2015年2月24日火曜日

584.「葬式は、要らない」 島田 裕巳

なかなかよくわからない葬式。
普段は殆ど考えないし、準備も全くしていません。

しかし、家族が亡くなると急に必要に迫られ、殆ど自分で考えることもなく、葬祭業者に任せっきりになります。

そして、請求書を受け取っても、明細内容はわからず、実際にやっていない項目が含まれていたりします。

本書は、日本の非常に高額な葬式の内容や歴史を解き明かしてくれます。

2007年の調査では、葬儀費用の全国平均は231万円です。
アメリカは44万4000円、イギリスは12万3000円、ドイツは19万8000円、韓国は37万3000円でした。
日本だけ飛び抜けて高いです。

その内訳は、
葬儀一式費用が142万3000円、
飲食接待費用が40万1000円、
お布施・心付けが54万9000円、
です。

しかし、葬式は法的な義務でないため、やらなくても罰せられません。
白洲次郎さんの遺言は、「一、葬式不要 一、戒名不用」であり、その葬儀は親族が集まって酒盛りをしただけだってそうです。

私も葬式不要、戒名不要で逝きたいと思いました。