2016年4月21日木曜日

910.「「地政学」は殺傷力のある武器である。兵頭二十八

期待していた内容と異なりました。

地政学の考え方を教え、過去と現在の紛争に当てはめ、争いが起こる理由や争いの防ぎ方を解説して、将来を予測する内容を期待していました。

しかし、本書は、第一次世界大戦を中心に、それ以前から地政学がどのようにして起こり、どう発達していったかを解説しています。

国と国との対立を概観するのではなく、それぞれの戦闘が起きた理由や勝敗のポイントが詳述されています。

どうして殺傷力のある武器なのかは、私の勉強不足のため、最後までよく分かりませんでした。

地政学というよりは、戦争に関する世界史の本のように感じました。