資産を蓄え巨富を持って死ぬより、いろいろな経験にお金を使い、資産ゼロで死ぬ方が幸せと説きます。
お金を使うのは年を取ってからではなく、若いときの方がいい。年を取ってからではやれないことが多くなるからだと。
この主張はとても耳触りがよいです。しかし、これができるのは、既にかなりの資産を稼いだ人と、自分が死ぬ時をはっきりわかっている人ではないでしょうか。
お金を貯めこむことに夢中で節約することは望みませんが、やりたいことをそこそこやって、少しは蓄えを持って人生を終えたいお思いました。
著者も言うように、「ゼロ」で死ぬことは不可能ですが、目標とすることで人生を充実させることはできるかもしれません。
「人生で一番大切なことは思い出を作ることだ。」という主張には一理あるように感じました。