著者のピョートルさんとは、経営コンサルタントの石原先生の勉強会でお会いしました。ソ連崩壊後のポーランドの急変について非常に流暢な日本語で会話し、大変驚かされました。
本書は非常に実用的な書で、多くの人が取り入れることができ、効果を感じられるヒントが満載です。
私はマッキンゼー流のロジックツリーやロジカルシンキング、MBA講座のSWOT分析などのフレームワークが、ビジネスを作っていくのに本当に使えるのか、疑問に思っていました。コンサルティング会社のセールスツールではないかと疑っていました。
著者は、これらをコンサルティング会社のアカウンタビリティ(説明責任)を果たすための開発ツールであり、ベンチャーの立ち上げには使えないと断定します。つまり、説得材料であり言い訳ですね。非常に腑に落ちました。
さらに、パーティーでの人脈形成のための立ち振舞、大学院に通わない勉強方法、名刺交換した人との人脈形成術など、ずっと考えていたテーマに有益なヒントを得ることができました。