「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」に続く、カミーユ・ヴェルーヴェン警部3部作の完結編です。
カミーユの恋人のアンヌが偶然目撃した強盗犯に命を狙われる3日間を描きます。
アンヌが宝石強盗に巻き込まれ、重傷を追います。顔を見られた強盗犯はアンヌの口を塞ごうと執拗に付け回します。
なぜ犯人にアンヌの逃亡先が分かってしまうのか?
強盗事件に隠された本当の狙いは?
途中まで強盗事件と見えていた出来事が、後半、全く違う様相を見せていきます。
読了後に、また、最初から読み返して伏線を確認したくなる秀作です。