2013年10月24日木曜日

154.「「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー」高橋 秀実

「開成高校野球部だから論理的に戦略を立てて科学的に練習をして
試合に勝っているのだろう」
そんな想像は全くはずれていました。

練習は毎週木曜日のみで試験前には1ヶ月近く練習できない。
守備が下手なのは伝統。
ピッチャーは、安定して投げられればよい。

そんな状況でどうやって勝つのか。

それは、必要十分なことしかしないこと。
守備は自分の取れる範囲をカバーすれば良いのでそれ以上は練習しない。
練習の殆どをバッティングに当てる。
試合では、1イニングで10点取ることを狙い、大量得点で相手の意欲を削ぐ。

この戦略(?)で勝てるのかと疑問が湧くが、結構勝ち進み
強豪をあと一歩で倒すところまで行ったりする。

弱者が自らの弱みを捨て、強みに特化することで、
十分勝つことができるという、ビジネスやライフプランにも示唆を与える本。