2013年11月28日木曜日

180.「イノセントブルー 記憶の旅人」 神永 学

前世を見せることができる才谷梅太郎が現世で悩み苦しむ人達を救います。この名前を見ただけで、ピンと来た人はかなりの歴史通です。

「ソウルメイト」という言葉が出てきますが、これは、飯田史彦さんの著作に出てくる考え方です。つまり、人は何度も生まれ変わり、同じ人達と引き付け合うように共に人生を過ごし、役割を変えながら魂を成長させるというものです。

本書でも、前世を見せることで、現世の悩みは前世に果たせなかった願いであると気付かせたり、現世の悩みから逃げ出すことは前世と同じことの繰り返しだとわからせたりします。

そして、前世の運命に囚われることなく、現世では新しい道を切り開くことができるのだというメッセージが伝えられます。

2013年11月27日水曜日

179.「エリック・ホッファー自伝―構想された真実」 エリック ホッファー

「沖仲仕の哲学者」エリック・ホッファーの自伝にして最後の著作。

労働、読書、思索という最も平凡な行為を積み上げ
哲学という最も非凡な宝石にまで磨きあげました。

7歳で失明し、15歳で突然視力を回復したホッファーは、
再度の失明をおそれ、失明する前にと、朝から晩まで読書に耽ります。

幼少の時に言われた「お前の寿命は40歳まで」という予言を信じこみ、
28歳の時、仕事に失望し、「今死ぬも10年後に死ぬのも何が違うのか」
と服毒自殺を図ります。

その苦しみの中で、本当は生きようと望んでいる自分に気づき、
自殺するのをやめた後、労働者として生きるのではなく、
放浪者として生きる決意をします。

金持ちの農場主が自分の財産を失うことを恐れる姿を見て、
ホッファーは、「自分は安全。季節労働の仕事は必ずあるから。」
と話しました。
持たないゆえ失うことのない安心感、
不安定ゆえ次に移れる安定感といったところでしょうか。

死を予言された40歳から、サンフランシスコの港湾労働者となり、
労働と著作の日々を送ります。
毎日違う職場、違う上司のもとで単純労働しながら、
頭の中では、ずっと思索していました。

60歳で仕事をやめた後は、著作に専念し、80歳過ぎまで行きました。
お金や地位や安定に囚われず、読書に生き、周囲から尊敬されるように
なった姿を尊敬します。

2013年11月26日火曜日

178.「気絶するほど儲かる絶対法則」 石原 明

「物はなぜ売れるのか。それは、いい物だから売れるのでなく、
よさそうだから売れる。」
似ているようで異なっている考え方ですが、実際にそうだと思います。

「営業マンは、実はお客さんと会っていないときにどれくらい情報収集をしたり、
考えたりする時間がとれるかというので決まるのです。」
これは、弁理士にも共通することだと思います。
どれだけ勉強していて、お客さんと会った短い時間の中で
どれだけお客さんを感動させるかが、お客さんから信用を得て
更に仕事をいただけるポイントだと思います。

営業に関して世の中で常識と思われていることを否定し、
本当に効果が上がる方法や考え方を教えてくれる本です。

2013年11月25日月曜日

177.「歴史をつかむ技法」 山本 博文

ちょっとタイトルと合っていない感じがしました。

第1章において、「鎖国」や「幕府」という言葉は当時は使われておらず、後世の歴史家が分類の便宜上名付けたという話や、歴史小説はフィクションが多く、歴史学とは異なり鵜呑みにできないという話がこれまでの思い込みを正してくれます。

