2016年2月8日月曜日

847.「会社に勤めながら資産をつくる「不動産投資」入門」 志村 義明

不動産投資について、不足なく説明されている好著です。

入門とありますが、すでに投資用不動産を保有している人にも参考になると思います。

著者が最悪の投資と考えているのが、「新築ワンルームマンション」です。利回りが低く、価格が高いからです。その原因は、物件価格の3~4割がデベロッパーや販社の利益となっているからです。

そして、さらに悪いのが、家賃保証との組合せ。新築のときは苦労せず入居者が見つかるのに保証会社に手数料を払う。数年立って入居者が入りにくくなると家賃を引き下げられるからです。

正にその通りで、私はこの組合せで大失敗しました。

購入時に「近くにT社の工場があるから入居者に困らない」との話は、T社工場の撤退で単なる田舎にあるワンルームマンションとなり、資産価値も大幅減でした。
家賃保証契約を一方的に解約され、客付けに大苦戦。

著者が勧めるのは、中古RCマンション投資で、なかなか勉強になりました。