2016年2月14日日曜日

853.「なぜISIS(イスラム国)は平気で人を殺せるのか ~“アメリカの無策”と“サウジ・イラン代理戦争”の代償~」 ベンジャミン・ホール

ISISの統治下は、原始時代に最新兵器と現代のインフラが持ち込まれた最悪の環境です。

時代が完全に逆行し、古代社会の規範のなかで暮らしています。法も良心も政治もありません。

食うこと、殺すこと、奪うこと、犯すことという本能のみが行動原理です。

異教徒は奴隷とされ、女性は当然のごとく犯されます。

それらの行為を正当化するためにイスラム教が持ちだされますが、都合のいいように解釈し、本来の教義を曲解しています。

スンニ派とシーア派の宗教戦争のように捉えられていますが、本当はサウジアラビアとイランの戦争であり、シリアのアサド大統領が混乱に拍車をかけています。

ISIS内で子供たちが洗脳教育を受けており、一刻も早くISISの支配を終わらせないと、教育を受けた世代が増加し、中東以外に拡散して争いが拡大するおそれがあります。