本を1,000冊読みました。極端な変化はありませんが、人生が好転している気がします。もう少しブログを続けてみます。 知識が増えたので物の見方の切り口も増え、他人の意見が受け売りかどうか、何となく感づくようになりました。
2014年10月31日金曜日
映画「最後まで行く」
殺人課のコ刑事は、母の葬式に急ぐあまり、人を轢いてしまいます。パニックになったコ刑事は、被害者をクルマのトランクに積み込み、逃走します。
ちょうどその時、収賄の疑いでコ刑事の所属部署が警察の内部監察官から取り調べを受けます。事故の発覚を恐れたコ刑事は被害者の遺体を隠蔽することに成功します。
ホット一息ついたコ刑事のもとに、非通知の電話がかかり、コ刑事が遺体を隠蔽したことを告発すると告げるのでした。
次々と事件が起こり、とてもテンポよく話が進みます。無理な設定部分もありますが、あまり気になれずに楽しめます。スリリングな展開にドキドキしながら最後まで引きこまれました。
512.「人生教習所」 垣根 涼介
この本を読むまで、小笠原諸島が1968年までアメリカ領であったことを知りませんでした。大変不勉強です。
日本返還により、その時点でグアムの高校に在学していた子供達はアメリカ国籍を選び、小笠原諸島の中学校に在籍していた子供達は日本国籍を選んだそうです。一つの家庭の中で国籍の異なる家族が存在する状況になりました。
小笠原諸島は、日本の他の島に比べて、新参者に対する許容度が広いようです。それは、島という閉鎖社会ゆえに泥棒が殆どいないという環境と、綺麗な海に憧れて住み着く新島民の流出入によるもののようです。
人生再生塾ということなので、実務的な講義内容かと思いましたが、その中心は、小笠原返還によって運命を左右されて島民達の体験談を聞く、社会学でした。登場人物たちは、国家、国籍、選択などを考えることで、自分の生き方を再構築して、社会に戻っていくのでした。
2014年10月30日木曜日
映画「これが私たちの終わりだ」
正直なところ、私には、あまりピンと来ませんでした。
コンビニエンスストアを舞台に若者たちの荒唐無稽なショートストーリーが次々に続きます。
同じキーワードが使われる話もありますが、ストーリー同士の関連性はあまりありません。
何を訴えたかったのか、どんな効果を狙ったのか、よく分からない映画でした。どうやら韓国の人気タレントを起用したアイドル映画だったようです。
2014年10月29日水曜日
511.「世界を戦争に導くグローバリズム」 中野 剛志
ブッシュ政権は、理想主義であったようです。正義の御旗のもと「テロとの戦い」に邁進し、サダム・フセインの独裁政権を壊滅させましたが、それが更なる混迷を産んでしまいました。
理想主義の政策を採っていた場合、不幸な結果を巻き起こすことが多いように感じました。
安倍政権は理想主義を採り、オバマ政権は現実主義を採っているようです。
これが両国間の軋轢を生んでいます。
日本はTPPにより安全保障が強化される(理想)と思い込んでいますが、アメリカはTPPに自国の雇用創造(現実)しか求めていません。
そのため、TPP交渉は難航しており、例え締結されたとしても日本には殆どメリットがありません。
そして、周囲に侵略国がなかったアメリカは、グローバル化というDNAを保有しています。他国を実質的に侵略することになるグローバル化は、他国の民主主義を阻害する結果を引き起こします。経済力を持った中国も非常にアメリカナイズされたグローバリズム国家です。中国の東アジアにおける侵略行動に留意しなければならないと思いました。
映画「慶州」
北京大学の教授チェ・ヒョンは、先輩の葬式のため、韓国に帰省します。葬式後、先輩と7年前に行った慶州のカフェに、思い出の春画を見るために訪ねます。カフェの女主人コン・ユニと親しくなったチェは、その友人達と一夜を過ごすことに・・・
正直なところ、話に脈絡がなく、何が言いたいのかよく分かりませんでした。
慶州という観光地を紹介するための映画か、それとも、風情を漂わせて雰囲気を感じさせる映画か。
随所に中華思想も見受けられました。
北京大学をありがたがる大学教授や、中国茶や中国たばこをありがたがる姿から中国への畏敬を感じました。
一方、日本のおばさん観光客がコンに、
「私は、過去に日本が犯した過ちを謝りたい。」
