2014年8月8日金曜日

432.「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」 カレン・フェラン

とても面白かったです。
私自身、かつて信じていた、「競争戦略」「選択と集中」「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント」などが、実は殆ど効果が無いということが分かりました。

説明しやすく、納得させやすいために広く普及したということでしょうか。

「なぜビジネス書は間違うのか」という本で、「ビジョナリー・カンパニー」という本で紹介されていた企業の殆どが10年後には輝きを失っていたことが指摘されていました。

コンサルタントは、クライアントの従業員を「資産」として扱い、監視、評価、標準化、最適化して、職場から人間性を奪い、不幸に陥れると思いました。

コンサルティング会社を入れると、書類ばかり残り、従業員の考える力を奪ってしまい、経営戦略は企業買収しか考えられなくそうです。

R社は、創業者が去った後、M社のコンサルティングを受けていたという噂がありました。その時期から社内が急速に殺伐としていった気がします。今、R社は株式公開の予定ですが、その目的は企業買収の資金だそうです。考える力は健在でしょうか。