著者は、はイギリスの学者、植民政策学、植民地統治研究の専門家、シカゴ大学委員、王立地理学会特別会員です。
日韓併合後の1923年に本書を表しました。客観的な日韓併合の状況が描かれています。
本書を読むと、日韓併合が、韓国の植民地化ではなかったこと、韓国の経済水準が急激に上昇したこと、日本政府が善政を敷いていたこと、多額の日本の資金を惜しみなく投入したこと、朝鮮人の感情に非常に配慮していたことがわかります。
500年に亘る李氏朝鮮の全近代的な国家体制で苦しんでいた国民が、開放され豊になっていく姿が描かれています。
著者は言います。
「私が到った結論というのは次の通りである。今日の朝鮮は李氏王朝時代とは比べ物にならないくらい良く統治されており、また他の多くの独立国と比較してもその統治は優れている。
すなわち、これまで私が尋ね歩いたイギリス、アメリカ、フランス、オランダ、ポルトガル領のいずれの植民地も良く統治されていたが、その多くの植民地よりも、(日本の朝鮮統治は)政府の行政手腕のみならず、民衆の文化的経済的発展においても優れているのである。」
「朝鮮の場合、日本にとって脅威となった原因は2つある。
第1には過去数世紀に亘る失敗である。内政改革を通して独立を維持するに足りる冨と力を持ち国家としての体裁を整えようとする希望など断念するほど追い詰められた状況だった。
第2の原因は、第1の原因の結果として生じたものだが、ロシアや清が力や策略によって朝鮮半島を占領し、日本の国家防衛にとって許しがたい戦略的状況を作り出してしまう可能性があったことだ。」
感情的には、日本に併合されたということが不愉快かもしれませんが、併合により朝鮮が李氏朝鮮時代よりも豊かになったことは明らかです。
本を1,000冊読みました。極端な変化はありませんが、人生が好転している気がします。もう少しブログを続けてみます。 知識が増えたので物の見方の切り口も増え、他人の意見が受け売りかどうか、何となく感づくようになりました。
2016年7月29日金曜日
977.「「民意」の嘘 日本人は真実を知らされているか」 櫻井よしこ、 花田紀凱
マスコミは、自分の主張に都合が悪いことは書かず、都合のいいことばかり書くと感じました。
憲法学者は、国民の生命や国際情勢を考慮に入れず、憲法の文字面だけを見て意見を言っているようです。
そして、その思考様式の源流は、東大教授であった宮澤俊義氏の教えによるものだそうです。宮澤氏は、GHQの圧力を受けて転向したとも言われています。
その教えが東大で脈々と受け継がれ、今も主流となっています。
さらに、レッドパージによる左派の要職独占と、WGIPによる左派教育がマスコミを色濃く支配しているように思いました。
「民意」と主張する時は、マスコミが自作自演しているという説明はとても納得でき、物事の新しい見方を得ました。
憲法学者は、国民の生命や国際情勢を考慮に入れず、憲法の文字面だけを見て意見を言っているようです。
そして、その思考様式の源流は、東大教授であった宮澤俊義氏の教えによるものだそうです。宮澤氏は、GHQの圧力を受けて転向したとも言われています。
その教えが東大で脈々と受け継がれ、今も主流となっています。
さらに、レッドパージによる左派の要職独占と、WGIPによる左派教育がマスコミを色濃く支配しているように思いました。
「民意」と主張する時は、マスコミが自作自演しているという説明はとても納得でき、物事の新しい見方を得ました。
2016年7月28日木曜日
976.「ポイズンドーター・ホーリーマザー」 湊 かなえ
6つの短編からなります。
最後の「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」だけが連作です。
どこか壊れている人達の被害者妄想が不信感となり、強い思い込みが事件を引き起こします。
加害者の心理と周囲の加害者への見方が描かれ、人の物の見方がとても興味深いです。
加害者の自意識と他者からの評価のギャップが悲劇を生んでいます。
最後の「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」だけが連作です。
どこか壊れている人達の被害者妄想が不信感となり、強い思い込みが事件を引き起こします。
加害者の心理と周囲の加害者への見方が描かれ、人の物の見方がとても興味深いです。
