2015年6月16日火曜日

658.「1年後の毎日が変わる! あなたの夢を叶える「100年日記」」コボリジュンコ

日記というより手帳に近いです。そのコンセプトは、有名な7つの習慣のフランクリン・プランナーと同じです。

1ページに複数年の同一日の枠を作り、そこに記載するというもの。複数年を記述するので、綴じられたノートは使えず、ルーズリーフかエクセルになります。それにしても、「100年」というのは客引き用の誇大広告のようですね。

100年日記は、マンスリーシートとライフシートからなります。
マンスリーシートは、特定日のメインイベント、フォーカス、達成できたこと、日々の記録を書きます。
ライフシートは、月ごとのメインイベント、フォーカス、達成できたことを書きます。
既に、面倒くさいことが感じられるのではないでしょうか。

これらのシートを複数年に亘り使用します。
単に、他人が既に公表した手帳術と、既に売られている10年日記を組み合わせたにすぎない内容です。

目標を立ててそれに向けた行動計画を作るのが好きな人には向いています。
目標を立てず目の前の事に集中して偶発性に運命を委ねる人には向いていないかもしれません。

これだけの作業を毎日やるのは結構負担です。著者も数行でよいとか、書かない日があってもいいとか言っていますが、やがてやらなくなってしまうような気がします。

著者が熱く語っている内容ですが、そこに記載された達成した主なことが、10キロマラソン完走なので、この方法をやってみようというところまでモチベーションが上がりませんでした。

手帳や日記を使っていない人には、動機付けになるかもしれません。