「万能鑑定士Q」と「探偵の探偵」といった2つの人気シリーズのコラボレーションです。
単なるスピンアウトかと思いきや、「探偵の探偵」でずっと隠されていた須磨と桐嶋の過去が明かされており、「探偵の探偵」のシリーズに「万能鑑定士Q」の主人公、凜田莉子がゲスト出演しているような印象です。
「万能鑑定士Q」シリーズは「人の死なないミステリ」として、幅広い情報と深い洞察力で面白いのですが、きけんにさらされることなく、少し物足りなさを感じていました。それが探偵の探偵との組み合わせで、相互の足りない部分が補完されているように感じました。
性善説の莉子と性悪説の玲奈。正反対の2人が交わることで、互いの考え方にも変化が生じます。どのような生き方がよりよく生きていけるのか、2巻が楽しみです。
本を1,000冊読みました。極端な変化はありませんが、人生が好転している気がします。もう少しブログを続けてみます。 知識が増えたので物の見方の切り口も増え、他人の意見が受け売りかどうか、何となく感づくようになりました。
2016年9月15日木曜日
2016年9月14日水曜日
1009.「日本が世界をリードする! 第4次産業革命 これから始まる仕事・社会・経済の大激変」 三橋貴明
人口減少がデフレの原因とする理論が一時もてはやされましたが、本書はそれを真っ向から否定するものです。
デフレの原因を名目GDPと潜在GDPの差、つまり、名目GDPが潜在GDPより少ない部分であるデフレギャップとしています。
それに対して、第三の矢である規制緩和、構造改革、福祉削減による小さな政府という緊縮財政を取ると、これらはインフレ対策であるため、デフレが悪化してしまいます。これが長期に亘る日本のデフレの原因です。
しかし、日本の最大の問題と思われていた少子高齢化による生産年齢人口の減少こそが日本を救う大きなチャンスであるというのです。
その理由は、生産年齢人口の減少により人手不足が起こり、完全雇用に近い状況になります。そして、雇用を維持するため賃金が上昇し福利厚生も充実していくのです。
それでも足りない労働力を技術開発による生産性向上により補うのですが、それに不可欠な技術力も幸いな事に日本には存在します。
これを妨げる要因が、外国人労働者の移民です。これが行われると本来上昇するはずだった賃金が上昇せず、日本人の雇用も増えず、技術革新の必要性も薄れてしまいます。さらには異民族間の不調和による社会不安も起こります。
難民は人道的な面からも受け入れるべきですが、経済移民を雇用対策として受け入れる必要はありません。そうすれば数年後には日本はデフレから脱却できていると思います。
デフレの原因を名目GDPと潜在GDPの差、つまり、名目GDPが潜在GDPより少ない部分であるデフレギャップとしています。
それに対して、第三の矢である規制緩和、構造改革、福祉削減による小さな政府という緊縮財政を取ると、これらはインフレ対策であるため、デフレが悪化してしまいます。これが長期に亘る日本のデフレの原因です。
しかし、日本の最大の問題と思われていた少子高齢化による生産年齢人口の減少こそが日本を救う大きなチャンスであるというのです。
その理由は、生産年齢人口の減少により人手不足が起こり、完全雇用に近い状況になります。そして、雇用を維持するため賃金が上昇し福利厚生も充実していくのです。
それでも足りない労働力を技術開発による生産性向上により補うのですが、それに不可欠な技術力も幸いな事に日本には存在します。
これを妨げる要因が、外国人労働者の移民です。これが行われると本来上昇するはずだった賃金が上昇せず、日本人の雇用も増えず、技術革新の必要性も薄れてしまいます。さらには異民族間の不調和による社会不安も起こります。
難民は人道的な面からも受け入れるべきですが、経済移民を雇用対策として受け入れる必要はありません。そうすれば数年後には日本はデフレから脱却できていると思います。
2016年9月13日火曜日
