本書の著者は、ラッキーピエロの社長である王さんです。
ハンバーガーは、すでにいくつものチェーン店がしのぎを削っていますが、低価格・広範囲にせず、高価格・狭域路線で、原価率をあげて、地域の材料を使い、独特な商品を作り、地域社会に貢献することで、根強いファンを作っています。
また、団員となりリピートすることで、地位が上がっていくという仕組みもあり、新商品の試食などの特典もあります。
最初の商品も、中華料理店を経営していた王社長が考えた、「チャイニーズチキンバーガー」って、ハンバーガーじゃないじゃんと思うのですが、とても人気があるようです。なぜか、カレーライスも売っています。
お店の作りも1店ずつ異なるようで、今や函館の観光名物となっているそうです。
中小企業の戦略策定のヒントが豊富に含まれていると思います。