2014年11月6日木曜日

515.「ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ 」三上 延

テーマとなる古書の内容と本編がうまくリンクしています。話の設定にも無理がないので素直に読めます。

本にまつわる謎解きだけだったら、毒のない児童文学ですが、短篇集を貫く本流に失踪した母親の謎があるため、大人でも楽しめるミステリーになっています。

今回の古書は、「たんぽぽ娘」「チェブラーシュカとなかまたち」「春と修羅」です。

「たんぽぽ娘」は読んでみたいと思いました。
「チェブラーシュカとなかまたち」は、しのぶの心情や母の本心をよく表しています。
宮沢賢治の逸話はとても面白く、勉強になりました。