2014年4月20日日曜日

321.「凶悪―ある死刑囚の告発」 「新潮45」編集部

映画では、3件の殺人事件しか描かれていませんが、実際には12件の殺人計画がありました。まさに、事実は小説よりも奇なりです。

映画で、リリー・フランキーさんが演じた”先生”は、凡庸な風采の中に狂気をはらんでいましたが、写真の”先生”は、本当にごく普通のオジサンです。そのオジサンが、死の錬金術をあやつり、人の死をお金に変えていく姿は背筋も凍る思いです。