2014年9月6日土曜日

461.「論争と「詭弁」―レトリックのための弁明」香西 秀信

ローマ帝国時代の哲学書を元に詭弁を分析しています。

その内容は、修辞学校での議論です。ある論点を元に議論を重ねていくのですが、次第に論点が現実離れした結果、職業訓練の域を超えて、現実の法廷では役に立たない内容になってしまったそうです。

「データ」とは、ある判断を主張するための証拠となる事実をいう。
「理由づけ」とは、データと判断の橋渡しをするもので、そのデータからその判断を結論づけるのを説明するものだ。
この「データ」と「理由づけ」を合わせて、「根拠」と呼ぶ。

この定義が非常に納得がいくものでした。