加害者の自意識と他者からの評価のギャップが悲劇を生んでいます。
2016年7月27日水曜日
975.「新・地政学 - 「第三次世界大戦」を読み解く (中公新書ラクレ)」 山内 昌之、 佐藤 優
「新・地政学」とのタイトルですが、地政学の話はあまりなかったように感じました。
主には国際政治、ナショナリズム、歴史について語られています。
なぜ、こういうタイトルになったのでしょうか。
少し期待はずれでした。
国際政治の話は、興味深く、勉強になりました。
主には国際政治、ナショナリズム、歴史について語られています。
なぜ、こういうタイトルになったのでしょうか。
少し期待はずれでした。
国際政治の話は、興味深く、勉強になりました。
2016年7月26日火曜日
974.「強運を味方につける49の言葉 (PHP文庫)」 本田 健
ありきたりのポジティブ・フレーズ集かと思いきや、実際に運が良くなりそうな行動も書かれています。
『「感謝できる人」に運は集まる。』という言葉を読むと、
「そりゃ、そうだろうな」としか感じません。
しかし、著者がメンターから言われた
「受けた恩を忘れないというだけで、ある程度の成功はできる。また、感謝することは、能力が低くてもできることなのだから、どれほどやっても損はないのだ」
という文章が合わさると、非常に納得感が高まります。
49の言葉に対して、他人の著書の引用ではなく、著者の体験や考えが書かれており、とても実感が湧く内容となっています。
『「感謝できる人」に運は集まる。』という言葉を読むと、
「そりゃ、そうだろうな」としか感じません。
しかし、著者がメンターから言われた
「受けた恩を忘れないというだけで、ある程度の成功はできる。また、感謝することは、能力が低くてもできることなのだから、どれほどやっても損はないのだ」
という文章が合わさると、非常に納得感が高まります。
49の言葉に対して、他人の著書の引用ではなく、著者の体験や考えが書かれており、とても実感が湧く内容となっています。
2016年7月25日月曜日
973.「15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと」 正田 圭
著者は、「金持ち父さん貧乏父さん」をたまたま読んで、起業に憧れるようになりました。
15歳のとき、給食の包装材が100円で回収されることに目をつけ、これを集めて品薄にして回収費を200円に釣り上げたところで、一気に返却して30万円の利益を得たことからビジネスを始めます。
そして、お金持ちの同級生の父親から、1000万円を借りて株式投資を行い、150万円の利息を付けて返済し、300万円の元手を作ったのでした。
なかなか中学生でできることではありませんね。
ビジネスにのめり込み、失敗と成功、失望と自惚れを繰り返し、経営者としての腕を上げていきます。起業の様子を臨場感を持って、体感することができます。
失敗繰り返さないための3箇条や、経営能力を高める勉強法など、非常に勉強になる内容に富んでいます。
15歳のとき、給食の包装材が100円で回収されることに目をつけ、これを集めて品薄にして回収費を200円に釣り上げたところで、一気に返却して30万円の利益を得たことからビジネスを始めます。
そして、お金持ちの同級生の父親から、1000万円を借りて株式投資を行い、150万円の利息を付けて返済し、300万円の元手を作ったのでした。
なかなか中学生でできることではありませんね。
ビジネスにのめり込み、失敗と成功、失望と自惚れを繰り返し、経営者としての腕を上げていきます。起業の様子を臨場感を持って、体感することができます。
失敗繰り返さないための3箇条や、経営能力を高める勉強法など、非常に勉強になる内容に富んでいます。
2016年7月22日金曜日
972.「話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる」 野口悠紀雄
スマホに音声入力し、それをテキストデータ化して文章を作成する方法を教えてくれます。
スマホの無料アプリによって、無料でこの機能を使えるそうです。
本書は、音声入力の有用性とメモを取ることの有用性を紹介しています。
ただ、メモの有用性の記載が殆どで、読んでいるとそれを音声入力の有用性のように誤認してしまいます。
音声入力が紙に書くことより優れていることは、紙とペンを取り出す手間の省略と、紙から電子データへの文字起こしの省略です。