1008.「確率捜査官 御子柴岳人 ゲームマスター 」 神永 学 角川書店
メインキャラクターの基本的な構成は、心霊探偵八雲に似ています。
傲岸不遜なイケメン主人公、主人公にイジられる天然系の美少女、2人を取りまとめるベテラン。
その構成で、駆使する武器は、トリガー戦略、ゲームの木、支配戦略といったゲーム理論です。
少し人間関係を複雑にしたため、混乱が生じるきらいはありますが、よく練られたストーリーです。
論理で事件を解決するが、人を救えるのは感情であるということが訴えられているように感じました。
傲岸不遜なイケメン主人公、主人公にイジられる天然系の美少女、2人を取りまとめるベテラン。
その構成で、駆使する武器は、トリガー戦略、ゲームの木、支配戦略といったゲーム理論です。
少し人間関係を複雑にしたため、混乱が生じるきらいはありますが、よく練られたストーリーです。
論理で事件を解決するが、人を救えるのは感情であるということが訴えられているように感じました。
2016年9月12日月曜日
1007.「お金持ちが財布を開く前に必ずすること」 午堂 登紀雄
財布を開く前の視点の一つとして、
「それは投資か?それとも消費?」
という判断基準を持ちましょうという提案は、非常に面白く、かつ実用的です。
中でも面白かったのは、
「保険の加入は消費です。」
「お受験や大学進学は消費です。」
「資格取得は消費です。」
「お父さんの小遣は投資です。」
「海外旅行は投資です。」
などです。
理由は本書に譲るとして、その内容は明確で納得できるものでした。
著者が言うように、投資か、消費かは、読者の判断に委ねられるものですが、どちらか考える事自体に意味があると思います。
「それは投資か?それとも消費?」
という判断基準を持ちましょうという提案は、非常に面白く、かつ実用的です。
中でも面白かったのは、
「保険の加入は消費です。」
「お受験や大学進学は消費です。」
「資格取得は消費です。」
「お父さんの小遣は投資です。」
「海外旅行は投資です。」
などです。
理由は本書に譲るとして、その内容は明確で納得できるものでした。
著者が言うように、投資か、消費かは、読者の判断に委ねられるものですが、どちらか考える事自体に意味があると思います。
2016年9月9日金曜日
1006.「大丈夫だよ、すべてはうまくいっているからね。」 斎藤一人
いいお話なんですが、もう殆ど過去の書籍の内容の刷りなおしのようになっている気がします。
一般に悪いことと思われていることも見方を変えればいいことになるよというメッセージです。
売りである「納税日本一」も2004年までの話で、すでに12年前の話となってしまっています。
また、それだけの利益を上げられる原価率はどうなっているのでしょうか。卸を通さない、直販に近いネットワークビジネスで、お弟子さんをハブにして、こういった話で末端のメンバーのモチベーションを上げているようにも感じます。
同じ内容でも出版すれば売れるので出版社からの誘いが多いだけで、もう新しい話は出てこないのかもしれません。
初期の書籍の方が具体的内容で良かったような気がします。
一般に悪いことと思われていることも見方を変えればいいことになるよというメッセージです。
売りである「納税日本一」も2004年までの話で、すでに12年前の話となってしまっています。
また、それだけの利益を上げられる原価率はどうなっているのでしょうか。卸を通さない、直販に近いネットワークビジネスで、お弟子さんをハブにして、こういった話で末端のメンバーのモチベーションを上げているようにも感じます。
同じ内容でも出版すれば売れるので出版社からの誘いが多いだけで、もう新しい話は出てこないのかもしれません。
初期の書籍の方が具体的内容で良かったような気がします。
2016年9月8日木曜日
1005.「大放言」百田尚樹 新潮新書
とても面白く読め、「そう、そう」とうなずける話が満載です。
「自分を探すバカ」や「好きな仕事が見つからないバカ」は現代の世相を非常によく表しています。
