1976年に小中学生を中心に一大ブームを巻き起こした少女漫画「青い瞳のジャンヌ」。ところが、突然ショッキングな内容が掲載され、連載終了となってしまいます。
その後も、ファンの集まりは細々と継続しますが、ファンクラブの中枢に「青い六人組」が君臨するようになるとファンクラブが再度盛り上がりを見せます。
しかし、その「青い六人組」のメンバーも、DV、介護、詐欺、嫉妬、不快感、繰り返される悪夢により、次々と不審な死を遂げていき・・・
「青い六人組」のハンドルネームが読者の混乱を引き起こすのですが、それもトリックの一つのようです。
熱狂的なファンの世界の気持ち悪さと、中高年の性欲の醜さが後を引く小説です。