自分が箱というイメージの中に入り込み、自己正当化イメージを抱くと、悪いのは自分ではなく、相手だということになります。
この箱に入るキッカケとなるのは、自分自身を裏切ること、すなわち、自分がしてあげるべきと思ったことをしなかったことだそうです。
例えば、食後に食器を洗わなかった、朝にゴミ出しをしなかったときなど、自分は忙しいとかつかれているとか自分を正当化します。そして、悪いのは時間があるように見える妻だと思うのです。
しかし、悪いのは相手ではなく、自分の態度が相手の反応を生み出しているということのようです。
箱から抜け出す方法を、キッカケである自己欺瞞を止めることとしていないところが、現実的に思えました。具体的な方法は書かれていないように思えましたが、自分が箱に入っていることを認識し、自己正当化イメージで相手を傷つけたと後悔することで、自然と箱の外にいることになるというように理解しました。