ガリラヤのナザレの新興宗教教祖であるイエスの生涯。
処女から生まれたわけではなく、3人の賢者に祝福されたわけでもなく、貧しい大工の子として多く兄弟と共に生まれました。
自らも大工として働きながら説教し、その分かりやすい教えで信者を増やしたが、生前はそれほどまで大きな集団ではありませんでした。
イエスはユダヤ教の生贄や祭司を憎み、激しく非難する破壊者でした。
そして、その活動はパレスチナに限られ、ローマやギリシアでは全く知られていませんでした。
一人の人間としてのイエスが弟子たちの脚色なく描かれ、非常に興味深い本でした。