2018年5月9日水曜日

M4.「キック・アス」

デイブは、全くイケてない高校生。
勉強もダメ、スポーツもダメ、女の子とも話せないコミックオタク。

スーパーヒーローに憧れるデイブはインターネットで全身タイツを購入。
タイツに身を包み町をパトロールしていると、車泥棒に遭遇。
車泥棒に注意をすると、ナイフで腹を刺され重体に・・・

ここで改造されてスーパーヒーローに変身するのかと思いきや、単に手術を受け一命を取りとめるだけ。しかし、パトロールの様子がネットで流され、一躍ヒーローに。

そのことがキッカケでデイブの運命が変わり始めます。
結局、最後まで身体能力に変化はありませんが、ヘナチョコが勇気を出したことで仲間ができ、成長していく姿にワクワクします。

1222.「すべての仕事を3分で終わらせる――外資系リーゼントマネジャーの仕事圧縮術」 岡田兵吾

業務効率化の本です。

「仕事圧縮」のためには、
1.量をこなす
2.時間を決める
3.型をつくる
4.型からはみ出たモノは自分でやらない
が基本になります。

具体的な方法として、
「枚数の多い精緻な資料はつくらない」
「仕事に優先順位をつけない」
「メールを読んだらその場その瞬間に返信する」
「メールや資料は1回しか読まず、読んだら破棄する」
「資料作りは参考資料をカスタマイズする」
という、有益なやり方を紹介しています。

後半のMECEやロジック・ツリーなどは、マッキンゼー出身のコンサルタントが沢山紹介しているので、今更な内容ですが、前半はなかなか面白い本です。


2018年5月8日火曜日

M3.「007 スペクター」

ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる4作目です。

ダニエル・クレイグになってからシリアス路線となり、おちゃらけ要素が減りましたが、それはそれでよい作品です。

HIVの偽治療薬販売や、難民の売春婦売買など現代的な犯罪がスペクターのシノギとなっています。そして、世界中の盗聴と盗撮の情報を一元管理し、世界を支配するというのがスペクターの狙いです。スケールがデカイです。

舞台が、メキシコシティー、ロンドン、オーストリアの山岳地帯、モロッコの砂漠など、雄大な風景を見るだけでも気持ちがいいです。

スリリングで最後までテンポよく見ることができました。


1221.「アキラとあきら」 池井戸潤

この本を手にした時、とても驚きました。分厚すぎる・・・ 文庫本なのに705ページもあります。読み終わるのに、何日かかることか、5日か一週間か。

ところが、結局たった2日で読み終えてしまいました。何の苦痛もなく。

まず、文章が読みやすいです。そして、それ以上に内容が面白く、どんどん引き込まれていきます。

主人公は、山崎瑛と階堂彬。

瑛は、父親が工場を経営していたものの、倒産してしまい夜逃げし、貧乏という辛酸を舐めます。
彬は、家が大手企業を経営していたものの、父親と叔父たちの確執から、肉親の骨肉の争いを目の当たりにします。

全く異なる境遇で育ちながら、自らの原体験に抗い、それを克服していく姿が描かれています。

経営、融資、人間の妬みなどを体験できる素晴らしい小説です。

2018年5月7日月曜日

M2.「スラムドッグ$ミリオネア」

インド映画と思いきや、イギリス映画です。

元々は英国の人気番組で、日本では、みのもんたさんの司会でリメイクされていた「クイズミリオネア」。

スラム街で育ったジャマールは、インド版の「クイズミリオネア」で、全ての問題に正解し、100万ルピーを手に入れる権利を獲得します。

しかし、全問正解の出場者はそれまでいなかったのでイカサマと疑われ、警察に連行されます。

警察で拷問を受けながら、なぜ問題に正解できたのか、一問ずつ答えるジャマール。

その答えによって、ムンバイのスラムで生まれ育ったジャマールの半生が明らかになります。

果たして、ジャマールはイカサマをしたのか?

