2016年2月4日木曜日

843.「二代目になると、自分で決めて生まれてきました」 小澤勝也

著者は折り箱メーカーの二代目社長です。
26歳で父親の会社に入社し、専務として経営を担当しました。戦う姿勢で周囲に対峙したことが災いし、社内で孤立し、売上がピーク時の半分となり、倒産の危機に瀕します。

そこで、社員全員にそれまでの対応を詫び、助けを求めて、愛の姿勢に転換してから、業績が回復し始めます。

今では、現場は社員に任せ、自分は勉強と講演のために全国を飛び回っているそうです。

著者の考え方は斎藤一人さんに似ており、「そうだよね。わかるよ。」や天国言葉など、一人さんの教えが文中の随所に見られます。

書かれている内容は素晴らしいですが、なかなか実践するのは難しそうです。著者も一夜にしてこうなれたのではなく、少しずつ自分を変えていったのではないでしょうか。

会社は株主のものではなく、そこで働く従業員のものという考え方は、日本的で成功する秘訣かもしれません。