と謝罪する姿から日本への軽視を感じました。
最後まで、「よく分からない」というのが偽らざる気持ちでした。
2014年10月28日火曜日
510.「詐欺の帝王」 溝口 敦
男は、大学時代にイベント・サークルに所属し、全国組織をまとめ上げ、ヴェルファーレなどのディスコに顔が効くようになります。
大学卒業後、大手広告代理店に勤務していましたが、スーフリ・レイプ事件で関与を疑われ、子会社に出向されたたために退社します。
イベントで貯めこんだ資金とノウハウを持っていた男は、ヤミ金で挙げられた五菱会に目をつけ、五菱会亡き後の後釜に座り込み、勢力を伸ばしていきます。
ヤミ金の店長達は、評価基準である利息回収率を上げるために、金を貸し付けていないところから金を引っ張るようになります。オレオレ詐欺による振込金をヤミ金の回収金に紛れ込ませたのです。その結果、回収率が信じられないほど上がりました。
つまり、オレオレ詐欺は、ヤミ金の回収率アップの原動力としてヤミ金から自然発生したそうです。
システム詐欺のカラクリが分かって、とても勉強になりました。
映画「怪しい彼女」
頑固で口が悪い70歳の老女、マルスンは、息子夫婦と孫2人の5人暮らし。
マルスンがある日、「青春写真館」で写真を撮ると、20歳に若返ってしまいます。
彼女は若い頃に、自由に出来なかった事を楽しみ始め、ひょんなきっかけから孫のバンドでボーカルとして歌い始めます。
老女が若返るというプロットは珍しくありませんが、細かい設定が面白いです。コメディタッチながら、シリアスな場面では泣かせます。
主演のシム・ウンギョンの歌が本当に素晴らしく、聞き惚れてしまいました。彼女が時たまキレるのですが、どこかで見たことがあると思いましたが、サニーのナミ役でもキレ芸を披露していました。
笑えて泣けてホッとするする、よく出来た映画でした。
2014年10月27日月曜日
509.「ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~」三上 延
2014年10月26日日曜日
508.「テキサス親父の大正論: 韓国・中国の屁理屈なんて普通のアメリカ人の俺でも崩せるぜ!」 トニー・マラーノ
アメリカ人の立場から見た、中国と韓国の主張を論理的に論破しています。その論拠となる一時データは、米国政府のものなので客観性があります。
ここでも言われているのは、日韓基本条約のこと。
日本は韓国に、無償3億ドル、有償2億ドル、民間借款3億ドルの合計8億ドルを支払いました。
GHQ調査で52.5億ドルと見積もられた日本が創ったインフラも放棄しました。
そして、韓国は一切の請求権を放棄しています。そもそも韓国と戦争をしておらず、韓国は日本に併合されて一緒に戦ったのですから損害は生じていません。
この支払額は、韓国で損害を受けた人に分配されるべきものでしたが、朴正煕大統領は分配せず、社会インフラ整備のために、無断転用しました。これによってもたらされたのが、「漢江の奇跡」です。このことは韓国国民には知らされておりません。そのために、未だに韓国国民は日本は損害賠償をしていないと主張するのです。
朴槿恵は、「漢江の奇跡」の再来を期待されて大統領に当選しましたが、そんなものは起こるはずがありません。8億ドルもの融資をしてくれる国などないからです。そのため、日本に対して執拗に謝罪を求め、誠意の証としてのお金をたかっているのでしょうか。
2014年10月25日土曜日
507.「去年の冬、きみと別れ」 中村 文則
雄大は、姉の朱里とともに児童養護施設で育ちました。幼いころから写真に興味を持ち、それが高じて写真家になります。その被写体は、最初は姉、次に蝶、そして人形へと移り変わっていきます。人形は、鈴木という人形師によって造られたもので見た者の心を捉えてしまいます。
「僕」は、雄大がなぜ二人の女性を焼き殺したのか、そして、なぜ燃えゆく様を写真に収めなかったのかという謎から抜け出せなくなってしまい・・・
描写が精緻で情景が鮮明に思い浮かびます。著者特有の陰鬱な描写は変わりませんが、洗練されてきており、読み手に暗い印象を与えながらも、気持ちを沈み込ませ過ぎません。
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