み通すことに骨が折れましたが、読み切ってとてもよかったです。

天皇という遠い存在が、日本の支柱として実に身近な存在であったことに気付かされました。

そして、2660年以上の長期に渡り日本を統治し続けて来たことと、その神話、伝説、そして歴史の連なりに自分も属していることの奇跡に誇りを覚えました。

本書は特に日本の大東亜戦争における天皇陛下のお考えを詳しく表しており、これまで知らなかったことが非常によく分かりました。

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2021年2月25日木曜日

1432.「終わった人」内館 牧子

 

63歳で定年退職した壮介は、3,000万円の貯金、5,000万円の投資信託、5,000万円の満期保険の計1億3,000万円の資産を持っている。

妻が相続した家に住んでいるためローンはない。一人娘はすでに嫁いでいる。65歳から年間500万円の年金を受け取れる。

経済的な不安が全く無く、同世代の中では非常に成功した部類だろう。

しかし、仕事がないため、生き甲斐がない。これから生きていく20年は地獄かもしれない。まさに終わった人。

その虚しさを紛らわすために、様々なことを始めるのだが・・・

例え少ない収入にしかならなくても、一生を貫く仕事があることは、本当に幸せなことだと思った。

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2021年2月22日月曜日

1431.「百田尚樹の日本国憲法」百田 尚樹

 

日本国憲法は、白人にかけられた呪いのようです。

この日本を弱体化させる呪いが、日本の防衛、教育、メディアを縛り、徐々に国体の解体に進んでいます。

天皇統治廃止、領土占領容認、愛国心喪失。

憲法を廃止して、この呪いを解かないと主権国家としての日本が消失しかねませんが、改正の声は上がりません。

本当に有事が起こらないと、改正論議には火がつかないのでしょうか。

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2021年2月2日火曜日

1430.「恋する能楽」 小島 英明

 

能の演目200曲のうち、恋に関する20曲が解説されています。

恋により身を滅ぼし、恋を忘れられず亡霊と成り果てるなど、恋の罪深さが物語られます。

演目の原作であり、源氏物語や伊勢物語なども取り上げられ古典を知るのにもよい本です。

2021年2月1日月曜日

1429.「教養として学んでおきたい能・狂言」葛西聖司

 

とても易しく分かりやすいのに深い本です。


能楽堂、能、演目、歴史などを教えてくれます。

読むと能が見たくなります。


また、著者ほどのベテランでも最初は爆睡したというエピソードから、寝てしまうのは自分だけではないのだと、少し安心しました。