また、24時間の「チャリティ番組」について、「チャリティだけど出演者は高額な出演料を得ているのだろうな」という私の疑問を解き明かす裏話など、「そりゃそうだろうな」と納得してしまいました。
マスコミが雑談のなかの一部分を切り取って曲解させる話(私は寝ていないんだ)とか、言っていないことを捏造する話(不倫は文化だ)など、マスコミの本質が伺えました。
2016年9月7日水曜日
1004.「「ゆうちょマネー」はどこへ消えたか: “格差”を生んだ郵政民営化の真実」 菊池英博 稲村公望 彩流社
新自由主義による郵貯解体を描いています。
米国は、レーガン大統領のレーガノミックス(=新自由主義)により双子の赤字に追いやられ、債務国に転落します。その国内資金として目をつけられたのが、日本の郵貯マネーでした。
国有企業である郵政公社を解体して、株式を購入して支配するために、米国はクリントン大統領の時に、年次改革要望書というものを送りつけて、これを勧告します。
自民党内の郵政族議員の力を削ごうとしていた小泉首相の思惑と一致し、郵政民営化キャンペーンが始まります。その主導者は、「竹中の動くところ必ず後ろにカネの話がある」(奥田碩氏)と言われた竹中平蔵氏。
竹中氏は米国のマーケティング会社を使い、日本のB層(IQが低く、構造改革に賛成する層)を狙い撃ちした宣伝で、まんまと自民党を大勝させたのでした。
その結果、一度参議院で否決とされた郵政民営化法案が、衆院で可決され郵政公社は解体・民営化され、ゆうちょマネーの投資先は株式から米国債へと舵を切られました。
これにより、国債を買うことで日本国内の公共投資に資金が供給され地方までが開発されるという流れから、米国債を買うことで資金が米国に流れ、米国の公共投資に使われるという流れに変わってしまうことを意味するそうです。
小泉政権当時、自分自身完全に印象操作され、なんとなく抵抗勢力というレッテルを鵜呑みにしてしまった自分は、完全にB層であったと思いました。
ブームの時に、反対意見にも冷静に目を向けるにはどうすれば良いのか、課題を与えてもらいました。
米国は、レーガン大統領のレーガノミックス(=新自由主義)により双子の赤字に追いやられ、債務国に転落します。その国内資金として目をつけられたのが、日本の郵貯マネーでした。
国有企業である郵政公社を解体して、株式を購入して支配するために、米国はクリントン大統領の時に、年次改革要望書というものを送りつけて、これを勧告します。
自民党内の郵政族議員の力を削ごうとしていた小泉首相の思惑と一致し、郵政民営化キャンペーンが始まります。その主導者は、「竹中の動くところ必ず後ろにカネの話がある」(奥田碩氏)と言われた竹中平蔵氏。
竹中氏は米国のマーケティング会社を使い、日本のB層(IQが低く、構造改革に賛成する層)を狙い撃ちした宣伝で、まんまと自民党を大勝させたのでした。
その結果、一度参議院で否決とされた郵政民営化法案が、衆院で可決され郵政公社は解体・民営化され、ゆうちょマネーの投資先は株式から米国債へと舵を切られました。
これにより、国債を買うことで日本国内の公共投資に資金が供給され地方までが開発されるという流れから、米国債を買うことで資金が米国に流れ、米国の公共投資に使われるという流れに変わってしまうことを意味するそうです。
小泉政権当時、自分自身完全に印象操作され、なんとなく抵抗勢力というレッテルを鵜呑みにしてしまった自分は、完全にB層であったと思いました。
ブームの時に、反対意見にも冷静に目を向けるにはどうすれば良いのか、課題を与えてもらいました。
2016年9月6日火曜日
1003.「ここでしか教えない!「稼げる」弁護士になる方法」 鳥飼 重和
稼げる士業になるためのヒントに富んだ、大変示唆深い本です。
まずは、「専門性」。当たり前のようですが、試験に合格すると専門分野についての勉強を怠ったりします。専門分野のセミナーに通うことを勧めていますが、お金を払っても行くべきです。
