2016年12月16日金曜日

1065.「知の進化論 百科全書・グーグル・人工知能」 野口悠紀雄

知識について、古代から、聖書⇒百科事典⇒インターネットと秘匿から公開への歴史を紐解いています。

その中で、知識を秘匿することで権力を握っていた社会から、知識を公開することで利益を得るようになった社会の変遷を解説しています。

つまり、知識の習得の歴史と、知識を在に変える方法の考察です。

著者の博識さや情報収集能力に、いつもながら舌を巻きます。

実用書というより、知識の歴史という観点の読み物として面白いものでした。