フランス人ジャーナリストによる、日本性文化論。
外国人から見ると、日本のエロティクカルチャーは、独創的でバリエーションが非常に多いそうです。そして、ブルセラなどはとても奇異に写る。その根源を「羞恥」と「以心伝心」にあると分析しています。。
江戸時代までは、日本の銭湯は混浴で、お互いの裸に興味を持っていなかったそうです。これを見た西洋人は不快感を示しました。明治時代になって、政府は、関税不平等条約が解消されない原因は、西洋人が日本を文明国とみなしていないことと考え、国民が公衆で裸体になることを禁じました。これが逆に日本にのぞき見趣味を生み出してしまったそうです。
歌舞伎には女役者がいませんが、これは、1629年に幕府が禁止したためです。その結果、優男達が女役を演じるようになり、彼らはこれに伴い、子供の頃から身を売られ、春はひさいでいたそうです。後に若者が女役者を演じることも禁じられ、現在のようにお年を召された男性が女役を演じるようになりました。
日本の古代から現代に至る歴史や文化をくまなく調べあげ、文化、伝統の検知から日本の性風俗を分析、解析しています。日本人でありながら知らないことばかりでした。
ヤクザを殺して少年院に入った隆弘は、そこで精神的に屈服させられ出所します。報復を恐れたためにかつて自分が叩きのめした紫原の手下となり、渋谷で覚醒剤の売人となります。
隆弘は、高校生ながら高校生売春組織を束ねる栄治に巡り会います。栄治の空虚な毒に蝕まれた隆弘は一気に破滅への道を突き進んで行きます。
最後まで一気に読み進めました。
しかし、物語が単一で複層感がありません。出来事が一直線上に次々起こっていきます。
一つの街の暗闘をテーマにした「不夜城」、
サイコをテーマにした「悪の経典」、
少年院での精神崩壊を描いた「空白の叫び」、
と比べると、少し物足りなかったです。

「少食健康法」の本です。
一日一食か二食にすることにより、体重を減らし健康になるという方法です。
基本は、朝は人参・リンゴジュースや生姜紅茶、昼はそば、夜は自由に食べるというメニューです。昼のそばを抜くと一食になります。
お腹が空いたら、黒飴をなめたり、チョコレートを食べたりします。
私も朝食は食べませんが、体重が増加してきたので、一日一食に挑戦してみようと思います。

