2016年5月16日月曜日

923.「ぼくは明日、昨日のきみとデートする 」 七月 隆文

タイトルの意味を知ったとき、その設定の面白さが分かりました。

これからも当然、続いていくと思っていたことが、実は最後であったことがとてもせつないと感じました。

前半は、ちょと不思議なラブ・ストーリー。でも、話がうますぎると感じました。しかし、その”うますぎる”に鍵がありました。

物語の設定がわかり、感情が移入されると、どんどんせつなさが増していきます。

読み終わった後、もう一度読み返してみたいと思う本です。