2015年10月29日木曜日

751.「口説きの教典──カリスマナンパ師“ミステリー”の恋愛メソッド」ミステリー

著者のミステリーは、カリスマナンパ師。ナンパ術の伝授をビジネスとしているそうです。

本書はそのミステリーメソッドの経典です。非常に詳細にそのメソッドを説明しています。その習得への努力は、いざというときにも自身を持って使える強力な社交スキルを身につけるという長期的な目標を掲げて実践するそうです。

そのためには、週4日、毎晩4時間はゲームに出掛けて、1時間に平均3回アプローチするそうです。まるで飛び込み営業みたいです。

そして、現場で使えるルーティーン集(「つかみ」のセリフなど)を用意し、実践します。一晩に12回以上アプローチすれば、わずか二晩で自然なルーティーンが完成し、週ベースで新しいルーティーンを追加していけば、あらゆるパターンのセリフが口をついて出るようになります。

「ナンパというゲームの一番素晴らしいところは、そのプロセスで自分自身を理解できるところ。現場で障害を取り除く努力をするうちに、自分の職業、懐具合など、人生のあらゆる障害の克服だって、さほど難しくないことがわかってくる。」
と著者は云います。

なるほど、そう言われれば、確かに単なるナンパではなく、人生を生き抜くためのメソッドのような気にもなってきます。

だけど、一日4時間週4日のナンパは、学生か定職がない人でないと無理でしょう。