2016年2月5日金曜日

844.「殺人鬼フジコの衝動」 真梨幸子

400ページの長編ですが、長いと感じること無く一気に読めました。

両親と妹を惨殺され、一人だけ生き残った11歳の少女フジコ。
彼女がいかにして殺人を繰り返し、殺人鬼として成長していったかが描かれます。

始めは、偶然の殺人から後に意図的な殺人へと変化していく。

果たしてフジコが殺人鬼となっていったのは、偶然なのか、それとも必然なのか。

作品全体を構成する、大きなトリックに予想が大きく覆されます。

そして、最後の1ページに秘められた衝撃とは・・・