2013年12月6日金曜日

188.「輝天炎上」 海堂 尊

「螺鈿迷宮」の続編。
他の方の書評を読むと、「螺鈿迷宮」を読んでおくのは勿論のこと、「ケルベロスの肖像」も読んでいた方が更に楽しめそうです。

前半は、天馬と冷泉のやりとりがライトノベルのような雰囲気でラブコメを読んでいるような感じになります。
中盤から桜宮家の復讐劇が始まり、事態が一転緊迫してきます。

後半はその中盤の出来事を裏から見たような作りになっており、結末に向けてテンポよく話が展開していきます。

結末ははっきりと書かれていませんが、明るさを感じさせる終わり方で読後感がいいです。