針山小学校3年1組は、マキを頂点にカーストが敷かれていました。彼女の機嫌を損なうと、下の階層に落とされてしまいます。男子生徒も何も言えず、クラスの女王のような存在でした。
4年生になった時、東京からエリカが転校してきます。マキの下で虐げられていた不満分子がエリカの側につき、4年1組は2人の女王の派閥に分かれました。
そうして、主導権争いが始まり、お互いに醜い足の引っ張り合いとなり、争いが徐々に激しさを増していきます。
ある日、ささいな事件が起こりますがそれが勢力の均衡を崩してしまいます。その結果ついに悲劇が起こります。
全編にわたり、読者を引っ掛けるトリックが仕掛けられており、読んでいて錯覚が生じます。子供の心理や集団の動きなどがよく描かれています。
3部構成でそれぞれ以外な展開があり、それらが重なって謎解きとなっています。最後まで一気に読める作品でした。