領空侵犯した航空機を追っていた国産戦闘機TF-Xが低速飛行中に突如墜落します。パイロットはベテランで天候も問題がありませんでした。
半年後に領空侵犯した航空機を追ったいたTF-Xが、今度は燃料切れで墜落します。燃料がまだ残っていると表示されていたにもかかわらず。
この2つの事故に疑問を抱いた、TF-X製造会社の社員である定本は、自己原因の調査に乗り出します。そして、自己の裏には国産戦闘機受注にまつわる秘められた争いがありました。
登場人物の発言や行動に不自然な点が多いものの、自衛隊の戦闘機開発にまつわる様々なエピソードが織り交ぜられ、勉強になりながら楽しめました。