2013年12月30日月曜日

209.「北天の馬たち」貫井 徳郎

前作「ドミノ倒し」とは異なり、実在の場所で風景もしっかり描かれているので、物語にリアリティさがあります。

Episode1,2は凡庸なストーリーで話に抜けが見えますが、それはEpisode3への伏線で、3に入ってから物語が別の様相を呈してきます。

全体として、貫井徳郎らしくはまとまっているものの、期待の八掛けといったところでしょうか。

飛び抜けて素晴らしいわけではありませんが、最後まで楽しめることができます。