2016年12月19日月曜日

1066.「「カエルの楽園」が地獄と化す日」 百田尚樹、 石平

読むと憂鬱になる警告の書です。「カエルの楽園」を読んだ石平さんと、著者の百田さんが出版後の中国情勢を語っています。

中国は、さすがに尖閣に上陸しないだろうと思っているうちに、竹島の二の舞いになる。

中国は、沖縄を占領しないだろうと思っているうちに、北方領土の二の舞いになる。

中国は、悪くない、日本が刺激したからだ、米軍は出て行け、憲法9条を守れと叫んでいるうちに、チベット・ウイグルの二の舞いになる。

そんな悪夢が現実化しそうです。

日本を危機に陥れるのは、マスコミ、反日日本人、左翼政党といった日本人自身です。

「中国人は良い人たちで、日本侵略なんて酷いことはしない」と思っていますが、虐殺の歴史を持ち、国内で生存できなくなっても、良い人たちでいられるのでしょうか。

中国の周辺国で、侵略した時に最も利益が得られ、かつ反撃の手段を封じられている国は、日本です。国防についてもっと深刻に考えるべきと思いました。