「さよならドビュッシー」の続編。
前作で副主人公だった岬洋介が今回も重要な副主人公。
ポーランドで開かれがショパンコンクールにおいて、
コンテスト、殺人事件、テロが交錯していく。
謎解き自体よりも、コンクールや、ポーランドの政情によって
物語に深みがでている。
前作で著者がコメントしていたように、著者自身はピアノを弾かない。
それなのに、非常に詳しく曲自体、演奏者の心理、コンクールの実情が描かれており、
ピアノを弾かない読者にもわかりやすい。
物語はコンクールの決勝と最終的なテロに向けて集約されていく。
そして、ポーランドから遠く離れたアフガニスタンでの誘拐事件が
物語に感動を添える。
ミステリー小説だが、それに留まらない人間ドラマでした。
本を1,000冊読みました。極端な変化はありませんが、人生が好転している気がします。もう少しブログを続けてみます。 知識が増えたので物の見方の切り口も増え、他人の意見が受け売りかどうか、何となく感づくようになりました。
2013年10月15日火曜日
2013年10月12日土曜日
147.「武士道 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ2)」 新渡戸稲造、 夏川賀央
とても平易な言葉で訳されているので、読みやすかったです。
武士道は一度読んでみたかったのですが、こういった訳や装丁がなければ読むことがなかったので、よい企画だと思います。
「武士道」は、武士道について説明する本だと思っていましたが、
実際には武士道が日本社会に及ぼした影響について論説した本です。
この本には沢山の欧米の古典が引用されていますが、
書かれた時代には翻訳本はなかったので、新渡戸さんは全て原文で読んで理解したのでしょう。
新渡戸さんの学識には目を見張るものがあります。
この書籍により外国からは日本人の精神のバックボーンが武士道であると
思われるようになりましたが、私は違和感を感じていました。
それは、当時の日本人の多くは農民で、武士は一部の特権階級と思っていたからです。
しかし、その一部の人間が日本社会のリーダーとなり日本を創り
日本人の社会制度に武士道を植え込んだのかもしれません。
武士がいなくなってから100年を超えて、その精神はすでに失われたようにも思われます。
それでもその社会の根底には武士道が残っており、武士道が残り香として日本人の間に
香っているのかもしれません。
武士道は一度読んでみたかったのですが、こういった訳や装丁がなければ読むことがなかったので、よい企画だと思います。
「武士道」は、武士道について説明する本だと思っていましたが、
実際には武士道が日本社会に及ぼした影響について論説した本です。
この本には沢山の欧米の古典が引用されていますが、
書かれた時代には翻訳本はなかったので、新渡戸さんは全て原文で読んで理解したのでしょう。
新渡戸さんの学識には目を見張るものがあります。
この書籍により外国からは日本人の精神のバックボーンが武士道であると
思われるようになりましたが、私は違和感を感じていました。
それは、当時の日本人の多くは農民で、武士は一部の特権階級と思っていたからです。
しかし、その一部の人間が日本社会のリーダーとなり日本を創り
日本人の社会制度に武士道を植え込んだのかもしれません。
武士がいなくなってから100年を超えて、その精神はすでに失われたようにも思われます。
それでもその社会の根底には武士道が残っており、武士道が残り香として日本人の間に
香っているのかもしれません。
2013年10月11日金曜日
映画「世界にひとつのプレイブック」
久しぶりにすごくいい映画を見ました。
パットは高校の歴史教師。
ある日早退して家に帰ると妻が同僚とシャワーを浴びながら不倫の真っ最中。
激怒したパットは同僚を半殺しにするが、職場を解雇され、
裁判所に接近禁止命令を出され、躁鬱病を発症して入院します。
ティファニーは、夫を事故で失ったショックから精神に異常をきたし、
女性を含む11人の職場全員と肉体関係を持った挙句、解雇され、
両親の家の離れで暮らしています。
パットは友人から義理の妹のティファニーを紹介され精神病の薬の話で意気投合。
ティファニーはパットと関係を持つことを望むが、
パットは元妻のストーカーとなっており、全く取り合わない。
ティファニーは、パットの元妻にパットの手紙を渡すという条件で
ダンスの大会にペアとして参加することを提案するが・・・。
パットとティファニーのキレっぷりが素晴らしい。
あんなにされたら家族もたまらないと思う。
しかし、その錯乱状態が後半の美しいストーリーを際立たせている。
とても、心がほのぼのとし、見てよかったと思える映画でした。
パットは高校の歴史教師。
ある日早退して家に帰ると妻が同僚とシャワーを浴びながら不倫の真っ最中。
激怒したパットは同僚を半殺しにするが、職場を解雇され、
裁判所に接近禁止命令を出され、躁鬱病を発症して入院します。
ティファニーは、夫を事故で失ったショックから精神に異常をきたし、
女性を含む11人の職場全員と肉体関係を持った挙句、解雇され、
両親の家の離れで暮らしています。
