「やればやっただけ、売れば売っただけ、来期には更なる上乗せの目標が与えられる。
ずぶずぶと、次第に身動きの取れない状態にはまっていく。
営業職が蟻地獄といわれる所以だ。」
デパートの外商をテーマにした話ですが、営業の表現としてはまさにその通りだと感じました。
自分が営業の仕事をしていたときもまさにそうでした。非常に的確に表現していると感心しました。
本書のなかでも「借金取りの王子」が秀逸でした。
消費者金融に働く支店長の話ですが、主人公の彼女のけなげさに泣きそうになりました。
このシリーズは、様々な職種の裏面が見れるので、
就職活動中の学生にはとても参考になると思います。