2022年5月31日火曜日

1548.「[新版]日本国紀〈上〉」 百田 尚樹

とっつきにくい国史が分かりやすく読めます。

継体天皇が5代遡って譲位されたことから、王朝交代があったのではないという話は興味深いです。

また、白河上皇が孫の鳥羽天皇の后に崇徳天皇を産ませたことが、保元の乱の真因であることにとても驚きました。

2022年5月30日月曜日

1547(E11).「Freedom」 Margaret Atwood

エッセイであり、思想書的な要素もあるので、英文は追えても、内容は理解しにくかったです。

正直なところ、あまり楽しめる内容ではありませんでした。

2022年5月27日金曜日

1546.「永田町中国代理人」 長尾 たかし

日本自動車部品工業会や経済同友会は、国益、国防、国民の生命より売上の方が大事なようです。

公明党が政権の獅子甲冑の虫であり、最大の反日勢力に思えます。

外務省にも中国の味方が多いとのこと。

どうやって日本を中国の侵略から守っていけるのでしょうか。

2022年5月26日木曜日

1545.「元彼の遺言状」 新川帆立

気軽に読めて面白かったです。

このミステリーがすごいの大賞作ですが、それ程の驚きの内容でもありません。

内容が現実離れし過ぎているからでしょう。

2022年5月25日水曜日

1544.「LIFE SHIFT2: 100年時代の行動戦略 アンドリュー・スコット , リンダ・グラットン」

前作とはあまり変わらない内容で、前作ほどのインパクトがありません。

「先進国は少子高齢化が進み、年金では支えきれない。」

「単純作業はAIに取って代わられ、知識労働しか残らない。」

「これまでの定年を超えて、70歳まで働かなくてはならないが、その為には新しいスキルを身につけるための学習が必要。」

「でも、仕事を続けることは健康によく、寿命も伸びるので、そんなに悪くない。」

以上のような内容です。働けなくなるまでは働きましょう!

2022年5月24日火曜日

1543.「プーチンとロシア人」 木村 汎

ロシアの国土は広いが、平原と森しかない。そのため、過酷な自然環境から逃れ、自由気ままき過ごすため、南に侵略する。このロシア人気質が、ウクライナ侵攻や北方領土侵略を表しています。

ロシア人の気質は、

・長いものには巻かれろ。

・力は正義なり。

・国内政治より外交。

・強い被害者意識。

・政府と国民は無関係。政治に無関心で、侵略に罪悪感がない。

そして、プーチンの狙いは、G7、NATO、EUの弱体化と、ウクライナ、ジョージアといった緩衝地帯の確保です。

ウクライナの東部を取ったら、次はそこを守るバッファーゾーンを取りに来ます。

ロシアにとっての国境は戦争によって決まるので、北方領土は交渉では戻らないと思います。

2022年5月16日月曜日

1542.「medium 霊媒探偵城塚翡翠」 相沢沙呼

霊能力で犯人を特定するという論理が薄い推理小説と、天然キャラ美女とのライトノベルをかけ合わせた中途半端な小説という印象で読み進めましたが、とんでもない。

最後にすべての風景が一変する様な見事な構成でした。

素晴らしい出来で、流石「第20回本格ミステリ大賞受賞」と思いました。

2022年5月11日水曜日

1541.「経済学者はなぜ嘘をつくのか」 青木 泰樹

経済学とは、現実経済に全く役立たない机上の空論であることがわかりました。

それを高度な学問のように見せかけて経済政策に関与させています。しかも、経済学者は、官庁か企業の紐付きであるため、その主張はポジショントークです。

しかし、全く役立たないもので経済政策を立案すると、却って経済を悪化させてしまいます。

何とも馬鹿げた話です。

2022年5月10日火曜日

1540.「習近平の核攻撃~全面核戦争への序曲」 日高義樹

アメリカの軍事力は、ロシアも中国も圧倒しているとのことですが、本当なのでしょうか。

そして、プーチンも習近平もノイローゼになっていて、いつ核攻撃を行ってもおかしくないという内容です。

核戦争になった時には、今の日本には全く備えがないと思います。

2022年5月9日月曜日

1539.「テスカトリポカ」 佐藤 究

500ページという長編であることを感じさせず、一気に読み終えました。

生贄を求める邪教がその時代の信者にとっては、非常に合理的な生活の知恵であったということが体感できました。

貧困は暴力と結びつき、その世界で弱い者は強い者の餌食になるという不条理を見せつけられました。