パットは友人から義理の妹のティファニーを紹介され精神病の薬の話で意気投合。
ティファニーはパットと関係を持つことを望むが、
パットは元妻のストーカーとなっており、全く取り合わない。
ティファニーは、パットの元妻にパットの手紙を渡すという条件で
ダンスの大会にペアとして参加することを提案するが・・・。
パットとティファニーのキレっぷりが素晴らしい。
あんなにされたら家族もたまらないと思う。
しかし、その錯乱状態が後半の美しいストーリーを際立たせている。
とても、心がほのぼのとし、見てよかったと思える映画でした。
146.「起業家・個人事業主のための 絶対に選ばれる! 「ビジネス・プロフィール」のつくり方」 福田 剛大
前著「仕事が取れるすごい名刺交換5つの鉄則」を読んで
自分の名刺を創り変えました。
それなりに面白いものができて、渡した相手からの評判も上々です。
しかし、前著の名刺例を参考に作ったのですが何かが足りない。
さらにブラッシュアップしたいと思っていた時に本書が発刊されました。
ワークショップやテンプレート、参考例などもあり、
非常に分かりやすく、実践的な内容になっています。
さっそく、名刺やパーソナルホームページのプロフィールを
ブラッシュアップしようと思います。
自分の名刺を創り変えました。
それなりに面白いものができて、渡した相手からの評判も上々です。
しかし、前著の名刺例を参考に作ったのですが何かが足りない。
さらにブラッシュアップしたいと思っていた時に本書が発刊されました。
ワークショップやテンプレート、参考例などもあり、
非常に分かりやすく、実践的な内容になっています。
さっそく、名刺やパーソナルホームページのプロフィールを
ブラッシュアップしようと思います。
2013年10月10日木曜日
145.「図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫) 」有川 浩
こういった小説は割りと短時間で読めるのですが、予想以上に時間がかかりました。
でも、決して辛いものではなく、楽しかったです。
時代はほぼ現代ですが、違う点は架空の法律「メディア良化法」と「図書館法」があることです。
そのため、図書隊と良化特務機関が武装化し闘うことになります。本を守るために死者も出ます。
こんな法律は荒唐無稽に思われますが、執筆のきっかけは
作者が2004年11月頃「図書館の自由に関する宣言」を読んだことだそうです。あながち全くありえない話でもないです。
作者の有川 浩という名前から男性をイメージしていましたが女性です。そのため、主人公笠原郁の心理描写は女性ならではのものです。
文庫版の巻末にショートストーリーがありますが、
こちらも堂上、笠原がとても可愛らしく描かれています。
2013年10月9日水曜日
144.「1993年の女子プロレス」柳澤 健
私が子供の頃はマッハ文朱は既にタレントとなっており、ビューティー・ペアが全盛でした。
1985年からのクラッシュ・ギャルズの全盛時代は大学生であり、何となくは知っていましたが
試合を見たことはありませんでした。
女子プロレスの黎明期は、マッハ文朱が切り開きました。その後、ビューティー・ペアが女子プロレスを「闘う宝塚」というコンセプトで人気が全国的に火が付きます。
ビューティー・ペアに憧れた女の子達が全女に入門し、その後の隆盛を支える人材が育ちます。
そして、体格的に恵まれない「天才プロデューサー」長与千種が女子プロレスに男子プロレスのテイスト「打撃、関節技、スープレックス」を取り入れ、女子プロを最盛期へと導きます。
しかし、女子プロは1989年にピークを迎えたもののクラッシュ・ギャルズの引退後は衰退の一歩を辿ります。
そこを何とか立て直したのは、ブル中野とアジャ・コングの「危険なプロレス」です。
「裏拳、危険な角度のスープレックス、4メートルギロチンダイブ」により、観客は熱狂します。
その裏で観客の構成が女子中高生から男性へと移り変わっていったのです。
このことが、女子プロレスの更なる過激化と、ピーク時には2,000人もいた入門希望者の激減へとつながります。
そして女子プロレスは、全女の単一開催試合の採算が悪化し、他団体への団体戦へと傾倒します。
そして、ついには「北斗晶対神鳥忍」の一戦後、衰退していきます。
殆ど知らなかった女子プロレスの世界ですが、その歴史、実態がわかり、面白かったです。
2013年10月7日月曜日
初めて能を鑑賞しました。
初めて能を鑑賞しました。
場所は渋谷の観世能楽堂です。
東急百貨店の裏の坂道を少し登ったところにあります。
今、売却されてしまうのではないかと話題になっている所です。
「五世梅若吉日之丞三回忌追善 東京猶諷会」という会に参加しました。
能楽堂内は思ったより広く、静かで快適です。
9時45分開演だったので、すぐに能が始まるのかと思いましたが、
番外仕舞→素謡→独吟→舞囃子→素謡と進み、
能は12時40分ころに行われました。
演目は、「船弁慶」です。
西国に下る義経を追ってきた静御前を弁慶が説得して帰らせるという前半と、航海中に船で暴れる平知盛の亡霊を弁慶が成仏させるという後半
から成ります。
