2022年4月30日土曜日

1538.「老人支配国家 日本の危機」 エマニュエル・トッド

核兵器は、軍事的駆け引きから抜け出すための手段というのは、ウクライナを引き合いに出すこともなく、そのとおりだと思いました。

「核兵器を打ち込まれた唯一の国でその苦しみを一番知っているのだから、自分たちは核兵器を持たない」ではなく、「また、自分たちがその苦しみを味合わないように核兵器を持つ」という発想でよいのではないでしょうか。

人口減少の解決策が移民受け入れとは思えませんでした。昔から様々な民族が流入してきたフランスと、島国で古来から単一民族でやってきた日本では考え方も文化も異なると思います。

移民を受け入れるにしても、日本文化への同化が必要であり、多文化というスローガンは聞こえは良いが、社会を破壊すると思います。また、移民してきてまで社会に馴染もうとせず、反日活動をする民族は必要とは思えません。

中国出身者ばかりが増え過ぎることを避けるべきだという意見はそのとおりだと思いました。

2022年4月29日金曜日

1537.「皇帝たちの中国 始皇帝から習近平まで 」 岡田 英弘

武帝、李世民、フビライ・ハン、朱元璋、康熙帝の5人の皇帝の所業から、現在の中国という地域を解説しています。

中国という国が古来から存在したわけではなく、1905年の中華民国から中国という名称が使われ始めました。しかし、英語では秦がなまった「支那」の音訳"China"が使われ続けています。

現在、中国大陸と呼ばれる地域では、様々な王朝が生まれては消え、また生まれてきました。現王朝も消える運命にあるのでしょうか。

2022年4月28日木曜日

1536.「現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全―脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!」 佐々木 俊尚

著者の情報収集についての体験談です。

アウトプットの方法論より、インプットの方法論が殆どでした。

気になるところを参考にするとよいと思いました。

2022年4月27日水曜日

1535.「ロシアを決して信じるな」 中村 逸郎

嘘に嘘を重ねる国、ロシア。

最新兵器や毒は作れるが、基本的な生活必需品は作れません。

そして、民主国家の皮を被った独裁国。

国家も国民もひどい酷い国です。この国に行くことも、この国民と親しくすることもないでしょう。

2022年4月26日火曜日

1534.「最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常」 二宮敦人

同じ東京藝大なのに、美術専攻の美校と音楽専攻の音校で生徒の行動も教授の地位も全く違うことに驚きました。

金銭感覚も全く異なるようです。

また、恐らく日本で最も入学することが難しい大学にもかかわらず、就職することが難しいという事実も驚きです。

そして、卒業生の半数が行方不明というのも衝撃でした。

2022年4月19日火曜日

1533.「六人の嘘つきな大学生」 浅倉 秋成

久々に面白いミステリーを読みました。

就活という特殊な設定で、描ける内容も限定されてしまうのではと思いましたが、逆に人間の内面、日本の新卒採用の実態や問題点、企業の盛衰など様々なことが映し出されていました。

謎も2転3転して飽きさせません。

素晴らしい内容だと思いました。

2022年4月12日火曜日

1532.「なぜ韓国人は国を棄てるのか?」 宮崎正弘 、 室谷克実

隣りにあるメチャクチャな国。

まともの議論は成り立たず、常にお金の無心ばかり。

史実に基づかない自分たちに都合の良い歴史を捏造し、そのフィクションに日本も向き合えと要求する。

本当にこの国とは、経済も往来も関係を断った方がよいと思います。

そして、争わない程度の薄い関係がよいです。

本書が提案する「スルー」と「ウォッチ」がよいと思います。

2022年4月4日月曜日

1531.[復刻版]中等歴史[東亜及び世界篇〈東洋史・西洋史〉] 文部省

非常にコンパクトですが、中味は濃いです。

年表も西暦でなく、皇紀で表されていており、日本国の教科書としての矜持が伺えます。

当時は、これほどまでに自国に自身を持って、世界を俯瞰していたのかと、とても頼もしく羨ましいです。

2022年4月3日日曜日

1530(E10).「N or M?」Agatha Christie

和訳の評価は非常に高いのですが、原書は正直なところ、よく理解できませんでした。

最初は読みやすいと思いましたが、段々知らない単語が増えてきて、登場人物も増えると、誰が誰だかわからなくなりました。

和訳を読んでみます。