2022年6月4日土曜日

1551.「LAST (ラスト)」 石田 衣良

20年も前の小説ですが古びていません。

すべての短編がドキッとします。

話の多くはデフレが災難の根底にあり、デフレは今だに解決されていません。 

ギクッとする内容で決してハッピーエンドではありませんが、希望が持てる結末です。

2022年6月2日木曜日

1550.「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」 南原詠

小説としての文体は固いように感じました。


自分はパテント・トロールをしていたのに、他人の冒認出願は許せないと激怒する倫理観はおかしいなと思いました。

また、請負契約書の偽造を弁理士が勧めるのは止めてほしかったです。

色々と「アレッ」と思うことはあったが、特許を題材とする話は珍しいし、様々の制限もあるのでよく出来ていると思いました。

2022年6月1日水曜日

1549.「中国経済はもう死んでいる」 宮崎正弘

経済が壊滅状態と言われて久しい中国ですが、依然として軍備には多額の資金をつぎ込んでいます。

行き着く先は、人民の眼をそらすための台湾侵攻、尖閣占領、不満を持つ人民の弾圧です。

軍事力が続く限り、一党独裁は続くと思います。