正直なところ、セリフの意味は殆どわかりませんでした。
しかし、優美な身のこなし、独特でよく通る言い回し、華麗な衣装など
日本の伝統文化に触れることができ、大変魅了されました。
143.「生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」西原 理恵子 (著)
身も蓋もない回答だけど、キレイ事じゃない分、実際役に立ちます。
漫画家を目指す娘に悩む母親対する回答が参考になりました。
「期限はきちんと決めてあげた方がいい。
『20歳まで。これぐらいのお金しかだせないよ』と。
それでも本当にやりたいなら、あとは自分でアルバイトでも何でもして
続けるでしょう。
若い時の貧乏ってわりと平気だから。
仕送りなんて少なめでいい。
親たカネやっちゃうといつまで経っても、独り立ちできないから。」
「アルバイトはさせた方がいい。
お金をもらって、他人に怒ってもらえるという経験は貴重です。
私もアルバイトでいろんな経験させてもらったのが財産になったいる。」
なかなか、子供には厳しいこと、特にお金の無心を断ることは言いづらい。
でも、お金をあまり与えず、アルバイトでお金を稼ぐ経験をせさることが
本人の人生にとって良いことだと思えました。
漫画家を目指す娘に悩む母親対する回答が参考になりました。
「期限はきちんと決めてあげた方がいい。
『20歳まで。これぐらいのお金しかだせないよ』と。
それでも本当にやりたいなら、あとは自分でアルバイトでも何でもして
続けるでしょう。
若い時の貧乏ってわりと平気だから。
仕送りなんて少なめでいい。
親たカネやっちゃうといつまで経っても、独り立ちできないから。」
「アルバイトはさせた方がいい。
お金をもらって、他人に怒ってもらえるという経験は貴重です。
私もアルバイトでいろんな経験させてもらったのが財産になったいる。」
なかなか、子供には厳しいこと、特にお金の無心を断ることは言いづらい。
でも、お金をあまり与えず、アルバイトでお金を稼ぐ経験をせさることが
本人の人生にとって良いことだと思えました。
2013年10月5日土曜日
142.「BPD(=境界性パーソナリティ障害)をもつ子どもの親へのアドバイス―両親が自分や家族を義性にすることなくBPDを持つ子を援助するために」 ランディ・クリーガー
「境界性人格障害=BPD」の続編
実際にBPDの子供がよく起こす問題と、その対処法が分かりやすく書かれています。
「多くの人とやり取りし、いくつもの課題を同時にこなしていかなければならない仕事は、
彼には向かないでしょう。」
「動きの速い大企業のストレスには対応できなくても、小規模の親密な職場でなら
うまくやっていけるかもしれません。」
といったアドバイスが実に的確です。
実際にBPDの子供がよく起こす問題と、その対処法が分かりやすく書かれています。
「多くの人とやり取りし、いくつもの課題を同時にこなしていかなければならない仕事は、
彼には向かないでしょう。」
「動きの速い大企業のストレスには対応できなくても、小規模の親密な職場でなら
うまくやっていけるかもしれません。」
といったアドバイスが実に的確です。
2013年10月4日金曜日
141.「人造人間キカイダー The Novel 」松岡 圭祐
震災後の日本にキカイダーが蘇った!
テレビ番組の小説化の多くは、失礼ながらあまり著名ではない作家の手により
番組の設定がそのまま投影された番組のダイジェスト版となります。
しかし、本作は「催眠」「千里眼」というベストセラーを持つ松岡圭祐氏が、これまで培った心理学、格闘術、兵器、及び科学の知識により元来、荒唐無稽であったキカイダーをリアルに描き出すこに成功しています。
コードネームが「キカイダー」(機械だ。)であった理由、キカイダーが青と赤の2色でならなかった理由、
良心回路の構成要件、が納得できるように語られています。
よくぞ、松岡氏にキカイダーを書かせるという企画を思いつき、交錯したであろう著作権を整理し、すでに自分のステータスを持つ稀代のストーリテラーである松岡氏に引き受けてもらうといった難題を解決できたと思います。
2014年に映画化ということなので、楽しみです。
テレビ番組の小説化の多くは、失礼ながらあまり著名ではない作家の手により
番組の設定がそのまま投影された番組のダイジェスト版となります。
しかし、本作は「催眠」「千里眼」というベストセラーを持つ松岡圭祐氏が、これまで培った心理学、格闘術、兵器、及び科学の知識により元来、荒唐無稽であったキカイダーをリアルに描き出すこに成功しています。
コードネームが「キカイダー」(機械だ。)であった理由、キカイダーが青と赤の2色でならなかった理由、
良心回路の構成要件、が納得できるように語られています。
よくぞ、松岡氏にキカイダーを書かせるという企画を思いつき、交錯したであろう著作権を整理し、すでに自分のステータスを持つ稀代のストーリテラーである松岡氏に引き受けてもらうといった難題を解決できたと思います。
2014年に映画化ということなので、楽しみです。
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