そして、勉強の領域を法律分野だけでなく、会計、経営など、とにかく興味、関心のある講座に何でも参加することです。それにより、手付かずの領域が見つかるかもしれません。
更に、勉強会に参加すること。名刺交換会などでは名刺が増えるだけで人脈となりずらいです。自分が見つけた手付かずの領域に関する勉強会に参加し、人脈を作ることで仕事の幅が広がっていくと思いました。
まずは、「専門性」。当たり前のようですが、試験に合格すると専門分野についての勉強を怠ったりします。専門分野のセミナーに通うことを勧めていますが、お金を払っても行くべきです。
そして、勉強の領域を法律分野だけでなく、会計、経営など、とにかく興味、関心のある講座に何でも参加することです。それにより、手付かずの領域が見つかるかもしれません。
更に、勉強会に参加すること。名刺交換会などでは名刺が増えるだけで人脈となりずらいです。自分が見つけた手付かずの領域に関する勉強会に参加し、人脈を作ることで仕事の幅が広がっていくと思いました。
2016年9月5日月曜日
1002.「プライベートフィクション (講談社ノベルス)」 真梨幸子
5つの短編集からなります。
タイトルが意味深いのですが、著者のプライベートも含まれているのでしょうか。
「いつまでも、仲良く。」は、女同士の横並び意識や嫉妬心がよく描かれていると感心しました。
表題作「プライベートフィクション」は、長編小説「みんな邪魔」の作者側から見た裏話です。
気軽に読めて、軽い毒気に当てられ、少し嫌な気分になれる本です。
タイトルが意味深いのですが、著者のプライベートも含まれているのでしょうか。
「いつまでも、仲良く。」は、女同士の横並び意識や嫉妬心がよく描かれていると感心しました。
表題作「プライベートフィクション」は、長編小説「みんな邪魔」の作者側から見た裏話です。
気軽に読めて、軽い毒気に当てられ、少し嫌な気分になれる本です。
2016年9月2日金曜日
1001.「やがて哀しき憲法九条―あなたの知らない憲法九条の話」加藤秀治郎 展転社
「平和憲法だけで平和が保障されるならついでに台風の襲来も憲法で禁止しておいた方がよかったかも知れない。」
これは哲学者で京都大学名誉教授であった田中 美知太郎さんの言葉だそうです。痛烈な皮肉です。
著者は、さらに
「たとえば、北朝鮮と境界を接している韓国に対し、『韓国も憲法9条を持ちなさい。それで円く収まります。』と言って、本当に聞いてもらえると考えているのでしょうか」
と問いかけます。
ニクソン大統領は、1953年に来日した際、
「もし非武装が1946年(制定の年)においてのみ正しく、1953年の現在、誤りだとするなら、なぜ合衆国はいさぎよくその誤りを認めないのでしょうか。私はこれから、公務についている者が果たさなければならぬ務めを一つ果たそうと思います。今日ただいまこの場所において、私は合衆国が1946年に過ちを犯したことを認めます。」
と詫たそうです。
このことは、日本では殆ど報じられていないのではないでしょうか。
これは哲学者で京都大学名誉教授であった田中 美知太郎さんの言葉だそうです。痛烈な皮肉です。
著者は、さらに
「たとえば、北朝鮮と境界を接している韓国に対し、『韓国も憲法9条を持ちなさい。それで円く収まります。』と言って、本当に聞いてもらえると考えているのでしょうか」
と問いかけます。
ニクソン大統領は、1953年に来日した際、
「もし非武装が1946年(制定の年)においてのみ正しく、1953年の現在、誤りだとするなら、なぜ合衆国はいさぎよくその誤りを認めないのでしょうか。私はこれから、公務についている者が果たさなければならぬ務めを一つ果たそうと思います。今日ただいまこの場所において、私は合衆国が1946年に過ちを犯したことを認めます。」
と詫たそうです。
このことは、日本では殆ど報じられていないのではないでしょうか。
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