私は糖尿病ではありませんが、図書館でなぜか目につき手にとったところ、やけに気になる内容だったので読んでみました。
著者は糖尿病を再発した後、糖尿病に関する多くの本を読みあさり、糖尿病は遺伝ではなく、自分で治せる病気であると確信します。
「糖尿病の話」の152ページを開いてみると、糖尿病の発症にはいろいろあるが、そのうち最も多いのは肥りすぎである」と書かれていました。
続いて読み進めると、「この肥りすぎを解消するには、何をおいても体重の減量しかありません」とあり、
「体重を調整すると薬を用いなくてもそれだけで糖尿病はよくなります。」
とはっきり書いてあるじゃないですか。
そして、減量する意思を継続するためには、人から教わるのではなく、本を何度も読み直し、内容に納得して、自分の腹に落としこむことだと気付きます。
「誰かに教えてもろた」
ここですよ。やっぱり「教えてもろたではダメだと思います。それが自分を弱くしてしまうからです。
黙った本の読了です。解読です。自分自身で読み取りつかみとることです。
こうして著者は、食事のコントロールと運動により73Kgあった体重を46Kgまで落し、薬から脱却して糖尿病を治すことに成功したのです。
この食事と運動は、糖尿病のみならず様々な病気に効果があるものと思いました。
また、そういった方法に辿り着くために多読が有効であったことから、読書の有用性を更に確信しました。
カメラマンとしての情熱と執念に恐れ入りながらも、失禁した部分ではこらえきれずに笑ってしまいました。
カメラマンの仕事を知っているようで、実はあまり知りませんでした。
私のイメージでは、スタジオでモデルを撮影することや、戦場で戦闘を撮影することぐらいでした。
しかし、東京拘置所の麻原死刑囚を撮影するため、様々なスポットを探し、大型トラックまで借りて張り込んだり、三里塚闘争のまっただ中で機動隊に袋叩きにされた挙句、乗ってきた車を廃車にされたりと、想像できないほど過酷なものでした。
「乞食とカメラマンは3日やったらやめられない」と言われるそうですが、とてもあこぎで非常な世界でした。
架空の世界と現実の世界が存在し、架空の世界は個人の妄想ではなく、6人が共有している。
6人のうち5人は牢獄に繋がれ、1人だけが牢獄の鍵を持ち、自由に動き回れる。その中でヒントを探し、協力者を選んでそのゲーム空間から脱出するというのが主な筋。
架空の空間が存在する理由などは、全く明かされませんが、あまり違和感を持たないで楽しめました。6人が過去のトラウマと向き合い、それを乗り越えるというメインテーマと、トラウマによって引き起こされた哀しい愛の形が心に残ります。
本書はもともと、Amazonの電子書籍として個人出版されたものですが、非常に評判がよく、出版社から書籍化されました。筆者は他に仕事を持っているそうですが、これが初めての書籍とは思えないほどよくできています。
こうした電子書籍での個人出版により世に出るという形式は、これまで世に出る機会がなかった才能ある人に道を開く新しい機会となるものです。
紙版用に1995年のストーリーが書き起こされていますが、それが2013年のストーリーに希望を与える形で終わっているのがにくい構成でした。
647ページの超大作。昭和64年に起こった少女誘拐事件をもとに、その14年後の
D県警察内の暗闘を描いています。
登場人物一人一人の性格、経歴、悩み、希望がしっかりと書き込まれています。単一の事件を扱った内容ではなく、事件を中心に置いた複層的な人間ドラマです。
組織内の派閥争い、出世競争、夫婦関係、子供との葛藤など、人が生きていく上で遭遇する様々な欲望や悩みが、非常に現実的で自分の人生に引き寄せられて考えさせられました。
過去の誘拐事件事態も予想できない展開で話がすすみ、結末を迎えます。とても重厚で心に残る作品でした。
環境や他人が自分の人生を決めることはできない。自分の人生を決める権利は、すべて自分が持っている。
自分が楽をしようとすると、すべてのことが困ったことになる。自分が成長しようとすると、すべてのことがありがたいことになる。
自分の人生を輝かせることができるのは、自分だけである。自分を輝かせるために必要なものは、すでに自分が持っている。
自立型思考は、以下の5つに分けて考えることができます。
1.自己原因:根本的な原因を自分自身に見出す
2.自己依存:他に期待せず、自分自身に期待する
3.自己管理:自らの可能性を最大限に発揮する
4.自己評価:本物、一流を目指してとことんやる
5.他者支援:他人を信頼して支援する
夢を叶えるには、依存型思考ではなく、自立型思考となることだそうです。この本を読んでみると、どうも私は依存型思考が強いようです。
自立型思考になるためには、自分の発言を変えることだそうです。使う言葉を変えていきたいです。
(青色部分は、本書からの引用です)

自分が頑張れば頑張るほど、付き合っている男がダメになっていく。最初は、できる男、素敵な男がダメになっていく。「ダメ男製造機」。
ダメ男を作り出したのは主人公の女性。それは、彼女が子供の頃、お母さんの役に立ちたかったけど、できなかった、彼女の心のしこりが作り出したものと言い換えることができます。
結局は、自分が「役に立とうとしない」、「できる人にならない」ことがうまくいく方法ということでした。相手のことも「できなくてもいい」自分のことも「役に立たなくていい」。それでもちゃんと愛され、存在できるということをただ「信じて見守る」ということが解決への一番の近道だったのです。
自分の周囲の男を世話を焼き過ぎてダメ男にしてしまう女性は、その成長過程において、母親に対し、期待に応えよう、役に立とうと考えて成長しています。そうしないと、母親から愛されないと思い込み、それが男性との関係においても表出してしまいます。
これを打ち破るには、役に立たなくても、愛される存在になれると信じられることだそうです。
「輝天炎上」と同じ話が東城大学の田口先生の視点から描かれています。同じ話だけど面白い、いや、相手側の心理がわかってかえって面白いです。「アリアドネの弾丸」の話がよく出てくるので前もって読んでいると更に面白そうです。
この本自体、物語として完成していますが、「輝天炎上」への複線があらゆる所に張られています。
「アリアドネの弾丸」も読みたくなりました。