「人は、うまくいかないことで試されたり、うまくいくことで試されたりする」
人は、ものごとがうまくいかないときに、あきらめずに努力を続けられるか、本気でやれるかどうかを試されます。また、それとは逆にうまくいっているときにも、本気でやっているか、勝って兜の緒を締められるかどうかを試されているのです。
自分の体験を振り返っても、その通りだと思います。
弁理士試験になかなか受からなくて苦しかった時は、弁理士になりたいという決意の強さを試されていたのだと思っていました。
また、逆に営業マンの頃、MVPを取ったりすると有頂天になり、周囲の人に傲慢になったり、将来に向けて新しい手を打たずに過ごしたりしました。
失意泰然、得意淡然ともいいますが、落ち込んでいるときでも普段通りに、うまくいっているときにも淡々としていたいものです。
いろいろな気付きが与えられて物の見方が変わったり、今、とても気にしていることが、実は大したことではないと思わせてくれる本です。
(青字部分は、本書からの引用です)