2013年10月23日水曜日

韓国映画「南へ走れ (South Bound)」

駐日韓国文化院のコリアンシネマウィーク2013で、
「南へ走れ (South Bound)」という映画を見てきました。

元学生運動家で映画監督のヘガプは、殆ど働かず
今だに国家に対して反抗し、数々のトラブルを起こしている。
妻も運動家であったため、ヘガプを支持しているが、3人の子供には父が理解できない。

そんな時、生まれ故郷の島で暮らしている弟が不当な手段で実家がある土地を手に入れ、金儲けを企む政治家を脅迫して逮捕される。
ヘガプは、お金がないこともあり都会での暮らしを捨てて、島へ帰る。

ヘガプは、島では都会での生活が嘘のように働き者になる。逞しい姿を見せる父に子供たちも尊敬の目を向ける。そして、悪徳政治家との戦いであるクライマックスへ一気になだれ込む。

なかなか面白い話だなと思っていたら、
原作は日本の
「サウス・バウンド」奥田 英朗 (著) 
という小説でした。

私はこの小説を知らなかったのですが、日本の小説を原作に使った韓国映画は多いように思います。
そして、風土や心情が近いからか、非常によくマッチし、韓国の話として違和感なく作られています。