しかし、それ以外の部分では、天皇制の歴史などに多くのページが割かれ、本来のテーマである「歴史をつかむ」という技法には殆ど触れられていない
ように感じました。

歴史を俯瞰する方法を期待すると、それに応えるのは難しいが歴史の面白トピックスに触れるにはよい本です。



2013年11月22日金曜日

176.「「これでいい」と心から思える生き方」 野口嘉則

著者が目指す方向がデール・カーネギーやスティーブン・R・コヴィー
のような社会教育者の方へ向かってしまった感じがします。

しかし、本書ではカーネギーが最初に失敗したと語っているのと
同じ轍を踏んでしまっています。
それは、「他人の著書のいい部分を寄せ集めて本を書くこと」。

自らの実体験やフィールドワークから導かれた結論でなく、
他人の著書の引用を使って、自己の主張の根拠としています。
また、例も、A子さん、B郎さんなど具体的でなく、
実話か作り話かが判然としませんでした。

私の心には響かない一冊でした。

2013年11月21日木曜日

175.」ドミノ倒し」 貫井 徳郎

月影市という、全く実在しそうもない場所が舞台。
風景描写や人物描写が少ないためか、星新一の小説を思わせる文体です。

「元カレの殺人容疑を晴らして欲しい」という、亡くなった彼女の妹からの依頼
を引き受けた十村が、月影市でこれまでに起きたいくつもの殺人事件に
巻き込まれていきます。

著者のこれまでの文体と異なるので、新しい分野への挑戦ということでしょう。
ミステリー要素が薄いですが、ユーモア小説としてみれば、悪くないのかもしれません。

2013年11月20日水曜日

174.「インディペンデント・サラリーマン入門 資産1億円なんて簡単 」加藤 隆



入門ということだけあり、複業のメリットが語られています。

会社員でいることのメリット、退職することのデメリット、
独立することのリスクが副業の根拠として記載されています。
その反対のメリットデメリットが記載されていないので、
客観性に欠けるように感じました。

「資産1億円なんて簡単」と、資産の大きさをアピールする場合は、
大抵、不動産事業です。本書もその例に漏れません。
そのため、実際の利益がどれ位あるのかは、わかりません。

また、不動産業はあまり手間がかからないという論調ですが、
実際には、物件探し、資金調達、空き家対策、住居者クレーム等
やることが沢山あります。
本当に利益を挙げていくためには、片手間ではできないと思います。

本書には、具体的な複業のやり方は書かれていません。
「複業」という考え方もありますよという紹介の書です。



2013年11月19日火曜日

173.「たった5人集めれば契約が取れる!顧客獲得セミナー成功法―全国No.1営業マンが初公開! 」遠藤 晃

本書が提案する<新たなセールスプロセス>は、
「集客→セミナー→無料個別相談→有料個別相談→契約→紹介依頼」
というもの。

セミナーを核として、セールスシステムを構築しています。

セミナーの集客目標は、たったの5人。
その理由として、
1. セミナー中に信頼関係を築ける人数は限られている
2. 一時期に個別相談できる人数は限られている
3. 少人数だとビジネスを早く軌道に載せられる
からです。

セミナーといえば、集める人数が多ければ多いほど
見込み客が増えるからよいと思いがちですが、
しっかりとビジネスに繋げるためには、5人でも十分なんですね。

2013年11月18日月曜日

172.「経済学の3つの基本: 経済成長、バブル、競争」根井 雅弘

3つの基本として、経済成長、バブル、競争を取り上げ、
ケインズ、ガルブレイス、ミシャンなどの学説を紹介しています。

薄い本で読みやすいのですが、その反面、説明が簡略なため、
私にはよく理解できませんでした。

理解するためには、原典にあたる必要がありそうです。

2013年11月17日日曜日

171.「90日で商工会議所からよばれる講師になる方法 」東川 仁

「金なし」「資格なし」「経験なし」「人脈なし」だった著者が6年かけて編み出した「商工会議所によぼれる方法」です。

著者が強調するように、「セミナーを行うのは、顧客獲得のため」であり、そのためには、自主セミナー講師ではなく、「呼ばれて講師になるべきだ」そうです。

その内容は実践的で、実行することは決して簡単ではないですが、実行すれば、本当に商工会議所に呼ばれそうです。