2022年8月30日火曜日

1562(E14).「The Twits」Roald Dahl

意地悪なTwit夫妻が虐待していた動物から攻撃される話。

結末は非常にシニカルです。

76ページと言う短編で、イラストが多いためイメージしやすく、とても読みやすいです。


2022年8月26日金曜日

1561.「語れるようになる西洋絵画のみかた」 岡部 昌幸

 

情報量が非常に多いですが、うまく整理されていて理解しやすいです。

情報量が多いのでこれを読んで素人が語れるようになるのは難しいですが、とても勉強になります。

絵画がヨーロッパの戦争や宗教によって強く影響を受けていることがわかります。

西洋絵画に惹かれるのは、単なる情景の描写ではなく、物語やメッセージがあるからだと思います。

2022年8月5日金曜日

1560.「invert 城塚翡翠倒叙集」 相沢沙呼

前作を読んだので流れで読んでしまいました。

つまらなくはないのですが、すごく面白いわけでもありませんでした。

前作のような「天然ボケの霊能力者」と言う設定がないので、ひねりのない普通の推理小説になっています。


1559.「どろどろの聖書」 清涼院 流水

聖書の中の不倫、殺人、裏切りなどにまつわる57編をまとめています。

聖書を読んだことがありませんが、こういった話は面白く読めました。

聖書は教訓の本と言うより、神話や伝説なのだなと思いました。

しかし、殺人や強姦が正当化される話が今日経典となっているのも不思議です。


2022年8月4日木曜日

1558.「ルポ 女性用風俗」菅野久美子

女性の性欲が赤裸々に語られています。

少人数のレポートなので、それを全体傾向として捉えるのは、誤誘導だと思います。

ただ、風俗を利用したことで、それまでのコンプレックスを解消できた人は確かにいるでしょう。

女性用風俗を利用する理由を「社会的問題」にしたり「いい男がいない」ことにしたりするのは単なる言い訳に聞こえます。

単に性欲を金で解消したことを難しい社会構造の問題とする必要はないと思いました。


2022年8月3日水曜日

1557(E13).「Charlie and the Chocolate Factory」Roald Dahl

映画で見たことがありましたが、すっかりストーリー忘れてました。

イメージでは変わり者のミスターウォンカが気まぐれに子供たち5人をチョコレート工場招待する話でした。

そのツアーで起こる様々な出来事の映画だったように記憶しています。

しかし本当は5人の子供を招待したことには重大な理由があり、子供達が次々と脱落していきます。さて残された人1人に与えられたご褒美とは・・・

貧しいけれど素直に育ったチャーリーとその素直な性格が報われるサクセスストーリーです。


2022年8月2日火曜日

1556.「高校事変 IX」松岡圭祐

今号で、1巻から続いた田代ファミリーとの抗争が終了しました。

1巻では注目されながらも登場しなかった田代勇次が本巻のボスキャラです。

勇次に組織を継がせるための幼児期からの虐待、愛情の欠如からの屈折した心理が色濃く描かれています。

本作も飽くことなく一気に読み終えました。