2017年6月14日水曜日

1174.「読むだけでお金の増やし方が身につく 京都かけだし信金マンの事件簿」 菅井敏之

「読むだけでお金の増やし方が身につく」とのタイトルだったので、小説形式の自己啓発書かと思いましたが、全く違いました。

読んでもお金の増やし方は身につかないと思います。編集者が売上を狙ってつけたものと思われます。

この本は普通の経済小説です。信用金庫に入行して3年目の若手行員が銀行に入れなかったコンプレックスを抱きながら、MBAなどの知識ではなく、様々な人との出会いから仕事を学び成長していくという物語です。

ビジネス書の著者が小説に携わると、表現などがぎこちなくなりがちですが、本書はきちんとした小説の文章になっています。

2017年6月13日火曜日

1173.「忙しい人の TOEIC®テストとビジネス英語の同時学習法」 嬉野 克也

読み物としては面白く、真似したい部分もありますが、個人の体験談なので汎用性は不明です。

本書で薦められているBBCのウェブサイトは、すぐに読めて役立ちそうです。

著者は、簡単で薄い子供用の英語の本は面白くないので読みきれないそうです。その代わりに「7 Habits」(7つの習慣)を読んだとのことです。

難しくて長かったため、3ヶ月位かかったそうですが、興味ある内容なので読み終えることができたそうです。読み終えると長文に対する苦手意識もなくなり、TOEICにも有効だったようです。

2017年6月12日月曜日

1172.「心霊探偵八雲10 魂の道標」 神永 学

前作から5年も経過しているにも関わらず、書き下ろしということで根強い人気が伺えます。

八雲は赤い左眼を持ち、死者の魂を見ることが出来るという設定ですが、本作ではその能力が失われています。

そのため、自信を喪失していますがが能力がない分、周囲からの協力が得られてます。そして、洞察力、推理力、人間把握力が発揮され、人間の本質としての魅力が発揮されています。

霊が憑依して失踪した妹を探すという話ですが、読み応えがあります。

八雲に好意を持つ晴香の大学卒業が近いため、シリーズ完結も近そうです。何年後になるかわからない次回作ですが、楽しみです。

2017年6月9日金曜日

1171.「なぜあなたの予測は外れるのか――AIが起こすデータサイエンス革命」 小松 秀樹

心理学面から予測が外れる理由と解き明かす本かと思いまいしたが全く違います。

主に、スーパーやコンビニエンスストアの発注予測を取り上げ、これまでの人間による予測とAIによる予測を比較し、その相違を解説しています。

そういった意味で、AIによる予測を知る入門書のような感じです。

本書の内容を参考にして個人が予測の修正に使うというのは難しいですね。

2017年6月8日木曜日

1170.「どこかでベートーヴェン」中山 七里

映画化された「さよならドビュッシー」に始まる音楽ミステリーシリーズ。
本書は主人公である岬洋介の最初の事件です。

高校の音楽科で起きた殺人事件で、洋介は重要参考人として容疑をかけられます。警察が本腰を入れないなか、洋介自身が真犯人を探そうと奔走します。

ミステリーというメインテーマのサブテーマとして、生まれ持った「才能」が取り上げられています。生まれながらにして才能を持つ者と持たない者との決定的な差、持たない者の嫉妬、嫉み、妬み、憎しみ。

それらが一色となり濃度の濃いミステリーとなっています。

2017年6月7日水曜日

1169.「世界大乱で連鎖崩壊する中国 日米に迫る激変: EU分裂、テロ頻発、南シナ海紛争…」 宮崎 正弘

日本は「民泊」を無造作に増やそうとしていますが、ベルリンでは完全に禁止されたそうです。
理由は、テロリストの拠点となったり、不法移民の巣となったりしたためです。
そういったことも議論せず、日本は遅れているとして「民泊」を推進するのは、安全保障面で大きな脆弱性を抱えることになります。

また、金融市場については、市場情報が外国発信の情報に操作されているという指摘も的をエています。「機関投資家」の意見が取り上げられますが、機関投資家=ウォール街であるため、ウォール街の投資家が自分の意図にあった情報を流すと日本の投資家はまんまとその情報に動かされてしまいます。

アメリカは歴史が浅いので「中世」を経験していないゆえに武士道も騎士道も分からないという指摘も納得がいきました。だから、無礼で乱暴でマナーを知らず世界の常識に従いません。道徳心が欠落した中国人と気質が似ているとう渡部昇一氏の言葉はその通りだと思いました。

2017年6月6日火曜日

1168.「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」 西野 亮廣

自己啓発書と思って読み始めましたが、著者の考えを綴ったエッセーでした。

出だしから色々批判めいたことをいっているので、めんどくさいなと感じました。
しかし、読み進めると、その批判は様々な問題意識を持って思考しているから生じるものと分かります。
そして、著者自身が様々なビジネスを仕掛けて成功していることを知り、刺激を受け、勉強になりました。

著者は、そのネームバリューと事務所の力で一定の成功を収めているものと思っていましたが、自らがマーケティングを行い実行していることを知り、とても感心しました。

2017年6月5日月曜日

1167.「孔子を捨てた国――現代中国残酷物語」 福島香織

読むほどにメチャクチャな国と分かる中国。

そして、そこで育った人間は日本人とは根本的に全く違う考えや価値観を持ちます。
日本人は法律を守るのが当たり前ですが、中国人は法律を上手く破るのが賢いと思っているフシがあります。
そう理解すると、日本でのトラブルの理由もわかります。

文化大革命の時代には食人まで行われていたおそろしい民族。
警戒して付き合うのに越したことはないと思いました。



2017年6月2日金曜日

1166.「買わせる文章が「誰でも」「思い通り」に書ける101の法則」 山口 拓朗

特に奇をてらったことが書かれているわけではありません。

読み手に関心を持たせる文章の書き方に関するヒントが101個書かれています。

体系だった文章構成ではないので、どこからでも気に入ったテーマから読め、すぐに使えそうです。

実際に文章を書きながら、この本を傍らに置いて修正するという使い方が有効に思えました。

2017年6月1日木曜日

1165.「幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII」 岸見 一郎、 古賀 史健

ベストセラー「嫌われる勇気」の続編です。

前作でアドラー心理学に魅せられた青年が、哲人に教わったことを自分が担任するクラスで試したところ、学級崩壊してしまいました。
怒った青年は、哲人に文句を言いに行きますが・・・

前書がアドラー心理学の考え方を説明していたのに対し、本書はその内容の日常生活への落とし込みです。本来なら、より分かりやすくなるはずですが、かえって分からなくなってしまいました。

「叱らない」「ほめない」で「尊敬する」ことが核です。
「尊敬する」とは「ありのあまのその人を尊重すること」ですが、実践は難しいかな。。。