スラムだったボンベイが急激に発展して現在のムンバイになる過程や、スラムに生息するギャングや貧民の過酷な日常が描かれています。

スリリングな展開でとてもスッキリする作品です。

1220.「マルドゥック・アノニマス3 」 冲方丁

マルドゥック・アノニマスの最終巻。アノニマスは、SFというより、ギャング小説、人間ドラマといった感が強いです。そのため、ベロシティ、スクランブルと比べてスリリングさに欠けます。

イースターズオフィスの強化人間が3人と1頭なのに対し、クインテットは58人と11頭と圧倒的に不利。そうなると、直接対決というより策謀で対抗していくしかないので、地味な内容です。

局地戦では勝っても、大局でジリジリ押されていくので読んでいてスッキリせず、鬱屈していきます。

先のない顛末に向かっていくところ、最後の最後でどんでん返しが・・・

エンディングで、「これを待ってたんだよ!」とやっと心踊らせることができ、希望が持てる終わり方で、少しスッキリしました。


2018年5月2日水曜日

M1.「ゴッドファーザー PARTI」

1972年に公開された映画ですが、全く色あせていません。

現代でも過去を舞台にした映画はあるので、今この映画を撮ったとしても、同じ位の映像になるのではないかと思うほど、クォリティが高いです。

舞台となった1945年当時のイタリア社会がよく分かります。移民としてアメリカで生き抜くためにゴッドファーザー(名付け親)としてメンバーを守り抜く結束が非常に固いです。

印象的だったのは、飲まれている酒はビールやウイスキーではなく、専ら赤ワイン。それをピッチャーから注いで飲むというのは、イタリア系の特徴でしょうか。

殺人を犯したマイケルは一族の故郷であるイタリアのシチリア島に雲隠れするのですが、アメリカ育ちのイタリア人とシチリア島民では言語も風俗も異なってしまっている点が興味深いです。

ドン・コルレオーネの後を継ぐはずだった長男のソニーは直情型で、まんまと敵の罠にハマります。

マフィアに入ることを避けていたマイケルは大人しい正確ながら思慮深く、いざとなったら殺人も躊躇しないという、ドンとして必須の能力を持っていたこと明らかになります。その能力が開花して、組織のボスにのし上がっていく姿が恐ろしいです。



1219.「UPSTARTS UberとAirbnbはケタ違いの成功をこう手に入れた」 ブラッド・ストーン、 井口耕二

UberとAirbnbの創業から2016年頃までの物語です。

2社を取り上げているので、2社のエピソードをもとに著者の分析が語られるのかと思いきや、全く違いました。

2社の歴史が時系列で交互に丸々語られています。それぞれの会社の話で、充分2冊になる内容を1冊に濃縮しています。読んでいると、登場人物が混乱していきます。面白いのですが、読み手に結構な負担を与えます。

2社とも素晴らしいビジネスプランや売上予測があったわけではなく、単に創業者が不便と感じたことを解決しようとして始めたに過ぎませんでした。すでに先行する会社もあり、周囲は誰も成功するとは思わず、やっていた自分たちもこんなに成功するとは思っていませんでした。

そうすると、起業には立派なビジネスプランは必要ないように思えます。

ただ、それまで世の中になかったビジネスにはなかっただけの理由があります。それは、規制があるために事業化ができなかったということです。2社とも規制に苦しめられ、何度も何度も訴訟などで争い、ギリギリで勝ってきました。

今や大企業となった2社ですが、この物語はまだ終わっていません。突然、新たな法律でひっくり返されたり、技術革新により新たな競合が現れる可能性があるからです。

起業の面白さや、苦しさがよくわかる本です。


2018年5月1日火曜日

1222.「99%の努力はいらない」 信長

結果を出す人にとって、99%の努力は不要で、重要な「1%の努力」に注力しているそうです。

そのためには、3つの基本方針を守ること。
1 「他力本願」に汗をかけ!(人間関係構築術)
2 「行動」は空気を読むな!(行動原則)
3 いくらサボっても自動でうまくいく「仕組み」を作れ!(時間術)

これらを実行する各論が書かれています。

私が気に入ったのは、次の各論です。
1-2 自分の頭を使うな:記憶するな。他人に聞け。
2-11 大事なのは「話す時の空気」「声の出し方」:「面白い内容」よりも「堂々と声を出すこと」
3-1 「意思の力」より「場所」の力
3-7 「◯◯したい」と伝える

構成が優れているので読みやすく、とても勉強になりました。
 

1218.「誰も教えてくれない 大人の性の作法(メソッド) 」坂爪 真吾、 藤見里紗

タイトルから想像されるような内容は書かれていません。

ドキュメンタリーやノウハウではなく、社会学的な内容です。

「男は安定するとダメになり、女は不安になるとダメになる」という格言は、正にその通りだと思いました。

昨今の官僚や知事の問題を見ても、エリートとして安定すると男性は、性に関心が強くなってしまうようです。