8歳で同級生の兄から性的いたずらを受け、
11歳でストーリーキングに会い、
14歳で40代の小児性愛者に強姦され、処女を失います。
そして、15歳で初めて援助交際をし、風俗の世界に入りました。
大変悲惨な生い立ちです。しかし、著者は風俗の世界に入ったことでこのトラウマから開放されたといいます。
多くの好きでもない男性と関係を持つことで、一つのシミは薄まるかもしれません。ただ、それがつらい記憶からの解放なのか、悲劇に無感覚になったのか、分かりませんでした。
文章が論文調で著者の頭の良さが分かる反面、自分の生き方に対する反動も感じられました。
色々と考える事の多い本でした。