ただ、実際には文字認識の精度が今一歩なので、かなり修正が必要なようです。
スマホの無料アプリによって、無料でこの機能を使えるそうです。
本書は、音声入力の有用性とメモを取ることの有用性を紹介しています。
ただ、メモの有用性の記載が殆どで、読んでいるとそれを音声入力の有用性のように誤認してしまいます。
音声入力が紙に書くことより優れていることは、紙とペンを取り出す手間の省略と、紙から電子データへの文字起こしの省略です。
ただ、実際には文字認識の精度が今一歩なので、かなり修正が必要なようです。
2016年7月21日木曜日
971.「何者 (新潮文庫)」 朝井 リョウ
大学生の就活を描いた小説です。現代の就活は、自分の頃と違い、とても大変なんだなと感じました。
就活に備え、海外留学、資格取得、インターン、ボランティアに励む。でも、本当はそんなことがやりたかったわけではなく、単に就活に有利だから。
だから、いくら一生懸命にやっても自分ではない、仮面だけが作られていき、面接ではその仮面を次々付け替える。
でも、本当の自分には、やりたくないことをする覚悟や、自分が思っているより社会からの自分の評価が低いことに向き合う覚悟がない。
「何者」とは、現実の自分とは違う理想の自分。そう簡単に「何者」になれない自分は、他人の内定を貶めたり、面接での失敗を笑ったりする。
しかし、自分は一歩離れて傷つかない位置に逃げ込み、本当の自分を曝け出さないまま、応募企業だけが増えていく。
就活という大きな関門が、親から保護されていた自分から、自立していく自分への転換点になるように思いました。
就活に備え、海外留学、資格取得、インターン、ボランティアに励む。でも、本当はそんなことがやりたかったわけではなく、単に就活に有利だから。
だから、いくら一生懸命にやっても自分ではない、仮面だけが作られていき、面接ではその仮面を次々付け替える。
でも、本当の自分には、やりたくないことをする覚悟や、自分が思っているより社会からの自分の評価が低いことに向き合う覚悟がない。
「何者」とは、現実の自分とは違う理想の自分。そう簡単に「何者」になれない自分は、他人の内定を貶めたり、面接での失敗を笑ったりする。
しかし、自分は一歩離れて傷つかない位置に逃げ込み、本当の自分を曝け出さないまま、応募企業だけが増えていく。
就活という大きな関門が、親から保護されていた自分から、自立していく自分への転換点になるように思いました。
2016年7月20日水曜日
970.「世界史で学べ! 地政学」 茂木 誠
世界史で起きた出来事を地理の観点で解き明かす地政学の入門書です。
現在の世界中の紛争の原因を歴史から遡り、その時になぜそうなったのかを地形などから解説します。
現在の世界中の紛争の火種がよく分かりました。
「そうだったのか」と納得できます。
ただ、国家の起こりや国家間の争いが非常に多いため、何度も読み返す必要がありそうです。
現在の世界中の紛争の原因を歴史から遡り、その時になぜそうなったのかを地形などから解説します。
現在の世界中の紛争の火種がよく分かりました。
「そうだったのか」と納得できます。
ただ、国家の起こりや国家間の争いが非常に多いため、何度も読み返す必要がありそうです。
2016年7月19日火曜日
969.「水鏡推理 (講談社文庫)」 松岡 圭祐
松岡圭祐氏による、また新しいシリーズです。
今回の主人公は、文部科学省の一般職。武器は、「判断推理」と「数的推理」。私はこれらの用語を始めて知りました。またまた、目の付け所が素晴らしいです。
研究費の不正入手にまつわる手口を見抜くという、非常にマニアックなテーマです。それでも堅苦しくなく、とても楽しく読めます。
また、文部科学省内の総合職と一般職の差別体制が本当だとすると、とても忌まわしい組織風土だと思いました。
今回の主人公は、文部科学省の一般職。武器は、「判断推理」と「数的推理」。私はこれらの用語を始めて知りました。またまた、目の付け所が素晴らしいです。
研究費の不正入手にまつわる手口を見抜くという、非常にマニアックなテーマです。それでも堅苦しくなく、とても楽しく読めます。
また、文部科学省内の総合職と一般職の差別体制が本当だとすると、とても忌まわしい組織風土だと思いました。
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